感染 梅毒(身体所見、検査) 疾患 ・スピロヘータの一種であるTreponema pallidumによる全身感染症 ・潜伏期約3週間 ・他の性感染症の合併の可能性を考慮する(HIV、淋菌、クラミジア) ・最近はHIV合併例増えている ・HIV感染患者は神経梅毒に進行する... 2020.02.06 2024.09.30 感染
感染 ニューキノロン系抗菌薬の基礎知識 総論 ・DNAジャイレース(トポイソメラーゼ)に作用して殺菌的に効果を発揮する ・第1世代のナリジクス酸を「オールドキノロン」(第1世代キノロン)とし、第2世代(シプロフロキサシン)以降をニューキノロンと称す。 ・世代が新しいほど、グラム陽... 2019.04.24 2024.09.18 感染
感染 テトラサイクリン系抗菌薬 テトラサイクリン系の3薬剤 ・ドキシサイクリン(ビブラマイシン®):経口(bioavailability ほぼ100%) ・ミノサイクリン(ミノマイシン®):主に点滴 (※ 現在テトラサイクリンはほとんど使用しない) 特徴 ・ドキシサイクリ... 2021.02.10 2024.09.18 感染
感染 腸腰筋膿瘍 原因 ・椎体炎からの波及 ・尿路感染症からの波及 ・感染性心内膜炎からの血行性転移 治療 CTガイド下ドレナージ ・3cm以上の膿瘍で適応 抗菌薬 ・治療期間は膿瘍の消失または縮小の固定化まで。 ・通常4週間以上を要する。 2024.09.15 感染整形外科・外傷
感染 在宅、施設往診での抗菌薬 原則 ・グラム染色はすること ・できるだけ培養も取る ・エコー検査は実施すること(胆管炎、水腎症の検索) 経口薬 アモキシシリン(AMPC:サワシリン®) ・肺炎、皮膚軟部組織感染症 ・250㎎ 1日4回 アモキシシリン/クラブラン酸(オー... 2024.01.14 2024.09.15 感染泌尿器科総合診療・家庭医療
感染 血液培養(セット数、時間間隔、コンタミネーションの判断) 原則 採取すべき状況 ・入院を要するような感染症の場合、血液培養は必須。 ・少なくとも静注抗菌薬開始前には採取すべき。 (ガイドライン) 採取法 ・原則として2セット採取 ・感染性心内膜炎を疑う場合など、できるだけ感度を上げたい場合は4セッ... 2019.05.10 2024.09.15 感染
感染 破傷風(予防、治療) 破傷風 ・C.tetani感染症(嫌気性菌)を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 ・病原菌が産生する神経毒による急性中毒である。 ・集団感染によるアウトブレイクは起きない。 ・日本では感染症法施行規則で5類感染症全数把握疾患に定められており... 2019.01.26 2024.09.04 感染整形外科・外傷
感染 レジオネラ肺炎 疾患 ・Legionella pneumophilaが原因。 ・細胞内寄生菌(→細胞内活性が低いβラクタム系は無効) ・70種類以上の血清型があるが、1型が80% ・グラム陰性桿菌(ヒメネス染色) ・温泉や循環式浴槽、冷却塔水で増殖 ・汚染... 2020.11.11 2024.06.24 感染
感染 帯状疱疹(所見、検査、治療、ワクチン) 疾患 ・水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)感染症 ・VZV=HHV-3(human herpes virusu) ・VZVは初感染で水痘を発症し、その後知覚神経節に潜伏する。加齢、ストレス、免疫抑制剤使用などにより免疫機能が低下した際にVZV... 2019.10.09 2024.05.28 感染皮膚科
救急 敗血症の定義(2016年改訂)、初期対応 敗血症の定義の改訂(2016年) ・敗血症の定義は2016年2月、ヨーロッパと米国の集中治療学会の合同委員会により改訂変更され、診断基準も新しいものになった。 ・従来まで「感染による全身性炎症反応症候群(Systemic Inflammat... 2019.02.04 2024.05.08 救急感染
救急 日本紅斑熱 疾患 ・ダニ(マダニ)媒介によるリケッチア感染症(※ツツガムシ病もリケッチア感染症) ・紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonica を起因病原体とし、野山に入りマダニに刺咬されることにより感染する。 ・媒介ダニは、キチ... 2023.04.19 2024.04.24 救急感染
呼吸器 マイコプラズマ肺炎 特徴、症状 ・潜伏期1~4週 ・ヒト-ヒト感染を起こすため、社会曝露の多い小児や若年成人に多い。1歳以下、高齢者では稀 ・肺炎に特異的な下気道症状のみならず、咽頭痛、鼻汁、耳痛などの上気道症状(50%)、皮膚症状(25%)、消化器症状(軟便... 2021.02.09 2024.04.03 呼吸器感染
脳神経系 髄膜炎(身体所見、髄液検査、腰椎穿刺の適応判断、初期治療) 髄膜炎の3徴:「意識障害」「発熱」「頚部硬直」 「意識障害」 「発熱」 「頚部硬直」 ・上記のうち少なくとも1つ認めるのは99% → 3徴を全て認めなければ髄膜炎を除外できる可能性は高い 髄膜刺激症状 1.項部硬直(nuchal rigid... 2019.03.19 2024.03.26 脳神経系感染
感染 ペニシリン系抗菌薬の基礎 ペニシリン系抗菌薬とは? ・βラクタム系抗菌薬の一種 ・大きく以下4つのグループに分類する: ① ペニシリンG ② アミノペニシリン(アモキシシリン、アンピシリン) ③ ピペラシリン ④ βラクタマーゼ阻害薬配合ペニシリン ① ペニシリンG... 2021.01.12 2024.03.08 感染
診察・検査 結核(症状、検査) 疫学・感染経路 ・感染症法の2類感染症に分類される ・2019年の新たな届出数は14,460人(人口10万人あたり11.5人) ・20~40歳代が22.4%と若年層に多い ・結核患者からの咳、くしゃみ、唾液などの結核菌を含む飛沫核の吸入で空... 2020.01.18 2024.03.07 診察・検査感染
感染 肺炎球菌ワクチンについて 肺炎球菌ワクチン 現在の肺炎球菌ワクチン ・「13価肺炎球菌結合型ワクチン」(PCV13: プレベナー13®)(→乳幼児) ・「15価肺炎球菌結合型ワクチン」(PCV15:バクニュバンス®)(→2024年4月から乳幼児定期接種) ・「23価... 2019.01.15 2024.02.29 感染予防
消化器 急性下痢(感染性腸炎の鑑別と治療) 急性と慢性の違い ・下痢の期間が4週間未満のものを「急性下痢」、4週間以上を「慢性下痢」とする。 (2~4週間を「持続性」ということもある) ・急性下痢の原因は感染によるものが大半を占める ・4週間以上続く場合を「慢性下痢」とする。慢性下痢... 2019.03.13 2024.02.27 消化器感染
感染 セフェム系抗菌薬の基礎 ペニシリン系とセフェム系の違い ・ペニシリン系とセフェム系は、両者とも「β-ラクタム系抗生物質」に分類される。 ・作用部位はともに細胞壁にあるペニシリン結合タンパク質(PBP) ・両者の主な違いは、β-ラクタム環に付いている環の数による。ペ... 2021.01.12 2024.02.17 感染