感染

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感染

レプトスピラ症(ワイル病)

疾患 ・病原性レプトスピラ(Leptospira interogansなど)により発熱その他多彩な症状を示す急性熱性細菌感染症である ・人獣共通感染症の一つ ・レプトスピラは現在、種名のついた13種とまだ分類が確定していない4つの遺伝種から...
呼吸器

肺炎(院内、市中、原因微生物)

Heckering score(細菌性肺炎の推定スコア) ・バイタルサインと身体所見で、細菌性肺炎の可能性を推定するスコア ・点数が高いほど、 肺炎の除外のため胸部レントゲンを撮像する有効性が高まるとされる. ・体温>37.8℃ ・心拍数>...
感染

発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN)

定義 腋窩体温37.5℃以上で好中球絶対数(absolute neutrophil count:ANC)500/μL 未満、またはANC 1,000/μL 未満で48 時間以内に500/μL 未満を予測できる状態 特徴 ・免疫応答が低下した...
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呼吸器

感冒、急性気道感染症(いわゆる「かぜ(風邪)」)

風邪、感冒の定義 ・「鼻症状(鼻閉、鼻汁)」「咽頭痛」「咳嗽」を伴うウイルス性上気道感染症 ・症状は軽度で対症療法のみで自然軽快する ・原因ウイルスはライノウイルス、コロナウイルス、インフルエンザウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウ...
感染

女性の膀胱炎(内服治療)

女性の単純膀胱炎(短期間療法) ・バクタ 1回2錠 1日2回 3日間 ※妊婦には禁忌 ・アモキシシリン・クラブラン酸(オーグメンチン®) 1回1錠 1日2回 3日間 ・シプロキサシン(シプロキサン®)200mg 1日2回 3日間 糖尿病、高...
感染

ジアルジア症

疾患 ・嚢子を経口摂取することで感染する原虫による糞口感染 ・南アジア、東南アジアでの旅行者下痢症として認める ・先進国ではおむつのまま乳児が遊んでいるプール、汚染水による集団感染、感染した紙おむつを扱った介護者間の感染、MSMなどによる肛...
感染

デング熱

疾患 ・ネッタイシマカなどの蚊によって媒介されるデングウイルスの感染症 ・東南アジア、中南米を中心に流行 ・2014年には都内で集団感染事例あり ・第4類感染症(全数報告対象) ・潜伏期間:2~15日(多くは3~7日) ・蚊が媒介する ・比...
総合診療・家庭医療

マラリア

疾患 ・マラリアは、寄生虫(原虫)によって起こされる生命を脅かす疾患。 ・マラリア原虫(Plasmodium)を保有した雌のハマダラカの吸血で人に感染する。 ・原虫は5種類で、「熱帯熱マラリア原虫」「三日熱マラリア原虫」「四日熱マラリア原虫...
総合診療・家庭医療

感染症法に基づく医師の届出

感染症法による分類 1類感染症:全員の入院が必要 2類感染症:状況に応じて入院 3類感染症:入院は求めないが、特定の業務への就業制限(飲食業など) 4類感染症:消毒、動物への措置が必要(マラリア) 5類感染症の一部:届け出で情報収集を行う ...
感染

インフルエンザ(感染対策を含む)

感染経路 ・飛沫→マスク ・接触感染→手指衛生(手洗い、アルコール) 重症化しやすいハイリスクグループ(CDC見解) ① 5歳以下の小児(特に2歳以下) ② 65歳以上の高齢者 ③ 妊婦および産後2週間以内の褥婦 ④ 慢性疾患患者(気管支喘...
感染

バンコマイシン

参考 抗菌薬TDM臨床実践ガイドライン2022 薬剤 ・グリコペプチド系抗菌薬 ・細胞壁合成阻害により抗菌活性を示す 投与法 ① 初期投与量 20~30mg/kg(実体重)を10~15mg/分以上かけて投与 (つまり、体重60kgの人に20...
感染

動物咬傷(猫、犬、人咬傷)

専門医へのコンサルト適応 ・腱に達する創 ・皮膚欠損(顔面など) ・感染創 ・fight bite 起因菌 犬猫 Pasteurella multcida: ・グラム陰性球桿菌 ・猫100%、犬15~75%が保菌 Capnocytophag...
感染

劇症型溶血性レンサ球菌感染症(severe invasive streptococcal infection 、streptococcal toxic shock syndrome ;STSS)、壊死性筋膜炎

参照:劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは 疾患 ・「劇症型溶血性レンサ球菌感染症」「壊死性筋膜炎」は突発的に発症し、急速に多臓器不全に進行するβ溶血を示すレンサ球菌による敗血症性ショック病態である。 ・メデイアなどで「人喰いいバクテリア」とい...
救急

前立腺炎(急性細菌性前立腺炎)

症状 ・多くは突然発症する ・ほとんどは基礎疾患を認めない人に発症する ・発熱(高熱)、寒気、尿混濁、頻尿、排尿時痛など ・大腸菌が最多(58~88%)、若年者では淋菌やクラミジアなどの性感染症も考慮する必要あり ・直腸診にて腫大した軟らか...
感染

淋菌感染症

淋菌(Neisseria gonorrhoeae) ・グラム陰性双球菌 ・性行為感染症 ・男性の尿道炎、女性の子宮頚管炎、子宮骨盤腹膜炎が代表疾患 ・その他口腔性交による淋菌性咽頭炎、淋菌性結膜炎もある 1)尿道炎 ・ 淋菌尿道炎の20~3...
感染

腸球菌(Enterococcus)

特徴 ・G(+)球菌。短連鎖を形成 ・腸管に常在 ・日和見感染症の起因菌の一つ ・尿路感染症、感染性心内膜炎、腹腔内感染症、髄膜炎の原因となる。 ・セフェム系にはほぼ耐性 ・E.faecalisはほぼ全てがペニシリン感受性であるのに対し、E...
感染

肺炎球菌

・グラム陽性球菌(α溶血性連鎖球菌の一種) ・中耳炎、副鼻腔炎、肺炎といった気道関連の感染症や、 髄膜炎、感染性心内膜炎、敗血症などの重篤な感染症を引き起こすこともある ・菌体は厚い莢膜に囲まれ、マクロファージなどの貪食から逃れることが可能...
感染

黄色ブドウ球菌(CNS、MSSA、MRSA)

コアグラーゼ試験による分類 ・黄色ブドウ球菌は血漿を固める作用があるコアグラーゼの産生性により、「コアグラーゼ陽性」の黄色ブドウ球菌と、「コアグラーゼ陰性」の黄色ブドウ球菌(coagulase-negative staphylococcus...
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