総合診療・家庭医療 女性に頻用される漢方 1)桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん) ・陽証、実証、典型的瘀血に用いる ・主な使用目的は「下腹部の臍傍に硬結や圧痛を認めること」 2)加味逍遙散 ・陽証と陰証の間、虚証、瘀血、気逆に用いる ・使用目的は「ホットフラッシュ」「精神不安定」「... 2022.06.07 2025.02.25 総合診療・家庭医療産婦人科
総合診療・家庭医療 可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES) 可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES) ・意識障害,痙攣,頭痛,視力障害などを主症状とする症候群の 1 つ。血液脳関門の破綻を契機とした脳浮腫が誘因であると... 2025.02.25 総合診療・家庭医療脳神経系産婦人科
産婦人科 女性ホルモン製剤 OC(Oral Contraceptives:低用量経口避妊薬) ・エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2種類の女性ホルモンを配合した飲み薬です。 ・国内で使われるOCは、成分含有量が少ない「低用量タイプ」(低用量... 2024.11.10 産婦人科
産婦人科 子宮内膜症 疾患 ・子宮内膜症とは、子宮内膜またはその類似組織が子宮以外の部位で増殖、発育し、機能する疾患である。 ・子宮内膜症患者のうち88%が月経困難症を訴え、そのうち70%が鎮痛剤を必要とするほどの強い疼痛を有する。 ・月経時以外の下腹部痛・腰痛... 2023.11.09 2024.07.25 産婦人科
総合診療・家庭医療 月経前症候群 / 月経前不快気分障害(参考:月経周期) 参照:月経周期 女性ホルモン 卵胞ホルモン(エストロゲン) ・卵胞から分泌される ・子宮内膜の増殖、卵胞の成長促進、子宮筋の肥大、乳管の成長促進 黄体ホルモン(プロゲステロン) ・黄体ホルモンは代謝されて抗利尿ホルモンになる →水分貯留作用... 2022.06.11 2024.07.25 総合診療・家庭医療産婦人科精神科
DM 妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus:GDM) 概念 ・「妊娠中に初めて発見、または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常」で、妊娠中の明らかな糖尿病および糖尿病合併妊娠は含めない。 ・胎盤から産生される種々のインスリン拮抗ホルモンにより、インスリン抵抗状態になることが原因。 ・産後、イ... 2023.03.17 2024.05.09 DM産婦人科
総合診療・家庭医療 HPVワクチン HPV(human papillomavurus) ・ヒトにのみ感染する2本鎖DNAウイルス ・性交渉によって感染 ・多くは12か月以内にウイルスは消失する。 ・しかしそれ以上に感染が持続した場合に、数年の経過でがんを発症することがある ・... 2022.06.09 2024.05.08 総合診療・家庭医療小児科産婦人科
消化器 若年女性(妊娠可能年齢)の腹痛アプローチ 妊娠可能女性の腹痛診療の原則 妊娠の確認 ① 問診 ・「妊娠の可能性はありますか?」ではなく、 「最終正常月経開始日」と、そこからの「性交渉歴」、「避妊方法」を確認 ② 腹部エコー ・尿検査の前に実施すること ③ 尿検体での妊娠反応検査 ・... 2019.11.23 2024.04.25 消化器産婦人科
産婦人科 避妊の方法 経口避妊薬 薬剤 ・一般的には「ピル」とも呼ばれているが、英語でOral Contraceptivesということから、最近では「OC」と呼ばれている。 ・「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」の2種類の女性ホル... 2024.04.25 産婦人科
総合診療・家庭医療 妊婦、授乳婦へのX線検査や薬剤処方時の注意点 まずは妊娠週数の推定から 妊娠週数の数え方 ・最終月経が始まった日を「妊娠0週0日」とする 例) 〇月1日から月経が始まった場合、〇月29日は「妊娠4週0日」となる 妊娠中の画像検査 ・受精後10日までは奇形を残すことはない ・受精後10日... 2022.01.20 2024.04.12 総合診療・家庭医療産婦人科
産婦人科 子宮頸がん(子宮頸癌) 疾患 ・HPV感染が危険因子である ・若年日本人女性において罹患率が増加している。ことに20~30歳代の若年者での増加が明らかである。 子宮頸がん検診 ・子宮頸がん検診の対象年齢は20歳以上の女性すべてである ・検診結果が「精密検査不要」の... 2023.11.02 2024.04.05 産婦人科
人間ドック・健診 乳がん(乳癌):健診を中心に 危険因子 ・喫煙 ・放射線被曝 ・早い初経年齢 ・遅い閉経年齢 ・高齢出産 ・出産経験なし ・脂肪摂取 ・アルコール飲料接種 ・BRCA1or2遺伝子変異 腫瘍マーカー CA15-3(ヒト乳脂肪球膜に対するモノクローナル抗体) 乳がん検診 ... 2023.11.02 2024.03.07 人間ドック・健診産婦人科
内分泌・代謝 更年期障害 更年期障害とは (参照:) ・基本的に「除外診断」である 病態 ・閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。 ・「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいう。 ・45歳以降で、1年... 2021.03.27 2023.11.20 内分泌・代謝産婦人科
産婦人科 妊婦健康診査 健康診査の内容 問診、診察等健康確認、保健指導 血圧、尿検査等定期検査 血液検査(血液型、貧血、血糖、不規則抗体、梅毒、風疹、肝炎、エイズに関する検査) 超音波検査 子宮頸がん検診(過去半年以内に同検診受診の場合、公費負担不可) など 2023.11.16 産婦人科
産婦人科 子宮体がん(子宮体癌) 子宮体がん検診 ・子宮体がんのスクリーニングは6か月以内に不正出血の症状があったもの等のハイリスク群に対して行われており、無症状者全員に施行することは費用対効果の面から容認されていない。 2023.11.02 産婦人科
救急 産科救急(非専門医による妊婦の救急) 産科救急疾患(速やかに産婦人科救急コール) ・異所性妊娠 ・妊娠高血圧症候群 ・子癇 ・HELLP症候群 ・常位胎盤早期剥離 ・前置胎盤 腹痛妊婦の産科的異常の簡易問診事項 ※下記4つの問診事項のうち、一つでも該当すれば産科コンサルトが必要... 2022.09.19 2023.06.08 救急産婦人科
感染 尿道炎(淋菌、クラミジア) 原因菌 ・クラミジア(Clamydia trachomatis) ・淋菌(Neisseria gonorrhoeae):グラム陰性双球菌 ※ 淋菌尿道炎の20~30%にクラミジア感染症を合併する。 ※ 反応性関節炎を来すことがある 検査 ・... 2020.07.13 2022.10.29 感染泌尿器科産婦人科
救急 子宮外妊娠 妊娠可能性の問診 「最終の正常月経開始日」とそれ以降の「性交渉歴」「避妊方法」を確認する Triad: 腹痛、無月経、不正性器出血 ・(卵管破裂を伴う場合)突然の、嘔気・嘔吐、発汗を伴う激しい痛みで発症することが多い。 ・腹痛がないこともあ... 2019.04.19 2022.09.19 救急産婦人科