総合診療・家庭医療 薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛:medication overuse headache:MOH) 薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、medication overuse headache:MOH)・薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、MOH)とは、鎮痛薬を頻繁に摂取することで発生する頭痛である。・典型的には、片頭痛や緊張型頭痛... 2025.02.19 総合診療・家庭医療脳神経系
総合診療・家庭医療 問診のOPQRST O:Onset(発症様式)「何をしている時に痛くなりましたか?」と聞くとよい→「突然発症」「急性発症」の鑑別に有用① sudden(突発)→鑑別には造影CTが必要・ある一瞬を境に痛みが最強になったもの「痛みは一瞬でピークになりましたか?それ... 2019.04.11 2025.02.18 総合診療・家庭医療診察・検査
リハビリテーション 疼痛(分類、侵害受容性、感覚神経) 痛みの原因による分類・痛みは、大きく「侵害受容性疼痛」と「神経因性疼痛」の2つに分類される。・加えて「心理社会的疼痛」もあると言われている。1)侵害受容性疼痛・いわゆる急性の痛み・末梢の侵害受容器が,熱や機械刺激によって活性化されて生じる痛... 2021.08.25 2025.02.18 リハビリテーション
呼吸器 ニューモシスチス肺炎 疾患・Pneumocystis jiroveciiを病原体とする・細胞性免疫低下で発症する日和見感染症・AIDS、悪性リンパ腫や急性白血病などでリンパ球を減少させる治療中の患者、造血幹細胞移植を含む臓器移植後で免疫抑制薬使用中、膠原病に対す... 2023.04.08 2025.02.18 呼吸器感染
皮膚科 白癬症(足白癬、爪白癬) 「白癬」の定義・「白癬」は皮膚糸状菌という真菌の一種によって起こる主に皮膚表面の感染症をいう。・「白癬」と「皮膚糸状菌症」はほぼ同義語として使われてる。・皮膚糸状菌は皮膚の表面の角質(ケラチン)を分解できる性質を持つ。白癬の病型・代表的なも... 2023.11.29 2025.02.17 皮膚科
産業医・労働衛生コンサルタント 管理区域(放射線管理区域) 管理区域(放射線管理区域)管理区域とは・「管理区域(放射線管理区域)」とは、自然放射線レベルを超えて電離放射線にさらされる可能性があり、放射線障害防止のため、関係者以外の立ち入りを制限し、かつ作業者の被ばく管理を適正に行うことを目的とした区... 2025.01.23 2025.02.16 産業医・労働衛生コンサルタント
消化器 急性下痢(感染性腸炎の鑑別と治療) 急性と慢性の違い・下痢の期間が4週間未満のものを「急性下痢」、4週間以上を「慢性下痢」とする。(2~4週間を「持続性」ということもある)・急性下痢の原因は感染によるものが大半を占める・4週間以上続く場合を「慢性下痢」とする。慢性下痢の原因は... 2019.03.13 2025.02.14 感染消化器
脳神経系 パーキンソン病(症状、治療) 疾患・中脳黒質緻密質のドパミン神経細胞内にレビー小体が形成され、神経細胞が脱落変性する・神経細胞に過剰に発現した「αシヌクレイン」が凝集・蓄積し、神経変性や細胞死を引き起こすことで発症する・ドパミン放出が障害されるが、後シナプスのドパミン受... 2019.03.28 2025.02.13 脳神経系
救急 虫垂炎 症状・虫垂炎の症状出現順位は必ず『腹痛→嘔吐の順』(感度100%、特異度64%)(Abdominal Pain→Emesis(嘔吐))なので、AP(P)Eと記憶する)・腹痛の後の食欲低下・心窩部、臍周囲部痛から右下腹部への移動(感度 64%... 2019.03.12 2025.02.12 救急消化器
消化器 潰瘍性大腸炎 概要・潰瘍性大腸炎は、主として粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸のびまん性非特異性炎症である。・医科学国際組織委員(CIOMS)では「主として粘膜と粘膜下層を侵す、大腸特に直腸の特発性、非特異炎症性疾患。30歳以下の成人に多い... 2023.04.27 2025.02.12 消化器
産業医・労働衛生コンサルタント 「職業性疾病」と「作業関連疾患」の違い 「職業性疾病」と「作業関連疾患」の違い職業性疾病・「職業性疾病」とは、医学用語で「業務上疾病」とも呼ばれ、特定の業務に従事していることによってかかる、もしくはかかる確率が非常に高くなる病気の総称です。・労働基準法では、業務に起因して発生した... 2025.02.03 2025.02.07 産業医・労働衛生コンサルタント
人間ドック・健診 「人間ドック」とは 「人間ドック」と「定期健康診断」の違い参照:人間ドックは健康診断として代用可能。人事が知っておくべき注意点・定期健康診断は法律で義務付けられているものに対して、人間ドックは自分の意志で受けるもの・人間ドックも健康診断の一部と言えますが、法的... 2025.02.05 人間ドック・健診
人間ドック・健診 診断区分(医療区分):日本人間ドック学会による 診断区分(医療区分):日本人間ドック学会による基本検査項目/判定区分(人間ドック学会)A:異常なしB:軽度異常C:要再検査・生活改善D:要精密検査・治療要医療E:治療中・2022年4月より日本人間ドック学会の判定区分に関する表記が改定された... 2025.02.05 人間ドック・健診
人間ドック・健診 対策型がん検診 対策型がん検診参照:厚生労働省「市町村のがん検診の項目について」現在日本では5種類の癌に対して公共政策として実施されている・胃がん検診集団 バリウム検査:40歳以上、毎年可上部消化管内視鏡:50歳以上、2年に1回・肺がん(結核)検診 :集団... 2025.02.05 人間ドック・健診
総合診療・家庭医療 診断bias comfirmation bias自分の仮設に合わない情報は過小評価してしまうこと。例)左片麻痺患者で血圧が低いのは降圧薬を内服しているせいだろうと思い込む糖尿病治療中でなければ低血糖にはならないだろうoverconfidence bias... 2025.02.02 総合診療・家庭医療
耳鼻科 外耳道異物 外耳道異物の手順耳鏡を用いて、外耳道内の異物を確認↓可能な範囲で鼓膜の観察も行い、穿孔の有無を確認する↓緊急性を要するもの(耳鼻科コンサルトすべきもの)・鋭利な異物・ボタン電池・聴力低下・めまい・出血※それ以外は翌日耳鼻科受診で可外耳道内虫... 2025.02.02 耳鼻科