救急 小児腹痛6大疾患 小児腹痛診察時の心得 ・胃腸炎とゴミ箱診断しないこと(嘔気、嘔吐、水様下痢の3つがそろって初めて胃腸炎といえる) ・6時間以上続く激しい腹痛があるのに、腹膜刺激症状がない場合は、「絞扼性腸閉塞」や「血管障害」による致死的な腹痛の可能性が... 2019.03.28 2023.05.25 救急小児科
皮膚科 抗ヒスタミン薬(種類と使い分け) 「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」の違い 抗アレルギー薬とは ・アレルギーの初期反応である細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐのを「抗アレルギー作用」という。 ・「抗アレルギー薬」は広義ではアレルギー疾患の治療薬のすべてを含む... 2021.01.29 2023.03.07 皮膚科小児科総合診療・家庭医療
感染 A群β溶連菌感染症、咽頭炎 特徴 ・5~14歳に多い ・喉の片側が痛い ・咳、鼻汁は伴わない ・嚥下時痛 ・喉の全体が深紅色 ・白苔は少ない ・いちご舌:発症初期には白い苔が生えたようになり、その後赤いブツブツとなっていちごのよう... 2020.12.16 2023.02.08 感染耳鼻科小児科総合診療・家庭医療
救急 小児心肺蘇生(BLS→PALS:Pediatric Advanced Life Support )) 言葉の定義 ・「新生児(neonate)」:出産~1か月まで ・「乳児(infant)」:1か月~1歳未満 ・「小児(child)」:1歳~思春期(女性は乳房発達、男性は腋毛が出た時)まで ・「思春期」:女性は乳房発達、... 2020.05.31 2023.01.08 救急小児科
救急 小児の嘔吐(診察手順と経口補水液指導) 診察の手順 1.見た目のABCから緊急性を捉える(トリアージ) ・意識障害はないか?→あれば血糖測定を! ・循環不全はないか?→全例CRTを! 参照: 2.異常があればすぐ行動 ・意識障害あり→簡易血糖測定 ・vi... 2019.03.06 2023.01.04 救急小児科
脳神経系 熱性けいれん(熱性痙攣) 特徴(定義) 熱性けいれん診療ガイドライン2015( 日本小児神経学会) 「主に生後6~60か月までの乳幼児に起こる、通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)で、髄膜炎などの中枢神経感染症、代謝異常、その... 2019.01.22 2022.12.30 脳神経系小児科
救急 咽頭痛、咽頭炎の診察(5 killer sore throat(致死的咽頭痛)を含む) 診察の手順 ・本当に咽頭痛か? →嚥下時痛を伴えば、狭義の「咽頭痛」と診断できる →そうでない場合は、鑑別診断の方向性が異なってくる ・突然発症:心筋梗塞や大動脈解離も考慮 ・甲状腺に圧痛があれば、亜急性甲状腺炎... 2020.10.08 2022.12.09 救急耳鼻科小児科
小児科 小児喘鳴の鑑別5疾患 小児喘鳴の重要鑑別疾患 「気管支喘息」「急性細気管支炎」「急性喉頭蓋炎」「クループ症候群」「気道異物」の鑑別を要す。 鑑別方法 1.喘鳴のタイミングは? →呼気性なら「気管支喘息」「急性細気管支炎」「気管支異物」 2.誤嚥... 2019.03.27 2022.12.09 小児科
小児科 川崎病診断基準(改訂第6版:2019年5月改訂) 川崎病診断基準(改訂第6版:2019年5月改訂) 川崎病診断の手引き 改訂第 6 版 本症は、主として 4 歳以下の乳幼児に好発する原因不明の疾患で、その症候は以下の主要症状と参考条項とに分けられる。 【主要症状】 1.... 2021.04.19 2022.12.08 小児科
診察・検査 重症度の低い胸痛(Precordial catch , Bornholm disease) Precordial catch ・小児の胸痛の8~9割を占める ・健康な若年者(6~12歳) ・鋭く、激しく、限局(指1~2本で示せる範囲内)した前胸部痛が突然起こる ・持続は30秒~3分程度 ・放散痛はない ... 2020.07.18 2022.12.04 診察・検査小児科
小児科 小児のアレルギー性鼻炎 疾患 ・アレルギー性鼻炎は家族歴、喘息、蕁麻疹など、アレルギーの既往歴を持つアトピー性の人に生じるのが一般的である ・小児のアレルギー性鼻炎は次第に増悪するといわれている ・気管支喘息と密接な関係があり、同時に治療することで双... 2022.03.08 2022.11.29 小児科
感染 伝染性紅斑、パルボウイルスB19感染症(小児、成人) 伝染性紅斑(Erythema infectiosum) ・ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19:PVB19)感染症 ・頬に出現する蝶翼状 の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患である... 2020.12.15 2022.11.09 感染皮膚科小児科
感染 リウマチ熱 疾患 ・リウマチ熱は、A群レンサ球菌(Group A streptococcus:GAS)の上気道感染後、2~4週間で発症する急性の非化膿性炎症性疾患 ・発熱、多関節炎、心炎、皮下結節、輪状紅斑、舞踏運動などを引き起こす。 ・... 2021.02.15 2022.11.09 感染小児科
小児科 小児予防接種 参照サイト Know VPD! 日本小児科学会推奨の予防接種キャッチアップスケジュール 予防接種の接種間隔(2020年10月1日変更) ・これまでは、異なるワクチン同士の接種間隔は一定... 2020.07.15 2022.10.29 小児科総合診療・家庭医療
救急 小児トリアージ、バイタルサイン(ABC→vital 数値化→SOS) 見た目のABC(30秒で評価) A:appearance(外見) B:breathing(呼吸の仕方、呼吸数、呼吸努力) C:circulation to skin(皮膚の色) 1)A:appearance(外見)→... 2019.02.08 2022.10.25 救急小児科
救急 小児発熱診察(注意すべき3疾患) 発熱以外の症状がみられない場合は? 発熱以外の随伴症状が乏しい小児疾患 突発性発疹 副鼻腔炎 髄膜炎 心筋炎 骨髄炎 関節炎 川崎病 生後3か月未満児は注意! ・発熱以外にあまり症状がみられないことがある。 ・... 2019.03.26 2022.10.25 救急小児科
感染 小児の肺炎 疫学 ・小児肺炎の原因微生物の多くはウイルス ・特に2歳未満に小児肺炎入院の80%弱がウイルス性 ・RSウイルスが最多で、ライノウイルス、ヒトメタニューモウイルス、アデノウイルス、インフルエンザウイルスなどが原因 ・細菌... 2022.10.25 感染小児科
小児科 乳幼児健診、運動発達 乳幼児健康診査の頻度 ・母子保健法に基づいて、公費で乳児健診として「1歳6か月健診」と「3歳児健診」の2回(多くの市町村では3回)行われている。 成長評価(すべての年齢で実施) ・「平均値から±2以上の逸脱」や「成長率の急な変... 2021.04.18 2022.09.19 小児科総合診療・家庭医療