診察・検査 重症度の低い胸痛(Precordial catch , Bornholm disease) Precordial catch ・小児の胸痛の8~9割を占める ・健康な若年者(6~12歳) ・鋭く、激しく、限局(指1~2本で示せる範囲内)した前胸部痛が突然起こる ・持続は30秒~3分程度 ・放散痛はない ・誘因なく、安静時に起こる ... 2020.07.18 2022.12.04 診察・検査小児科
感染 ジアルジア症 疾患 ・嚢子を経口摂取することで感染する原虫による糞口感染 ・南アジア、東南アジアでの旅行者下痢症として認める ・先進国ではおむつのまま乳児が遊んでいるプール、汚染水による集団感染、感染した紙おむつを扱った介護者間の感染、MSMなどによる肛... 2022.03.14 2022.12.03 感染
感染 デング熱 疾患 ・ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症 ・東南アジア、中南米を中心に流行 ・2014年には都内で集団感染事例あり ・第4類感染症(全数報告対象) ・潜伏期間:2~15日(多くは3~7日) ・蚊が媒介する ・比... 2022.03.14 2022.12.01 感染
総合診療・家庭医療 マラリア 疾患 ・マラリアは、寄生虫(原虫)によって起こされる生命を脅かす疾患。 ・マラリア原虫(Plasmodium)を保有した雌のハマダラカの吸血で人に感染する。 ・原虫は5種類で、「熱帯熱マラリア原虫」「三日熱マラリア原虫」「四日熱マラリア原虫... 2022.03.10 2022.12.01 総合診療・家庭医療感染
総合診療・家庭医療 感染症法に基づく医師の届出 感染症法による分類 1類感染症:全員の入院が必要 2類感染症:状況に応じて入院 3類感染症:入院は求めないが、特定の業務への就業制限(飲食業など) 4類感染症:消毒、動物への措置が必要(マラリア) 5類感染症の一部:届け出で情報収集を行う ... 2020.09.02 2022.12.01 総合診療・家庭医療感染
感染 インフルエンザ(感染対策を含む) 感染経路 ・飛沫→マスク ・接触感染→手指衛生(手洗い、アルコール) 重症化しやすいハイリスクグループ(CDC見解) ① 5歳以下の小児(特に2歳以下) ② 65歳以上の高齢者 ③ 妊婦および産後2週間以内の褥婦 ④ 慢性疾患患者(気管支喘... 2019.01.17 2022.12.01 感染予防
膠原病 SAPHO症候群 疾患 ・SAPHO症候群とは、synovitis(滑膜炎)、acne(ざ瘡)、pustulosis(膿庖)、hyperostosis(骨過形成)、osteitis(骨炎)の頭文字をとった疾患概念。 ・強直性脊椎炎や炎症性腸疾患の合併、一... 2020.08.19 2022.12.01 膠原病
膠原病 家族性地中海熱(Familial Mediterranean fever:FMF) 概要 ・反復する発熱と腹膜炎、胸膜炎、関節炎などの漿膜炎症状を特徴とする常染色体劣性遺伝を示す自己炎症性疾患。 ・MEFV遺伝子の異常による単一遺伝子病 ・本邦でおよそ500人の患者の存在が推定されている。 ・その名の通り地中海沿岸のユダヤ... 2019.12.31 2022.12.01 膠原病
診察・検査 自律神経心電図検査(R-R間隔検査) 検査概要 ・自律神経の機能の異常を調べる検査。特に糖尿病患者に多くみられる自律神経の機能障害の程度を検査するために多く用いられる。 自律神経と心拍数変動 ・心拍は普通規則正しいが、健康者でもゆらぎがあり、このゆらぎを「心拍数変動」という。 ... 2022.12.01 診察・検査
アレルギー 食物依存性運動誘発アナフィラキシー(food-dependent exercise-induced anaphylaxis:FDEIA) 疾患 ・運動前に特定の食物を摂取し、その後運動をすることで惹起されるアナフィラキシー症状 ・誘因となる食物の摂取単独や運動単独ではアレルギーが誘発されず、アレルゲンの摂取に引き続き運動を行うという一連の流れにより発症するのが特徴。 ・原因は... 2022.03.08 2022.11.29 アレルギー
小児科 小児のアレルギー性鼻炎 疾患 ・アレルギー性鼻炎は家族歴、喘息、蕁麻疹など、アレルギーの既往歴を持つアトピー性の人に生じるのが一般的である ・小児のアレルギー性鼻炎は次第に増悪するといわれている ・気管支喘息と密接な関係があり、同時に治療することで双方の疾患のコン... 2022.03.08 2022.11.29 小児科
感染 バンコマイシン 参考 抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン2022 薬剤 ・グリコペプチド系抗菌薬 ・細胞壁合成阻害により抗菌活性を示す 投与法 ① 初期投与量 20~30mg/kg(実体重)を10~15mg/分以上かけて投与 (つまり、体重60kgの人に20... 2022.11.26 2022.11.29 感染
腎臓 CKDのリハビリテーション ガイドライン 腎臓リハビリテーションガイドライン (日本腎臓リハビリテーション学会 2018年) 中止基準 ・CKD患者では心血管系の合併症が多いため、心臓リハビリテーションの運動療法実施中の中止基準に従う 心血管疾患におけるリハビリテーシ... 2021.08.04 2022.11.29 腎臓リハビリテーション
総合診療・家庭医療 身体障害者手帳 診断書・意見書(肢体不自由) の書き方 合計指数の算定方法 該当する等級の指数 1 級 :18 2 級 :11 3 級 :7 4 級 :4 5 級 :2 6 級 :1 7 級※ :0.5 ※ 7級障害の単独では手帳は交付されないことに注意 (7級の障害が2つ以上重複する場合、また... 2022.11.28 総合診療・家庭医療リハビリテーション
整形外科・外傷 骨・関節感染症(化膿性関節炎):一般医の対応 原因 ・化膿性関節炎の多くは他部位からの細菌の血行性散布により発症する(感染性心内膜炎など) ・リスクファクターとして、静脈薬物注射使用患者、免疫不全患者、関節リウマチ、関節穿刺・関節内注射、人工関節など ・「淋菌性」と「非淋菌性」に大別さ... 2020.09.07 2022.11.26 整形外科・外傷
感染 動物咬傷(猫、犬、人咬傷) 専門医へのコンサルト適応 ・腱に達する創 ・皮膚欠損(顔面など) ・感染創 ・fight bite 起因菌 犬猫 Pasteurella multcida: ・グラム陰性球桿菌 ・猫100%、犬15~75%が保菌 Capnocytophag... 2021.04.15 2022.11.26 感染
感染 劇症型溶血性レンサ球菌感染症(severe invasive streptococcal infection 、streptococcal toxic shock syndrome ;STSS)、壊死性筋膜炎 参照:劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは 疾患 ・「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」「壊死性筋膜炎」は突発的に発症し、急速に多臓器不全に進行するβ溶血を示すレンサ球菌による敗血症性ショック病態である。 ・メデイアなどで「人喰いいバクテリア」とい... 2021.04.21 2022.11.26 感染
救急 前立腺炎(急性細菌性前立腺炎) 症状 ・多くは突然発症する ・ほとんどは基礎疾患を認めない人に発症する ・発熱(高熱)、寒気、尿混濁、頻尿、排尿時痛など ・大腸菌が最多(58~88%)、若年者では淋菌やクラミジアなどの性感染症も考慮する必要あり ・直腸診にて腫大した軟らか... 2022.03.02 2022.11.23 救急感染泌尿器科