基本方針
・骨折の有無よりも合併症の有無(血気胸や肺挫傷など)が治療方針に影響するため、多発肋骨骨折や合併症の疑いがある場合は躊躇なくCTを施行すべきである。
肋骨骨折のエコー
胸部X線単独での肋骨骨折の感度は50%
・リニアプローブ使用
・骨皮質の段差(cortical step-off)
・骨膜下血腫(subperiosteal hematoma)
治療
・NSAIDs(PPI併用必要)
・腎機能障害がある場合や高齢者ではアセトアミノフェン
・疼痛が強く日常生活に支障が出る場合はアセトアミノフェンの追加やトラマドール(トラマール®:高齢者ではせん妄の危険性があり)への切り替えを考慮
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