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虫垂炎の診察

【症状】
虫垂炎の症状出現順位は必ず腹痛→嘔吐の順
(Abdominal Pain→Emesis(嘔吐)なのでAP(P)Eと記憶する)

 

【身体所見、これ5つ】

Mcburney圧痛点:LR 3.4

Heel drop sign感度93%(感度高い→なければ除外できる)

立位でつま先立ちをした後、踵を床に勢いをつけて落とす。痛みが出現すれば陽性。

Rosenstein sing
 左側臥位で圧痛部を押すと、仰臥位の時よりも痛みが増強

tapping sign
右下腹部叩打痛(感度高い→なければ除外できる)

psoas sign
左側臥位で右下肢を伸展させ、検者が他動的に右股関節を伸展させる。
→痛みが増強すれば、腸腰筋が化膿した虫垂に当たっていると診断する(深い虫垂でも分かる)

感度 16%, 特異度 95%(あれば疑わしい)

 

(追記)

・deep persusion(深部叩打痛:by Dr.林)

深部にある虫垂炎に対し、まず腹壁を圧迫してから、叩打痛を調べる

 

【MANTRELS スコア】虫垂炎診断スコア
10点満点のうち、5点以上で虫垂炎の可能性あり(7点以上では虫垂炎が強く疑われる→手術適応も(感度92.6%、特異度84.7%)

・migration of pain:痛みの中央から右下方への移動: 1 点
・anorexia:食欲不振 :1 点
・nausea:嘔吐 :1 点
・tenderness in RLQ:右下腹部の圧痛: 2 点
・rebound pain:反跳痛 :1 点
・elevated BT:発熱 :1 点
・leukocytosis:白血球数≧10000 /μL: 2 点
・shift of WBC to the left:核の左方移動(好中球≧75%): 1 点

 

【虫垂炎エコー】参照:https://drgawaso.com/17729931-2/146/
手技:
・コンベックスプローベ使用
・右下腹部横断像、腸腰筋外側、腸骨の上のairによるアーチファクトを引いた構造物が上行結腸
・さらに尾側にスライドし、右から回腸が入ってくるのを確認(回盲部)
・さらに尾側にスライドすると、airが途切れる(ここが盲腸末端)
・盲腸末端を同定できたら、その周囲から出てくる虫垂を探す
・コンベックスで発見できなかったらリニアに変える。

虫垂炎エコー所見:
圧迫で潰れない(一番痛い所)
蠕動なし
直径≧6㎜で疑い(≧10㎜なら確実)
虫垂内糞石があれば、径に関係なく陽性

 

 

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救急消化器
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新潟の総合診療医、家庭医療専門医・Dr.がわそのBlog

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