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脳神経系

TIA(一過性脳虚血発作)

TIAの定義(2019年10月:日本脳卒中学会)「局所脳または網膜の虚血に起因する神経機能障害の一過性のエピソードであり、急性梗塞の所見がないもの。神経機能障害のエピソードは、長くとも24時間以内に消失すること。※画像上、梗塞巣のある TI...
呼吸器

マイコプラズマ肺炎

特徴、症状・潜伏期1~4週・ヒト-ヒト感染を起こすため、社会曝露の多い小児や若年成人に多い。1歳以下、高齢者では稀・肺炎に特異的な下気道症状のみならず、咽頭痛、鼻汁、耳痛などの上気道症状(50%)、皮膚症状(25%)、消化器症状(軟便、下痢...
人間ドック・健診

眼科健診(眼底写真等)

視覚障害による身体障害者の原因疾患(2015年)1位:緑内障(28.6%)2位:網膜色素変性症(14.0%)3位:糖尿病性網膜症(12.8%)4位:黄斑変性(8.0%)眼底写真の見方① 視神経乳頭・眼の中の視神経の束が集まって、眼の外へ出て...
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消化器

HCV感染症(C型肝炎、DAA)

疾患・一本鎖RNAウイルス・我が国の総感染者は約190~230万人。うち通院中のキャリアは約100~150万人と推計されている・日本人ではゲノタイプ1b型が多いC型肝炎ウイルスの肝外病変・クリオグロブリン血症・慢性糸球体腎炎・皮膚病変(口腔...
内分泌・代謝

副腎不全

分類1)原発性:副腎自体の異常・原因として自己免疫性(7~8割)、結核性、悪性腫瘍の副腎転移、副腎出血・梗塞・自己免疫性のなかでは多腺性機能不全症候群が多い・色素沈着を来す2)2次性:下垂体機能低下・好発年齢は60歳代・下垂体腫瘍、下垂体炎...
産業医・労働衛生コンサルタント

医師の「専従」「専任」「専属」とは?

専従・「回復期リハビリテーション病棟入院料1」については、医師の要件として、「当該病棟にリハビリテーション医療に関する3年以上の経験及びリハビリテーション医療に係る研修を修了した専従の常勤医師1名以上」が配置されていることと規定されている。...
脳神経系

延髄外側症候群(Wallenberg症候群)

原因・椎骨動脈、後下小脳動脈(PICA)の閉塞・椎骨動脈、脳底動脈の解離診断の注意点・椎骨動脈解離が原因の場合、若年者にも発症することがある・MRI検査では急性期に病変が検出できないことが多い・否定できない場合、歩いて帰宅できない場合は「入...
脳神経系

ギラン・バレー症候群(Guillain-Barre Syndrome,;GBS)

疾患・明らかな原因は不明・上気道、腸管に由来する感染症、外科的処置、ワクチン接種などに伴って起こる自己免疫性の多発根神経炎。・約60%の症例で血清中に末梢神経細胞膜表面の構成成分である糖脂質(ガングリオシド)に対する抗体(抗ガングリオシド抗...
診察・検査

大砲A波(canon A wave)と巨大A波(giant A wave)

大砲A波(Canon A wave)・三尖弁が閉じた瞬間(収縮期の始まり)に右房が収縮する時に見られる頚静脈拍動・房室解離が原因規則的:PSVT(160~)不規則的:心室性期外収縮、完全房室ブロックなど巨大A波(Giant A wave)・...
整形外科・外傷

褥瘡(評価、治療)

NPUAP分類(National Pressure Ulcer Advisory Panel:米国褥瘡諮問委員会)参照: NPUAP分類以下の6病期に分類・DTI疑い(深部組織損傷疑い)・ステージⅠ(紅斑:消退しない発赤)・ステージⅡ(真皮...
総合診療・家庭医療

抗コリン薬、抗コリン作用:副作用の多い薬

アセチルコリン作動性神経の作用・胃や気管支、膀胱などの平滑筋を収縮。・神経伝達物質としての作用・唾液分泌「抗コリン作用」による症状・認知機能の悪化、せん妄※ドネペジル(商品名アリセプトなど)は、脳内のアセチルコリンを増やす認知症治療薬。→抗...
診察・検査

PAD (Peripheral Artery Disease:末梢動脈疾患)

末梢動脈疾患ガイドライン2022年改訂版 末梢動脈疾患ガイドライン疾患概念・末梢動脈疾患(peripheral arterial disease、PAD)とは厳密には冠動脈以外の血管の閉塞性疾患のことであり、下肢の閉塞性動脈硬化症は下肢閉塞...
総合診療・家庭医療

吃逆

参照:診察横隔膜周囲の病変の検索を行う薬剤クロルプロマジン(コントミン®、ウィンタミン®)・第1選択例)クロルプロマジン25~50㎎+生食100mL点滴静注バクロフェン(リオレサール、ギャバロン)・中枢性筋弛緩薬・5㎎錠 3錠 3×芍薬甘草...
手技

腰椎穿刺

術前頭部CTが必要な場合下記の場合は、術前に頭部CTを確認すること・意識障害がある場合・けいれん・神経学的巣症状・乳頭浮腫・脳内腫瘤の既往・脳出血の既往・免疫抑制状態穿刺法参考:日経メディカルーEM Allianceの「知っ得、納得! ER...
診察・検査

胸水穿刺、胸腔ドレーン留置

「胸膜痛」とは?・吸気時に増悪する胸痛・胸水の有無を確認→あれば穿刺→ エコーガイド下で胸水穿刺(1cm以上の幅があれば穿刺可能)穿刺針、ドレーンのサイズ胸腔穿刺・23~26G程度(カテラン針などの長い針は不要)・診断目的穿刺:21G、治療...
救急

気管挿管

チューブサイズ・ID(内径):男性 8.0 mm(7.5~8.5)、女性 7.5 mm (7.0~8.0)が標準・スタイレットを挿入して「ホッケースティック型」に形成する (視野が保たれるため。弓型では視野がブロックされてしまう)挿入深度・...
総合診療・家庭医療

健診で指摘された肝障害への対応

1) 本当に肝臓がプライマリであるかの判断・心疾患(心不全や心筋梗塞)でもAST、LDHが上昇する・ALPは骨疾患でも上昇(造骨性マーカー:前立腺癌で上昇することがある)・ベンゾジアゾピン系でγ-GTPが誘導され上昇する・総ビリルビンは溶血...
人間ドック・健診

採血(手技と合併症)

採血による末梢神経障害・採血時または採血後に採血部位の近くに存在する神経の支配領域に疼痛、感覚異常、運動機能異常などの神経損傷による症状が出現するもの。・症状は数日の経過で消失する痛みやしびれから、数年に渡り持続する痛みやしびれ・運動障害ま...
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