内分泌・代謝 副腎不全 分類1)原発性:副腎自体の異常・原因として自己免疫性(7~8割)、結核性、悪性腫瘍の副腎転移、副腎出血・梗塞・自己免疫性のなかでは多腺性機能不全症候群が多い・色素沈着を来す2)2次性:下垂体機能低下・好発年齢は60歳代・下垂体腫瘍、下垂体炎... 2019.07.08 2024.03.28 内分泌・代謝
診察・検査 褐色細胞腫(検査、治療) 参照:褐色細胞腫・パラガングリオーマ診療ガイドライン2018疾患・副腎髄質細胞や交感神経節細胞などクロム親和性細胞から発生する腫瘍で、カテコラミンを多量に産生、分泌することにより、高血圧や代謝亢進をきたす疾患。・主に副腎髄質から発生するが、... 2019.09.16 2024.03.07 内分泌・代謝診察・検査
内分泌・代謝 Addison病 疾患・アジソン病は、副腎に病変が原発する慢性副腎皮質機能低下症の病態である。・副腎皮質が通常、後天的に炎症、腫瘍、自己免疫、出血などによって、90%以上破壊されると起こり、副腎結核と自己免疫機序(特発性副腎萎縮)が大部分を占める。・狭義には... 2024.03.07 内分泌・代謝
診察・検査 原発性アルドステロン症(primary aldosteronism) 概要・全高血圧患者の5%を占める・治療抵抗性高血圧(利尿剤を含む3剤を使用してもコントロール不十分な高血圧)の20%がPA・non-dipper(夜間血圧非下降)の夜間高血圧、夜間頻尿があり不眠を訴える際にPAを考える・「高血圧で低カリウム... 2019.09.16 2024.02.01 内分泌・代謝診察・検査
診察・検査 甲状腺機能検査 サイロキシン(T4)、トリヨードサイロニン(T3)・甲状腺で産生されるホルモンには「サイロキシン(T4)」と「トリヨードサイロニン(T3)」の2種類がある。・甲状腺で分泌される甲状腺ホルモンの93%はT4である。T4は肝臓や腎臓で4個のヨー... 2019.07.18 2024.01.25 内分泌・代謝診察・検査
人間ドック・健診 低脂血症:D2判定 低脂血症の定義・TC<120mg/dL・LDL-C<70mg/dL・TG<30mg/dL・HDL-C<40mg/d疾患・低脂血症は、他の疾患の続発性(二次性)低脂血症を示す場合と原発性低脂血症に分類される。・原発性低脂血症は、遺伝子の変化が... 2023.05.28 2024.01.17 人間ドック・健診内分泌・代謝
内分泌・代謝 家族性高コレステロール血症(Familial Hypercholesterolemia:FH) 疾患・LDL受容体遺伝子変異による単一遺伝子疾患であり、常染色体優性遺伝の形式をとる。・「著明な高コレステロール血症」「腱・皮膚黄色腫」「早発性冠動脈疾患」を3主徴とする・FHヘテロ接合体患者は500人に1人以上、ホモ接合体患者は100万人... 2022.07.04 2024.01.12 内分泌・代謝
内分泌・代謝 更年期障害 更年期障害とは(参照:)・基本的に「除外診断」である病態・閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。・「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいう。・45歳以降で、1年間月経がなけ... 2021.03.27 2023.11.20 内分泌・代謝産婦人科
人間ドック・健診 甲状腺腫瘍性疾患 甲状腺の触診・甲状腺は甲状軟骨直下の輪状軟骨のすぐ下にある・高齢者、男性ではやや低い位置にあるため目立ちにくい・触診は、母指指腹を当て、適度な圧をかけて、皮膚から指を離さないようにして横に少しづつ交互に移動されていく・何か触れたら唾液を飲み... 2023.05.28 2023.11.01 人間ドック・健診内分泌・代謝
内分泌・代謝 急性間欠性ポルフィリン症(Acute intermittent porphyria) ポルフィリン症とは・ヘム代謝系に関わる8つの酵素のいずれかの活性低下により、ポルフィリン体あるいはその前駆体が蓄積することによって発症する遺伝性の代謝疾患・現在9つの病型に分けられる。・これらのうち光線過敏など皮膚の症状を主に生じるものを「... 2021.06.14 2023.10.06 内分泌・代謝
人間ドック・健診 「やせ型」体型の脂質異常症 脂質異常症は太っている人ばかりに多いとは限らない・日本では、高コレステロールの人の割合が、やせ・標準・肥満の人の間で差がなくなってきているという報告がある・特に50歳以上の女性では、やせていながら高コレステロールである人の割合が、昭和55年... 2023.09.19 人間ドック・健診内分泌・代謝
内分泌・代謝 脂質の種類(飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、オメガ脂肪酸、EPA、DHA)とその違い 脂肪(脂質)とは?・生体成分のうち、水に溶けない物質を「脂肪」という。体内では水分の次に多く含まれている。・脂肪は「科学的には脂質と呼ばれる」が、意味合いは同じである。・脂肪(脂質)は「油脂」「脂肪酸」「グリセリン」「コレステロール」などを... 2023.06.23 2023.09.06 内分泌・代謝
内分泌・代謝 副甲状腺機能亢進症 高カルシウム血症の鑑別診断・原発性副甲状腺機能亢進症・悪性腫瘍(肺癌、頭頸部癌、腎細胞癌、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、成人T細胞白血病(南西地方))・サルコイドーシス、結核(肉芽腫のマクロファージ系細胞からのビタミンD過剰産生による)・薬剤... 2021.08.16 2023.09.02 内分泌・代謝
腎臓 低Na血症(低ナトリウム血症)の鑑別、治療 低ナトリウム血症をみたら、まずは血漿浸透圧を測定すること!・低ナトリウム血症は血漿浸透圧から、「高張性(>295mOsm/L)」「等張性(280~295mOsm/L)」「低張性(<280mOsm/L)」の3つに分類される・低ナトリウム血症で... 2019.04.09 2023.08.30 内分泌・代謝腎臓
人間ドック・健診 メタボリックシンドローム(診断基準) 診断基準(日本肥満学会:肥満症診療ガイドライン2016)『必須項目に加え、選択項目の3項目のうち2項目以上を満たすもの』をメタボリックシンドロームと診断する必須項目:内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積・ウエスト周囲長(臍部の高さの腹囲)男性≧85c... 2022.10.27 2023.08.21 予防人間ドック・健診内分泌・代謝
総合診療・家庭医療 免疫チェックポイント阻害薬(Immune-checkpoint inhibitor:ICI) 参照サイト参照(このサイトより引用):がん免疫を知る免疫チェックポイント阻害薬とは・近年の研究から、悪性腫瘍が免疫による攻撃にブレーキをかけていることが判明した。そこで悪性腫瘍が免疫に対してかけているブレーキを解除する方法の一つとして、「免... 2022.06.20 2023.07.05 内分泌・代謝総合診療・家庭医療
人間ドック・健診 副腎偶発腫 疾患・性差なし・ホルモン非産生腫瘍が50.8%と約半数・ホルモン産生腫瘍としては、コルチゾール、カテコラミン(褐色細胞腫)、アルドステロン・アルドステロン産生腫瘍は高血圧で発見されることが多く、腫瘍が小さいものもあり、偶発腫としての発見は少... 2023.05.31 人間ドック・健診内分泌・代謝
内分泌・代謝 DM生活指導(食事、飲酒、運動療法) 食事指導1.減量への動機づけ・20歳時の体重からの体重増加を確認。・体脂肪モデル(3㎏)を用いて減量への動機づけ参照(このサイトより引用):重量、色、触感など人間の体脂肪に準じたモデルを目の当たりにすることによって、過度の体脂肪蓄積の危険性... 2020.04.22 2023.05.31 DM内分泌・代謝