小児科

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脳神経系

熱性けいれん(熱性痙攣)

特徴(定義)熱性けいれん診療ガイドライン2015( 日本小児神経学会)「主に生後6~60か月までの乳幼児に起こる、通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)で、髄膜炎などの中枢神経感染症、代謝異常、その他の明ら...
救急

小児発熱診察(注意すべき3疾患)

小児バイタルサイン正常値+2SDを超える場合には異常と考える発熱以外の症状がみられない場合は?発熱以外の随伴症状が乏しい小児疾患突発性発疹副鼻腔炎髄膜炎心筋炎骨髄炎関節炎川崎病生後3か月未満児は注意!・発熱以外にあまり症状がみられないことが...
感染

伝染性紅斑、パルボウイルスB19感染症(小児、成人)

伝染性紅斑(Erythema infectiosum)・ヒトパルボウイルスB19(human parvovirus B19:PVB19)感染症・頬に出現する蝶翼状 の紅斑を特徴とし、小児を中心にしてみられる流行性発疹性疾患である。・両頬がリ...
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救急

咽頭痛、咽頭炎の診察(5 killer sore throat(致死的咽頭痛)を含む)

診察の手順・本当に咽頭痛か?→「嚥下時痛」を伴えば、狭義の「咽頭痛」と診断できる→そうでない場合は、鑑別診断の方向性が異なってくる・突然発症:心筋梗塞や大動脈解離も考慮・甲状腺に圧痛があれば、亜急性甲状腺炎・若い女性では高安病の初期症状など...
小児科

水痘(水痘瘡:みずぼうそう)

疾患予防接種に関するQ&A集(日本ワクチン産業協会)・水痘(水疱瘡:みずぼうそう)は「水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus;VZV)」によって起こる急性の伝染性疾患である。※ 水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)は水...
救急

小児心肺蘇生(BLS→PALS:Pediatric Advanced Life Support ))

言葉の定義・「新生児(neonate)」:出産~1か月まで・「乳児(infant)」:1か月~1歳未満・「小児(child)」:1歳~思春期(女性は乳房発達、男性は腋毛が出た時)まで・「思春期」:女性は乳房発達、男性は腋毛が出た時※ 思春期...
小児科

ヘルパンギーナ

疾患・ヘルパンギーナは、発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎であり、乳幼児を中心に夏季に流行する。いわゆる「夏かぜ」の代表的疾患である。・その大多数はエンテロウイルス属に属するウイルスに起因し、主にコクサ...
総合診療・家庭医療

抗ヒスタミン薬(種類と使い分け)

「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」の違い抗アレルギー薬とは・アレルギーの初期反応である、細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐのを「抗アレルギー作用」という。・「抗アレルギー薬」は広義ではアレルギー疾患の治療薬のすべてを含む。しかし一般的...
総合診療・家庭医療

HPVワクチン

HPV(human papillomavurus)・ヒトにのみ感染する2本鎖DNAウイルス・性交渉によって感染・多くは12か月以内にウイルスは消失する。・しかしそれ以上に感染が持続した場合に、数年の経過でがんを発症することがある・HPVには...
小児科

小児喘鳴の鑑別5疾患

小児喘鳴の重要鑑別疾患「気管支喘息」「急性細気管支炎」「急性喉頭蓋炎」「クループ症候群」「気道異物」の鑑別を要す。鑑別方法1.喘鳴のタイミングは?→呼気性なら「気管支喘息」「急性細気管支炎」「気管支異物」2.誤嚥を疑うエピソードはないか?→...
皮膚科

小児掌蹠丘疹性紅斑性皮膚炎(砂かぶれ様皮膚炎)

参考サイト子どものホームケアの基礎:砂かぶれ様皮膚炎砂かぶれ様皮膚炎の症状や原因は? 手や足の裏にできる赤い斑点の正体疾患・手足、特に指趾(しし)間、掌蹠に多発する紅色小丘疹、小水疱で発症し、まもなく癒合してびまん性の浮腫性紅斑となる。・や...
小児科

小児の気管支喘息

長期管理の重症度:長期管理に関しては、治療前の臨床症状に基づく小児気管支喘息の重症度分類によりまず重症度を判定する。小児気管支喘息の重症度分類・間欠型:軽い症状が年に数回生じる程度で、呼吸が苦しくなっても薬で治り、短期間で症状が改善し、持続...
小児科

夜尿症

定義・「5歳以上の小児の入眠中の間欠的な尿失禁を夜尿症(nocturnal enuresis)とし、1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続くものを指す。この夜尿症の定義では、昼間尿失禁や他の下部尿路症状(lower urinary tract...
小児科

突発性発疹

疾患・突然の高熱と解熱前後の発疹(ほっしん)が特徴で、特に治療をすることなく改善するウイルス感染症の一つ。・乳幼児期、特に6~18か月の間に罹患することが多い。5歳以上はまれである。・乳幼児がヒトヘルペスウイルス6、7型の感染による突然の高...
耳鼻科

急性中耳炎

ガイドライン小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版急性中耳炎の重症度分類(2018年版)急性中耳炎の重症度分類年齢≧24か月齢 +0<24か月齢 +3耳痛なし +0あり +1持続性の高度疼痛 +2発熱<37.5℃ +037.5≦ <3...
小児科

臍ヘルニア(ヘルニア)

疾患・いわゆる、「でべそ」のこと。・生後数週以内で出現し、新生児の20~25%に認めるよくみられる疾患の1つである。・発症頻度は人種差があり、白色人種は3%程度、次いで有色人種、特に黒色人種は20%程度認める。男児にやや多いとされている。・...
総合診療・家庭医療

小児予防接種

参照サイトKnow VPD!日本小児科学会推奨の予防接種キャッチアップスケジュール予防接種の接種間隔(2020年10月1日変更)・これまでは、異なるワクチン同士の接種間隔は一定の間隔をあける必要があった。・2020年10月1日からは、「不活...
感染

手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)

疾患・手足口病(hand, foot and mouth disease:HFMD)は、口腔粘膜および手や足などに現れる水疱性の発疹を主症状とした急性ウイルス感染症。本疾患はコクサッキーA16(CA16)、CA6、エンテロウイルス71(EV...
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