ろ過捕集法
・ろ紙により試料空気中の粒子を捕集する方法で、鉱物性粉じんの捕集に用いられている。
・例えば、石綿などの作業環境測定では、ろ紙に石綿を捕集して、顕微鏡でろ紙表面の石綿の数を数えて濃度を測定する。
固体捕集法
・活性炭などの固体の吸着材の層に、測定対象気体を通して測定対象物を捕集する方法である。固体の活性炭等に吸着させるので、固体捕集法と呼ばれる。
・有機溶剤の捕集に用いられている。
液体捕集法
・試料空気を液体に通し、溶解、反応等をさせて含まれる有害物を捕集する方法で、水溶性の塩の捕集に用いられている。
直接捕集法
・捕集バックやキャニスター缶で、気体を捕集する方法であるが、捕集バックには気体をそのままの圧力で集めるようになっている。
・また、キャニスター缶はあらかじめ真空状態にしておいて、気体を捕集するものであり、気体が圧縮されることはない。
相補型ろ過捕集法
・ろ過捕集材と吸着剤とを組み合わせた捕集方法
・空気中の粒子をろ紙により捕集し、ろ紙を通過したその蒸気を吸着剤により捕集する方法で、固体の有機化合物の捕集に用いられている。
・o-フタロジニトリルやアクリルアミドは、この方法によって捕集する。
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