感染 テトラサイクリン系抗菌薬 テトラサイクリン系の3薬剤 ・ドキシサイクリン(ビブラマイシン®):経口(bioavailability ほぼ100%) ・ミノサイクリン(ミノマイシン®):主に点滴 (※ 現在テトラサイクリンはほとんど使用しない) 特徴 ・ドキシサイクリ... 2021.02.10 2024.09.18 感染
脳神経系 抗NMDA受容体抗体脳炎 疾患概要 ・「抗N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体脳炎」は、グルタミン酸受容体の一つであるNMDA受容体のGluN1サブユニットに対する抗体を介して発症する自己免疫介在性脳炎。 ・2007年にDalmauらにより若年... 2024.09.17 脳神経系
脳神経系 Alzheimer(アルツハイマー)型認知症(症状、薬物療法) 症状 ・近時記憶障害で発症することが多い ・進行に伴い、見当識障害や遂行機能障害、視空間認知障害が加わる ・アパシーやうつ症状などの精神症状 ・病識の低下 ・振り返り徴候(head turning 徴候) 問診の際など医師からの質問に対し、... 2021.02.27 2024.09.17 脳神経系精神科
脳神経系 多発性硬化症 疾患 ・中枢神経組織の脱髄性炎症疾患 ・ミエリンに対する自己免疫機序が原因 ・20~30代の若年女性に多い。 ・空間的時間的多発性が特徴。 症状 ・視力、視野障害(初発症状として最多) ・眼球運動障害 ・めまい ・構音障害 ・筋力低下 ・感... 2021.06.14 2024.09.17 脳神経系リハビリテーション
総合診療・家庭医療 うつ病(2質問法、DSM-5診断基準、重症度、治療) PHQ(Patient Health Questionnaire) PHQ-9(Patient Health Questionnaire‐9) ・DSM 診断基準の評価項目が含まれた 9 項目の質問である. ・PHQ-9 のスコア範囲は 0... 2021.01.20 2024.09.15 総合診療・家庭医療精神科
感染 腸腰筋膿瘍 原因 ・椎体炎からの波及 ・尿路感染症からの波及 ・感染性心内膜炎からの血行性転移 治療 CTガイド下ドレナージ ・3cm以上の膿瘍で適応 抗菌薬 ・治療期間は膿瘍の消失または縮小の固定化まで。 ・通常4週間以上を要する。 2024.09.15 感染整形外科・外傷
総合診療・家庭医療 在宅、施設往診での抗菌薬 原則 ・グラム染色はすること ・できるだけ培養も取る ・エコー検査は実施すること(胆管炎、水腎症の検索) 経口薬 アモキシシリン(AMPC:サワシリン®) ・肺炎、皮膚軟部組織感染症 ・250㎎ 1日4回 アモキシシリン/クラブラン酸(オー... 2024.01.14 2024.09.15 総合診療・家庭医療感染泌尿器科
小児科 ヘルパンギーナ 疾患 ・ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行する。いわゆる「夏かぜ」の代表的疾患である。 ・その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコ... 2024.09.15 小児科
感染 血液培養(セット数、時間間隔、コンタミネーションの判断) 原則 採取すべき状況 ・入院を要するような感染症の場合、血液培養は必須。 ・少なくとも静注抗菌薬開始前には採取すべき。 (ガイドライン) 採取法 ・原則として2セット採取 ・感染性心内膜炎を疑う場合など、できるだけ感度を上げたい場合は4セッ... 2019.05.10 2024.09.15 感染
救急 メトヘモグロビン血症 疾患 ・メトヘモグロビン(methemoglobin:MetHb)とは、赤血球内のヘモグロビン中の核をなす2価の鉄イオン(Fe2+)が酸化されて3価の鉄イオン(Fe3+)になったものであり,酸素結合・運搬能力が失われた状態である。 ・血液中... 2023.12.07 2024.09.15 救急血液
産業医・労働衛生コンサルタント 過重労働対策(職業性疾患、作業関連疾患) 過重労働による健康障害防止のための総合対策 参考:過重労働対策ナビ 参考:過重労働による健康障害を防ぐために(厚労省) 過重労働による健康障害防止対策が求められることになった社会的背景 「働き方改革」の実現に向けて 「我が国は、『少子高齢化... 2024.05.29 2024.09.13 産業医・労働衛生コンサルタント健康管理
労働衛生関連法令 産業歯科医の職務 歯科医師による雇入れ時の健康診断 安衛法第66条第3項、安衛令第22条第3項及び安衛則第48条 事業者は、弗化水素のガスを発散する場所における業務に常時従事する労働者に対し、その雇入れの際、当該業務への配置替えの際及び当該業務についた後6か... 2024.03.25 2024.09.13 労働衛生関連法令
労働衛生一般 温熱 作用温度 ・「作用温度」とは、室内の気温や床、壁、天井などの表面温度、気流の影響を考慮した室内の温熱環境の評価指標です。体感温度とも呼ばれます。 ・作用温度は、不均一な熱環境において放射と対流により熱交換が行われるのと等価な熱交換が行われて... 2024.09.12 労働衛生一般
産業医・労働衛生コンサルタント 放射線による健康障害 放射線による健康障害 「身体的影響」と「遺伝子的影響」 ・電離放射線に被ばくした場合、被ばくした本人に直接出る影響を「身体的影響」という ・電離放射線に被ばくした場合、被ばくした人の子孫にでる影響を「遺伝的影響」という 「急性障害」と「晩発... 2024.06.04 2024.09.12 産業医・労働衛生コンサルタント
人間ドック・健診 尿検査所見 尿比重 基準値:1.009~1.025 参照;「比重」とは? 比重とは「その液体の重さが同等量の蒸留水と比較してどのくらい重いかを表す比」。 尿浸透圧 基準値:50∼1300 mOsm/kg H2O 等張尿 ・尿浸透圧 280mOsm/kg... 2019.07.09 2024.09.06 人間ドック・健診診察・検査腎臓
総合診療・家庭医療 創傷処置 止血 1)直接圧迫 ・活動性出血の場合、出血点の直接圧迫を開始したら、10~15分間は動かさず圧迫を続ける (何度も止血を確認すると結局止血に時間を要してしまうことになる) ・「カルトスタット®」や「ソーブサン®」などのアルギン酸塩の止血剤... 2024.09.02 2024.09.04 総合診療・家庭医療整形外科・外傷
救急 痙攣(診察、検査、治療) ① まずはバイタルサインのチェック ・まずは脈拍を触知し、意識以外のバイタルサインが概ね安定していれば「止めてよい痙攣」と考える。 ・「急性症候性発作」や「症候性てんかん」では、通常血圧は上昇(頭部CT!) ・血圧が低い場合はVFなどの循環... 2019.02.22 2024.09.04 救急脳神経系
感染 破傷風(予防、治療) 破傷風 ・C.tetani感染症(嫌気性菌)を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 ・病原菌が産生する神経毒による急性中毒である。 ・集団感染によるアウトブレイクは起きない。 ・日本では感染症法施行規則で5類感染症全数把握疾患に定められており... 2019.01.26 2024.09.04 感染整形外科・外傷