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産業医・労働衛生コンサルタント

職場巡視

産業医の職場巡視は「義務」 産業医の職場巡視は、労働安全衛生規則第15条第1項によって義務付けられています。 労働安全衛生規則 第15条(産業医の定期巡視)産業医は、少なくとも毎月一回(産業医が、事業者から、毎月一回以上、次に掲げる情報の提...
心電図

ST上昇、低下の定義

ST上昇、低下の判断の基準点 ST上昇、低下の判断基準は「基線」と「J点」を比べて判断する 基線 一般的には,P波の始まりから次のP波の始まりの点を結んだ線をいう ※ 「T波の最後から次のP波まで」という定義もある J点の場所 QRSが終わ...
消化器

潰瘍性大腸炎

概要 ・潰瘍性大腸炎は、主として粘膜を侵し、びらんや潰瘍を形成する原因不明の大腸のびまん性非特異性炎症である。 ・医科学国際組織委員(CIOMS)では「主として粘膜と粘膜下層を侵す、大腸特に直腸の特発性、非特異炎症性疾患。30歳以下の成人に...
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救急

ショック(診断基準、理学所見)

参考;専門医部会 シリーズ:内科医に必要な救急医療 専門医部会 シリーズ:内科医に必要な救急医療 〔日内会誌 100:1084~1088,2011〕 ショックの診断基準 「1.血圧低下」と「2.小項目のうち3項目以上」でショックと診断する ...
総合診療・家庭医療

蕁麻疹

定義、病態生理 ・真皮の一過性(個疹の寿命が24時間以内)、限局性浮腫 ・皮膚の血管や血管の周囲には、肥満細胞(好塩基性の細胞)が散在しており、この肥満細胞の中にヒスタミンが多数含まれている。何らかの原因で、肥満細胞がヒスタミンを分泌する。...
皮膚科

重症薬疹(AGEP, SJS/TEN, DRESS/DISH)

重症薬疹のサイン ・皮疹に加え、「発熱」「倦怠感」「粘膜疹」を合併する場合は重症薬疹の可能性を考える 3大薬疹 1)AGEP(acute generalized exanthemotous pustulosis) 急性汎発性発疹性膿胞症 2...
消化器

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)

特徴 ・検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的または再発性に持続する機能性消化管疾患。 ・20 - 40歳代に多く、ストレスの多い先進国に多い病気であり、神経...
呼吸器

ネブライザー吸入メニュー

例1) ベネトリン吸入液 0.5% 0.3~0.5mL ビソルボン吸入液 0.2% 2mL 生食 5~8mL ネブライザー吸入 1日3回 例2) ブロムヘキシン(ビソルボン®)吸入液 2mL 生殖3mL ネブライザー吸入 1日3回
循環器

硝酸薬(種類、適応)

作用 ・末梢静脈拡張による前負荷の軽減(主な作用) ・末梢動脈拡張による後負荷軽減(第2の作用) ・冠血流増加による虚血の緩和(期待する作用) 適応 ・心不全(急性、慢性のいずれも) ・虚血性心疾患 ・高血圧の急性治療 種類 1)ニトログリ...
産業医・労働衛生コンサルタント

高年齢労働者の労働災害の特徴とその予防

高年齢労働者に発生する労働災害の特徴 ・災害の 発生率(千人率)では、若年層と高年齢労働者で高くなる傾向がみられる。 ・60 歳以上の男女別の労働災害発生率(死傷年千人率)を 30 代と比較すると、男性は約2倍、女性は約4倍となっている。な...
総合診療・家庭医療

フレイル、ロコモ、サルコペニア、老年症候群、高齢者肥満

老年症候群 ・加齢に伴い高齢者に多くみられる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称のこと ・「フレイル」、「サルコペニア」は老年症候群の一つである。 フレイル ・「フレイル」とは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、英...
産業医・労働衛生コンサルタント

上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準について

上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準について 上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準について 「上肢等に負担のかかる作業」とは、次のいずれかに該当する上肢等を過度に使用する必要のある作業をいう。 (1)上肢の反復動作の多い作業 (2)...
救急

発熱と高体温症の違い

発熱と高体温症の違い ・体温中枢で調節された体温上昇が発熱であるのに対し、気温の過度の上昇や鬱熱(服の着せ過ぎ、布団の掛け過ぎ、過剰な暖房)、脱水などにより、体温中枢とは関わりなく体温が上昇してしまう状態を高体温症とう。 この重症型が熱射病...
総合診療・家庭医療

「不明熱」に対する初期対応

不明熱の定義(1991年基準) ・体温38.3℃以上が複数回確認されている ・3週間以上継続している ・3回以上の外来か、3日以上の入院で原因が不明 推奨される初期対応・検査 1)初期対応 ・まずは薬剤熱の除外から 2) 詳細な病歴聴取 全...
救急

セロトニン症候群

疾患 ・セロトニン作動性薬剤の過剰(SSRI、SNRIなど)によりセロトニンが増え、自律神経系、筋骨格系、中枢神経系に異常を来す急性疾患 ・薬剤投与または増量してから多くは24時間以内の急性発症する(↔悪性症候群は数日~数週の経過) セロト...
脳神経系

アルコールの救急(低血糖、急性アルコール中毒、Wernicke脳症、アルコール性ケトアシドーシス、アルコール離脱)

救急外来での対応 ・外傷、事故の有無の確認 ・まずは頭蓋内損傷、脳卒中、急性心筋梗塞の除外 ・低血糖の除外(→ 血糖測定) ※大量飲酒によるエタノール代謝によって、NADH/NAD比が減少し、ピルビン酸→乳酸の反応が進み、肝臓での糖新生が阻...
緩和治療

がん性疼痛に対するオピオイド治療

オピオイド使用のタイミングと導入の方法 原則 ・まずはNSAIDsやアセトアミノフェンといった非オピオイド性鎮痛薬で開始。 ・これれらの薬剤で十分な鎮痛効果が得られない時、オピオイド使用を考慮する。 ・「痛みが強くなりそうになったら早目に使...
総合診療・家庭医療

不眠、睡眠障害(問診、検査、睡眠衛生指導、薬物療法、出口戦略)

不眠症のタイプ(DSM-3、ICSD-3) ① 入眠困難 ② 中途覚醒/睡眠維持困難 ③ 早朝覚醒 不眠に関する問診 1.不眠の種類 「寝付きはいいですか?」 「途中で目が醒めますか?」 「朝早く目が醒めて、その後眠れないことはありますか?...
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