脳神経系

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診察・検査

構音障害の見つけ方

※ 構音障害の有無の確認は、「小脳・脳幹障害」の検索に重要 音の種類 口唇(Ⅶ:顔面神経) ・パ行 ・バ行 ・マ行 軟口蓋(Ⅹ:迷走神経) ・カ行 舌音(Ⅻ:舌下神経) ・サ...
2021.10.27
診察・検査

意識障害、昏睡状態でも確認できる神経所見

昏睡状態であっても、下記の所見は取ること。 1.眼 ・瞳孔径 ・対光反射 ・眼位 ・前庭眼球反射(人形の眼現象)→Wernicke脳症 ・睫毛反射 2.髄膜刺激徴候 ・項部硬直(nuchal rigidity) 3...
2021.09.23
診察・検査

Horner症候群(ホルネル症候群)

疾患 ・交感神経遠心路の障害によって生じる「中等度縮瞳」「眼瞼下垂(眼裂狭小)」「眼球陥凹(眼球後退)」を三大徴候とする症候群。 ・眼の徴候以外では「顔面の発汗低下と紅潮」を特徴とする。 機序 ・交感神経遠心路には3つの...
2021.08.24
脳神経系

大脳皮質基底核変性症(corticobasal degeneration:CBD)

疾患 ・大脳皮質と皮質下神経核(特に、黒質と淡蒼球)の神経細胞が脱落し、神経細胞及びグリア細胞内に異常リン酸化タウが蓄積する疾患。 ・タウオパチー(4リピートタウオパチー)に含められている。 ・左右差が目立つことが多く、症状の...
2021.06.17
脳神経系

進行性核上性麻痺(progressive supranuclea palsy:PSP)

概要 ・中年期以降に発症し、淡蒼球、視床下核、小脳歯状核、赤核、黒質、脳幹被蓋の神経細胞が脱落し、異常リン酸化タウ蛋白が神経細胞内及びグリア細胞内に蓄積する疾患である(タウオパチーの1つ) ・病理学的には、アストロサイト内のtuft...
救急

脳動脈解離(椎骨、内頚)

【発症頻度】 椎骨:内頚=4:1 1.椎骨動脈解離 ・突然発症、片側性、これまでに経験したことのない後頚部~後頭部痛が多い ・脳虚血(脳梗塞、TIA)に加えて、クモ膜下出血の発症も少なくない。 ...
救急

頚部痛の鑑別(red flag5疾患、yellow flag6疾患 )

【red flag】 1.クモ膜下出血 数日経過したSAHが頚部痛で受診することがある 2.AMI+大動脈解離 女性のAMIに「主訴:頚部痛、ひどい肩こり」がある 3.脳動脈解離(椎骨、内頚) ・...
2020.12.03
診察・検査

慢性硬膜下血腫診断のための聴性打診

※感度は50%程度だが、やる価値あり側頭部に聴診器を当てて、前額部(前頭洞に一致する部位)を打診↓血種がある方では、打診音が弱い
脳神経系

視床痛の診断、治療

脳血管障害発症後、数日~数か月してから発症。【責任病巣】 視床腹尾側核のみならず、内包、視床皮質線維の障害でも発症【症状】・灼熱感、間欠的疼痛、allodyniaを3主徴とする。「耐え難い痛み」・整形外科疾患との鑑別: 疼痛のみならず、「強...
診察・検査

MLF症候群(medial longitudinal fasciculus syndrome)

著作権侵害にて、記事を削除致します。ご迷惑をお掛けし、誠に申し訳ございませんでした。
診察・検査

視野障害の診察(対視法による4象限の視野確認)

患者に片方の眼を同側の手で覆ってもらう↓検者も患者の覆った方の眼と向かい合った正面の眼を閉じる↓患者が覆っていない方の眼で検者の眼を見てもらう↓検者は自分が開けている眼の視野の右下端、左上端に指を置く↓片方ずつ指を曲げ、患者に動いた方の指を...
脳神経系

心因性偽痙攣、転換性障害(うそっこ痙攣、うそっこ麻痺)

<背景>・ストレスが引き金・疾病利得がある場合・医療従事者であることも多い<鑑別>・頭部を左右に振る(イヤイヤはウソっこ)・四肢がバラバラに動く・骨盤が前後に動く・対光反射あり、瞳孔正常(本物は散瞳、対光反射不明)・検者による開眼で眼球逃避...
脳神経系

wearing-off、on-off

レボドパ長期投与の副作用。効果持続時間の短縮による症状の日内変動をwearing-off、突然動けなくなり、また突然回復することをon-offという。<wearing-off>・Wearing-offとは抗パーキンソン病薬の効果持続時間が短...
救急

予告

めまい、1次性頭痛、抗痙攣薬
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