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消化器

非閉塞性腸間膜虚血(non-occlusive mesenteric ischemia:NOMI)

疾患 ・腸管膜血管主管部に器質的な閉塞を伴わないにも関わらず非連続性に広範囲に腸管の血流障害を来す病態で、血管攣縮によると考えられている。 ・粘膜のみに一過性虚血状態によるものから腸管全層壊死に至るもの、穿孔を合併するものなど、虚血の重症度...
産婦人科

乳房痛の鑑別診断

Step1:感染(炎症)かどうか? ・乳房の疼痛、皮膚発赤、腫脹、熱感または全身性発熱を伴う場合は「乳腺炎」や「乳腺膿瘍」を想定する ・悪性の鑑別疾患:「炎症性乳癌」 皮膚リンパ管侵襲による閉塞により、乳房皮膚に炎症所見を呈する。 しこりを...
総合診療・家庭医療

筋痛性脳脊髄炎/慢性疲労症候群(ME/CFS)

疾患 ・筋痛性脳脊髄炎(Myalgic Encephalomyelitis: ME)/慢性疲労症候群(Chronic Fatigue Syndrome:CFS)は、これまで健康に生活していた人がある日突然原因不明の激しい全身倦怠感に襲われ、...
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膠原病

成人Still病(所見と診断)

疾患の特徴 ・基本的に「除外診断」のスタンスで診察する ・さまざまな要因によってマクロファージが活性化され、高サイトカイン血症を起こすことが根本。 ・自己免疫の問題のため、下記の特徴をもつ 急性発症 39℃以上の高熱(悪寒戦慄を伴うこともあ...
総合診療・家庭医療

月経痛と月経困難症

「月経痛」と「月経困難症」 ・月経痛とは、子宮内膜から産生されるプロスタグランディンが子宮筋層を収縮させることに起因するといわれる痛みをいう ・子宮内膜が子宮壁から剥脱し血液とともに排出される時、子宮筋層が収縮し子宮内圧が高くなるために、強...
総合診療・家庭医療

女性に頻用される漢方

1)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) ・陽証、実証、典型的瘀血に用いる ・主な使用目的は「下腹部の臍傍に硬結や圧痛を認めること」 2)加味逍遙散 ・陽証と陰証の間、虚証、瘀血、気逆に用いる ・使用目的は「ホットフラッシュ」「精神不安定」「...
総合診療・家庭医療

胃瘻交換後の確認方法

参照: 胃瘻交換後の確認の必要性 ・PEGで造設する瘻孔は、長期間にわたり胃壁と腹壁を密着することで形成される。 ・その瘻孔自体は薄い膜で出来ており、造設後6ヶ月以内の症例や栄養状態の悪い症例の瘻孔は、その強度が弱くカテーテル交換による力学...
リハビリテーション

DENVERⅡデンバー発達判定法

・発達・心理検査の1つ ・乳幼児の発達について、「個人-社会」「微細運動-適応」「言語」「粗大運動」の4領域に分けて、その年齢の子供の90%ができる104のチェック項目を提示 ・適応年齢は16日~6歳まで 90%通過率 子供の90%ができる...
リハビリテーション

大腿義足

リハビリテーション指示 ・離床促進 ・筋力強化(患肢、健側肢、体幹) ・ROM訓練 ・ADL訓練 ・断端管理(弾性包帯のまき直し、シュリンカー) ・大腿ソケット作成と装着訓練 ・義足歩行訓練 注意点 ・断端の創部の悪化 ・幻肢痛の有無(参照...
リハビリテーション

フットスラップ

・足義足が踵接地時に底屈する際の底屈が急激に起こり、足底が地面を叩くような状態になること。 ・足部後方バンパーが柔らかい時に発生する 参照(このサイトより引用):
リハビリテーション

サイム切断

・脛骨下端での切断 ・断端長の長さによってより正常に近い歩容が得られる ・義足装着なしでの断端荷重が可能 ・両果部の隆起を利用したソケットの懸垂がしやすい ・断端の膨隆による外観の悪化がある 参照(このサイトより引用):
リハビリテーション

義手

分類 ・切断レベルによって「上腕義手」、「前腕義手」等に分類。 ・機能別に「能動義手」、「装飾義手」、「筋電義手」等に分類される。 上腕義手 能動上腕義手 ・体の動きでケーブルを操作し、手先具の開閉や、肘継手の屈曲伸展を行う義手システムのこ...
リハビリテーション

反張膝(genu recurvatum)

反張膝とは ・反張膝とは、立脚時に膝が過伸展してしまう現象をいう。 ・原因として、大腿屈筋・伸筋間、または大腿・下腿間の筋肉バランスの崩れにより、膝の位置環境が変化し起こる。 ・反張膝を繰り返すと、将来に変形や痛みに繋がるため制御することが...
リハビリテーション

Duchenne型筋ジストロフィー

疾患 ・Duchenne型筋ジストロフィー症(DMD)は、幼児期から始まる筋力低下・動揺性歩行・登攀性歩行・仮性肥大を特徴とするX連鎖劣性遺伝病。 ・筋ジストロフィー症の中でもっとも頻度が高い。 ・原因はX染色体上のジストロフィン遺伝子変異...
脳神経系

多系統萎縮症(multiple system atrophy:MSA)

概要 ・多系統萎縮症(multiple system atrophy:MSA)は成年期(30歳以降、多くは40歳以降)に発症し、組織学的には神経細胞とオリゴデンドログリアに不溶化したαシヌクレインが蓄積し、進行性の細胞変性脱落を来す疾患であ...
リハビリテーション

筋萎縮性側索硬化症 (Amyotrophic lateral sclerosis:ALS)

疾患 ・主に中年以降に発症し、一次運動ニューロン(上位運動ニューロン)と二次運動ニューロン(下位運動ニューロン)が選択的にかつ進行性に変性・消失していく原因不明の疾患。 ・筋萎縮性側索硬化症のうち約5%は家族歴を伴い、家族性筋萎縮性側索硬化...
リハビリテーション

ポリオ(急性灰白髄炎)

疾患 ・ポリオ(急性灰白髄炎)は「脊髄性小児麻痺」とも呼ばれ、ポリオウイルスによって発生する。 ・小児(特に5歳以下)が罹ることが多く、麻痺などを起こす。 ・主に感染した人の便を介して感染し、手足の筋肉や呼吸する筋肉等に作用して麻痺を生じる...
総合診療・家庭医療

共同意思決定(shared decision making;SDM)

定義 ・医療者と患者・家族が、エビデンスだけでなく、個々の価値観や好み、希望、そして不安について十分に話し合いながら、互いにもつ情報を共有していく中で一緒に治療方針を決定する、家庭医療を特徴付ける手法の一つ。「共同意思決定」と呼ばれている。...
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