消化器

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S状結腸捻転

危険因子・高齢者(平均70歳)・男性(骨盤腔が狭い)・便秘症・腸が長い・低K血症・糖尿病・精神疾患・神経疾患・循環器疾患症状・多くは3~4日かけて発症する腹痛・左腸骨窩の空虚感検査・腹部X線で「coffee bean sign」参照(このサ...
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急性胆管炎・胆嚢炎(診断基準、重症度判定基準、治療)

参考ガイドラインガイドライン: 新基準掲載‐急性胆管炎・胆嚢炎診療ガイドライン2018(Tokyo Guidelines18:TG18)モバイルアプリ:急性胆管炎、急性胆嚢炎の診療で共通する原則初期評価、対応① 血培2セット採取② エコーで...
診察・検査

Carnett徴候(カーネット徴候:腹壁圧痛試験)

「圧痛不変または増強」で陽性・急性腹症の原因として腹腔内病変を除外するためのアプローチ。・患者を仰臥位で両腕を胸にクロスして置かせ、一番強い圧痛点に医師が手を置いたまま頭部を拳上(「臍を見るようにして下さい」と指示するとよい)させ、腹部の筋...
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人間ドック・健診

食道癌

食道癌の分類1)扁平上皮癌(90%)・リスクファクターとして飲酒、喫煙、男性、頭頚部がん、食道アカラシア、腐食性食道炎など2)腺癌・リスクファクターとして胃食道逆流症、バレット食道、肥満3)未分化癌4)癌肉腫5)黒色腫・非上皮性悪性腫瘍
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上腸間膜動脈症候群

疾患・大動脈と上腸間膜動脈の間に十二指腸水平脚が挟まれることにより発症する・上腹部痛,吐き気・嘔吐などの消化器症状を認め,胸膝位と腹臥位により症状が改善することがある。・慢性型では腹部膨満感,上腹部痛,吐き気・嘔吐を間欠的に長期にわたり認め...
消化器

膵臓癌

・膵管上皮細胞から発生するもとが最も多い→ERCPにて膵管途絶や拡張を認める・膵頭部>膵体尾部・腫瘍マーカー:CA19-9・進行時には耐糖能異常をきたす
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アルコール性肝障害

疾患・女性の方が男性より少量のアルコールで病気が伸展しやすい(性ホルモンの関与が考えられている)・アルコールによる肝脂肪変性は、約1か月断酒することで著明に改善する・アルデヒド脱水素酵素のヘテロ欠損は日本人の約40%程度に認められ、飲酒によ...
消化器

バレット食道 (Barrett’s Esophagus)

疾患・食生活の欧米化(高蛋白・高脂肪食)・肥満に伴い、胃液・胆汁の慢性的な食道への逆流に伴う化学的損傷が起こり、下部食道粘膜がバレット粘膜に置換された食道粘膜をバレット食道と定義された疾患・ゆえにバレット食道は「逆流性食道炎GERDの合併症...
消化器

肝性脳症

疾患・肝機能低下に伴う中枢神経機能の障害・気分障害(多幸感や抑うつ)、見当識障害、不適切な行動、傾眠、混乱、昏睡など・筋症状ではアステリキシス(asterixis:固定姿勢保持困難、陰性ミオクローヌス)羽ばたき振戦など・原則は除外診断潜在性...
消化器

門脈ガス血症(hepatic portal venous gas;HPVG )

疾患・門脈ガス血症は、腸管虚血による腸疾患、腸管虚血ではない腸疾患、ガス産生菌からの敗血症が主な原因として挙げられる。・これらが原因で、腸管粘膜の血管透過性が亢進状態になり、腸管にあったエアーが血管に流れ込むことで門脈内にガスが生じる原因疾...
救急

ワルファリン(ワーファリン)中和法

ガイドライン「心房細動患者における抗凝固療法中の活動性出血への対応」に準拠した手順参照:日本循環器学会 / 日本不整脈心電学会合同ガイドライン『2020 年改訂版 不整脈薬物治療ガイドライン』『心房細動患者における抗凝固療法中の活動性出血へ...
消化器

偽性腸閉塞症(オジルビー症候群および慢性偽性腸閉塞症)/後天性巨大結腸症

疾患腸管の病的拡張をきたす疾患群。拡張部位により治療法が若干異なる。分類□急性偽性腸閉塞症〔オジルビー症候群(Ogilvie syndrome)〕機械的閉塞を伴わないにもかかわらず大腸が急速に拡張する疾患。種々の全身疾患,特に術後に続発する...
消化器

キライディティ症候群(Chilaiditi syndrome)

疾患・右横隔膜と肝右葉前面との間に結腸,空・回腸などが嵌入した状態のことをいう。・無症状のまま経過することが多く,ほとんどの場合は検診あるいは他疾患経過中に偶然発見される(定期集団検診での頻度:0.003%~0.015% )・上腹部不快感,...
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腹膜垂炎

腹膜垂とは・腹膜垂とは、結腸自由ひもと大網ひもに沿ってみられる奬膜に包まれた脂肪組織で、成人では0.5~5cm程度で、約100個あるとされている。・画像診断で正常の腹膜垂を同定することは困難だが、炎症や石灰化をきたせば同定できるようになる。...
消化器

顕微鏡的腸炎(microscopic colitis)

疾患・画像上、血液検査上、内視鏡検査では明らかな所見はないが、大腸の組織生検にて特異的な所見が認められる病態。・症状として下痢、体重減少、腹痛、夜間下痢(機能性腸疾患との鑑別)など・60歳以上の高齢者、女性に多い・上皮下のコラーゲン層の肥厚...
消化器

肝膿瘍

疾患・「不明熱」の原因となることがある・原因微生物は「細菌性」と「アメーバ性」に大きく分かれる・特に感染初期で膿瘍形成が不完全な段階や微小な膿瘍の段階では単純CTでは見落としてしまう可能性があり、造影CTや腹部エコーを行わなければ診断にたど...
救急

急性腹症に対する鎮痛の原則

原則痛みの強さによらず、アセトアミノフェン1000㎎静脈投与が推奨される(レベル1、推奨度A:急性腹症診療ガイドライン2015)例)アセリオ® 1000㎎ 15分ペースで点滴静注小柄な場合:10~15㎎/㎏↓原因検索へアセトアミノフェン点滴...
診察・検査

嘔気・嘔吐の鑑別

※ 嘔気嘔吐に合併する随伴症状から系統的に鑑別を行うとよい。+頭痛( ± 意識障害)・クモ膜下出血(嘔吐が主訴の場合もある)・脳血管障害(嘔吐の頻度は、くも膜下>脳出血>脳梗塞)嘔吐があると死亡率が高い・髄膜炎(頭痛>嘔吐>発熱)、項部硬直...
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