緩和治療 がん性疼痛に対するオピオイド治療 オピオイド使用のタイミングと導入の方法原則・まずはNSAIDsやアセトアミノフェンといった非オピオイド性鎮痛薬で開始。・これれらの薬剤で十分な鎮痛効果が得られない時、オピオイド使用を考慮する。・「痛みが強くなりそうになったら早目に使用」する... 2022.04.30 2025.02.20 緩和治療
緩和治療 モルヒネ モルヒネの特徴・強オピオイドの一つ・非がん疾患の症状緩和にも使用可能(呼吸苦)・坐剤もあり剤形が豊富・腎障害には使いにくい換算表経口モルヒネ30mg換算:・静注・皮下注モルヒネ15mg・モルヒネ座薬20mg・オキシコンチン20mg・フェント... 2019.03.18 2025.02.20 緩和治療
緩和治療 オキシコドン(オキシコンチン®TR、オキノーム®、オキファスト®) 特徴■ 強オピオイドに分類される■ 経口モルヒネ30mg=オキシコンチンTR 20mg=フェントステープ1mg■ 呼吸苦にも使用可■ 薬型は3種類あり・徐放製剤:オキシコンチンTR錠®(5、10、20、40㎎錠)※ TRは「Time Rel... 2020.11.17 2025.02.20 緩和治療
緩和治療 ヒドロモルフォン(ナルサス®、ナルラピド®) ヒドロモルフォン(ナルサス®、ナルラピド®)剤形徐放性製剤:ナルサス® 2mg、6mg、12mg、24mg/錠突出痛に対して臨時服用する即放性製剤:ナルラピド® 1mg、2mg、4mg/錠注射剤:ナルベイン® 2㎎/1mL、20㎎/2mL(... 2024.09.29 2025.02.20 緩和治療
脳神経系 鎮痛薬 急性腹症診療ガイドライン原因によらず、診断前の早期鎮痛薬使用を推奨NSAIDs・セレコキシブ(100mg)1回1錠 1日2回・ロコアテープ1日1~2枚 疼痛部の関節に貼付(1日最大2枚まで)アセトアミノフェンカロナール®(内服)・1回300... 2020.09.18 2025.02.20 緩和治療脳神経系
緩和治療 フェンタニル フェントステープアブストラル・便秘の副作用が少ない・眠気の副作用が少ない・鎮痛耐性、有効限界あり(フェントスでは8㎎以上増量しても効果なし)・フェントステープは効果安定まで3日間程度かかる 2024.09.29 緩和治療
救急 デクスメデトミジン(プレセデックス®) 1)薬理作用(1) 作用機序◆デクスメデトミジンはα2アドレナリン受容体の完全アゴニスト(α2/α1選択性はクロニジンの約 8 倍)であり,青斑核や脊髄が作用部位である.(2) 薬 効◆デクスメデトミジンには,鎮静作用,鎮痛作用,交感神経抑... 2024.07.18 救急総合診療・家庭医療緩和治療
緩和治療 体表に露出した皮膚腫瘍(皮膚がん、乳癌など)への対応 腫瘍による皮膚の潰瘍性病変・進行した皮膚がん、または体表に露出した皮膚がん以外のがん(乳がん、頭頸部がんなど)は、広範囲の潰瘍性病変を生じ、増大した腫瘍や皮膚潰瘍からの出血・浸出液や悪臭などを生じ、患者さんやご家族のQOL(生活の質)を著し... 2024.06.06 緩和治療
緩和治療 経口、注射が不能な場合の緩和治療(アンペック座薬、フェントステープ) アンペック座薬による治療アンペック坐薬(10㎎)定時+アンペック坐薬(10㎎)レスキュ―(坐薬屯用は2時間あけて、1日4~6回)で開始↓その後フェントステープ定時+アンペック坐薬レスキュ―に変更可能※貼付剤が有効血中濃度に入るまで12時間以... 2019.03.08 2024.04.30 緩和治療
人間ドック・健診 採血(手技と合併症) 採血による末梢神経障害・採血時または採血後に採血部位の近くに存在する神経の支配領域に疼痛、感覚異常、運動機能異常などの神経損傷による症状が出現するもの。・症状は数日の経過で消失する痛みやしびれから、数年に渡り持続する痛みやしびれ・運動障害ま... 2023.10.15 2024.03.12 人間ドック・健診緩和治療脳神経系
緩和治療 ミダゾラム(ドルミカム®)による鎮静 静脈ラインがあるとき:持続静注で**これは静注用指示です**【指示①】最小量から開始して増量するとき■ 薬剤ドルミカム 4A 8ml (40mg)+生食32ml :合計40ml(または5A10ml (50mg)+生食40ml /:合計50m... 2019.10.05 2024.01.17 緩和治療
緩和治療 トータルペイン(全人的苦痛) トータルペイン(全人的苦痛)①「身体的苦痛」・がんそのものやがんの治療によって生じる副作用などの苦痛・痛み、吐き気、便秘、全身倦怠感、呼吸困難など②「精神的苦痛」・気持ちが落ち込んでしまったり不安を感じてしまったりといった苦痛・不安、苛立ち... 2023.11.10 2023.11.20 緩和治療
手技 皮下輸液(皮下点滴)の方法 皮下輸液の点滴部位・胸部・腹部針・24Gプラスチック製静脈留置針皮下輸液の量と速度・原則1 mL/分以内の速度(~60mⅬ/時、500mLのボトルで8時間程度)とする・1 mL/分の投与が可能であれば1日1,000 mL程度の補液も可能で(... 2023.08.04 手技緩和治療
緩和治療 呼吸困難に対する緩和治療(抗うつ薬、モルヒネ内服、注射、酸素療法) モルヒネ・呼吸困難に対するエビデンスが豊富・元々疼痛に対してオピオイドが投与されている場合、レスキュー投与量処方例(総合診療2020.vol30.6)内服1)経口即効型モルヒネ(オプソ)2.5~5㎎/回、4時間以上あけて内服レスキュー2~3... 2019.10.02 2021.11.27 緩和治療
緩和治療 オピオイド誘発性便秘症(opioid-induced constipation:OIC) ・オピオイドの副作用による便秘には耐性が生じないため、オピオイドを使用し続ける限りは永久に問題となるため、対策を講じる必要がある。対処法① 便秘が生じにくいオピオイドにスイッチフェンタニル、タペンダドールは便秘が生じにくい② OIC治療薬の... 2021.04.27 緩和治療
脳神経系 視床痛の診断、治療 脳血管障害発症後、数日~数か月してから発症。【責任病巣】 視床腹尾側核のみならず、内包、視床皮質線維の障害でも発症【症状】・灼熱感、間欠的疼痛、allodyniaを3主徴とする。「耐え難い痛み」・整形外科疾患との鑑別: 疼痛のみならず、「強... 2020.09.19 緩和治療脳神経系