Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

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総合診療・家庭医療

Q.「僕は努力が出来ません。努力とは個性によって決まるものですか? それとも、単なる実力ですか?」

匿名希望さん 僕は努力が出来ません。 努力とは個性によって決まるものですか? それとも、単なる実力ですか? Dr.がわそ  Dr.がわそが勝手にお答えします! 志を立てて、努力することを怠ってはいけない A. よく、「才能は遺伝で決まるので...
膠原病

RS3PE症候群 (remitting seronegative symmetrical synovitis with pitting edema)特徴、診断、治療

概要 ・1985年にMcCartyらにより提唱された疾患。 ・remitting seronegative symmetrical synovitis with pitting edema(自然に良くなる傾向のある、圧痕性浮腫を伴う、血清反...
感染

伝染性紅斑、パルボウイルスB19感染症(小児、成人)

伝染性紅斑(Erythema infectiosum) ・ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19:PVB19)感染症 ・頬に出現する蝶翼状 の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患である。 ・両...
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感染

リウマチ熱

疾患 ・リウマチ熱は、A群レンサ球菌(Group A streptococcus:GAS)の上気道感染後、2~4週間で発症する急性の非化膿性炎症性疾患 ・発熱、多関節炎、心炎、皮下結節、輪状紅斑、舞踏運動などを引き起こす。 ・好発年齢は5歳...
救急

不整脈原性右室心筋症(arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy:ARVC)

疾患 ・不整脈原性右室心筋症(arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy:ARVC)は、病理学的に右室主体の心筋の脂肪浸潤と線維化を認め、右室の拡大と機能低下および右室起源の心室性不整脈を...
救急

心室性期外収縮、心室頻拍の治療

心室頻拍(VT)の定義 心室性期外収縮が3連発以上で、心拍数が100/分以上となる状態 症状が不安定→電気ショック 単形性:同期下カルディオバージョン:100J 不規則、多形性:非同期電気ショック150J 薬物治療 プロカインアミド ・20...
心電図

肥大型心筋症(hypertrophic cardiomyopathy:HCM)

疾患 ・約500人に1人の割合で認めるcommon diseaseである ・心筋構成蛋白であるサルコメアなどの遺伝子変異によって発症する ・約60%に家族歴がある ・突然死や心不全、若年発症の心房細動など心血管イベントを生じる。 ・心エコー...
心電図

左室肥大、右室肥大の心電図所見

左室肥大(LVH)の心電図所見 ・「左室肥大」とは、「左室高電位」所見のみでなく、加えて「QRS時間延長」かつ「ST-T変化」を伴う場合をいう。 左室高電位の定義(Sokolow-Lyon基準) 『SV1+V5~6のうち最も高いR波の合計≧...
総合診療・家庭医療

転移と逆転移(医療者-患者関係)

「転移」と「逆転移」とは ・「転移」とは、患者が生活史で得た様々な無意識的な反応を治療の場に持ち込むことであり、「逆転移」とは、患者の転移に対する治療者の無意識的な反応である。 転移 治療者に向けられる転移の性質は、陽性転移と呼ばれるものと...
総合診療・家庭医療

不定愁訴診療(サイコアウト)

原則 ・不定愁訴などで精神疾患を疑った場合、精神科コンサルト前に器質的疾患の除外が必要」である ・特に急性発症や非典型的な場合はしっかりと器質的疾患の除外が必要 ・薬剤性の除外 最低限行っておきたい検査 CRP ・CRPが陽性で、これが慢性...
血液

多発性骨髄腫

疾患 ・B型細胞の最終形態である形質細胞が腫瘍化した疾患 ・9割以上が50歳以上の高齢者で発症 ・骨髄中で異常な形質細胞が増殖するため正常な造血が抑制される。 ・腫瘍の産生する免疫グロブリンがモノクローナルに増殖し、M蛋白として検出される ...
総合診療・家庭医療

線維筋痛症(fibromyalgia:FM)

疾患 ・原因不明の全身の疼痛を主症状とする疾患。 ・身体の広範な部位の慢性疼痛とこわばりを主症状とし、解剖学的に明確な部位に圧痛を認める以外、他覚的ならびに一般臨床検査所見に異常がない。 ・脳のグリア細胞の活性化、脳帯状回の炎症等の関連が指...
総合診療・家庭医療

持続性知覚性姿勢誘発めまい(persistent postural-perceptual dizziness:PPPD)

疾患 ・「慢性めまい」の一つ(慢性めまいの約14%) ・めまいはその発症様式から前庭神経炎などの「急性めまい」、メニエール病や良性発作性頭位めまい症(BPPV)のような「発作性めまい」、症状が3か月以上持続する「慢性めまい」に分けられる。 ...
総合診療・家庭医療

「全身痛」の鑑別

慢性疼痛のred flag sign ・発症年齢が20歳未満または55歳以上 ・時間や活動性に関係がない腰痛 ・胸部痛 ・がん、ステロイド治療、HIV感染の既往 ・栄養不良 ・体重減少 ・広範囲に及ぶ神経症状 ・構築性脊椎変形 ・発熱 鑑別...
感染

HIV感染症

HIVのスクリーニング検査 スクリーニング検査を行う場面 ※ 検査を行うためには同意の取得が必須 ・入院時、術前検査(施設の方針による) ・妊婦(強く推奨される) ・梅毒患者 ・非ホジキンリンパ腫の患者 ・MSMで不明熱の患者 ・40歳代で...
感染

尿道炎(淋菌、クラミジア)

原因菌 ・クラミジア(Clamydia trachomatis) ・淋菌(Neisseria gonorrhoeae):グラム陰性双球菌 ※ 淋菌尿道炎の20~30%にクラミジア感染症を合併する。 ※ 反応性関節炎を来すことがある 検査 ・...
総合診療・家庭医療

性交渉歴の聴取(5P)

性交渉歴を聴取すべき状況 ※ 性感染症の事前確率が高い状況では聴取する必要がある ・性感染症で起こり得る症状に「長引く」「難治性の」「原因不明の」枕詞がつく場合 ・海外渡航歴がある患者(渡航者の約20%が行きずりの性交渉を経験し、そのうち約...
総合診療・家庭医療

漢方(基礎知識)

「随症治療」の基本 ・証は「陰陽」「虚実」「気血水」でみる 陰陽 ・陽証とは疾患に対して動員できる体力が優勢であり、必要な熱産生も十分にできる体力がある状態 ・陰証とは、動員できる体力が劣り、熱産生が十分にできず、冷えを伴う状態 虚実 ・虚...
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