症状
・発熱(ないこともある)
・くしゃみ、鼻汁、鼻閉
・頭痛、頬部痛、顔面圧迫感
・頭を下げると頭痛が悪化
・経過は良好で、86%は発症から7~15日以内に抗菌薬を投与せずとも改善する
ウイルス性、細菌性の鑑別
・多くはウイルス性
・症状が2峰性に悪化する場合は細菌性の合併を考慮
・細菌性を合併するのは2%未満
細菌性の原因菌
・肺炎球菌→AMPC
・インフルエンザ菌
BLNAS→AMPC
BLNAR→CVA/AMPC+AMPC
・嫌気性菌→CVA/AMPC+AMPC
抗菌薬の適応
下記の場合に限定される
・症状が10日間を越える場合
・重症例(39℃以上の発熱、膿性鼻汁や顔面痛が3日以上続く場合)
・典型的なウイルス性疾患の症状が5日以上続き、一度軽快してから悪化した場合。
抗菌薬
アモキシシリン(AMPC:サワシリン®) 1回500㎎ 1日3回、5~10日間
βラクタム系抗菌薬アレルギーの場合:ST合剤またはDOXY
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