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診察・検査

「手足の発疹」の鑑別疾患

※「手足の発疹」を来す疾患は限られている鑑別疾患・梅毒・感染心内膜炎・手足口病・リケッチア感染症・毒素性ショック症候群・掌蹠膿疱症・川崎病・薬疹
人間ドック・健診

「やせ型」体型の脂質異常症

脂質異常症は太っている人ばかりに多いとは限らない・日本では、高コレステロールの人の割合が、やせ・標準・肥満の人の間で差がなくなってきているという報告がある・特に50歳以上の女性では、やせていながら高コレステロールである人の割合が、昭和55年...
救急

切らない指輪の外し方

① 指輪の「ナンバ歩き法」指は指背側(伸側)に骨があり、指腹側(屈側)に軟部組織が多い↓指輪を指腹側から持ち上げ、その状態で指輪を「ナンバ歩き」の様に左右にずらしながらはずす↓指背の皮膚がたるんでつかえた場合は、たるみを指輪の近位方向に引っ...
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内分泌・代謝

脂質の種類(飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、オメガ脂肪酸、EPA、DHA)とその違い

脂肪(脂質)とは?・生体成分のうち、水に溶けない物質を「脂肪」という。体内では水分の次に多く含まれている。・脂肪は「科学的には脂質と呼ばれる」が、意味合いは同じである。・脂肪(脂質)は「油脂」「脂肪酸」「グリセリン」「コレステロール」などを...
血液

プロテインC、プロテインS欠乏症

プロテインCとプロテインSプロテインC・プロテインCは、生理的に不可欠な血液凝固制御物質である(“C”の名称は、精製過程のイオン交換クロマトグラフィーにおける“分画C”に由来する)。・プロテインCは活性化し、活性化プロテインCとして作用する...
脳神経系

前頭側頭葉変性症

前頭側頭型変性症の3つの病型① 前頭側頭型認知症特徴・比較的若年(50~60歳代)・比較的早い認知症悪化経過・異常行動が目立つ症状・感情の麻痺(人に共感できない)・脱抑制(犯罪行為を簡単に繰り返す、易怒性)・常同行動(同じものを何度も食べる...
脳神経系

Lewy小体型認知症(レビー小体型認知症)(dementia with Lewy bodies; DLB)

疾患・αシヌクレインの神経細胞内への異常蓄積を主病変とし、レビー小体と呼ばれる封入体を形成、疾患の進行とともにレビー小体の分布も広がる・中枢神経系以外に心臓や末梢交感神経節、消化管などの内臓自律神経系にも広がる・Lewy小体型認知症は、初期...
DM

糖尿病の診断基準

血糖値の診断基準1)正常型・早朝空腹時血糖値が110㎎/dL未満を「正常型」という・100~109㎎/dLも正常域ではあるが、糖尿病への移行の可能性もあり、「正常高値」とする(→B判定)・99㎎/dL未満は「基準値内」(→A判定)2)糖尿病...
腎臓

低Na血症(低ナトリウム血症)の鑑別、治療

低ナトリウム血症をみたら、まずは血漿浸透圧を測定すること!・低ナトリウム血症は血漿浸透圧から、「高張性(>295mOsm/L)」「等張性(280~295mOsm/L)」「低張性(<280mOsm/L)」の3つに分類される・低ナトリウム血症で...
皮膚科

多形紅斑(erythema multiforme:EM)、多形滲出性紅斑(erythema exsudative multiforme:EEM)

疾患・感染症(単純ヘルペス(最多)、マイコプラズマ、アデノウイルス、HIV、結核、真菌など)、薬剤(バルビツレート、NSAIDs、ペニシリン、フェノチアジン、スルフォナミドなど)、自己免疫性疾患、悪性腫瘍などの種々の抗原に対するアレルギー反...
人間ドック・健診

メタボリックシンドローム(診断基準)

診断基準(日本肥満学会:肥満症診療ガイドライン2016)『必須項目に加え、選択項目の3項目のうち2項目以上を満たすもの』をメタボリックシンドロームと診断する必須項目:内臓脂肪(腹腔内脂肪)蓄積・ウエスト周囲長(臍部の高さの腹囲)男性≧85c...
DM

糖尿病に合併する眼科的病変

糖尿病網膜症参照:糖尿病網膜症血管新生緑内障(虹彩ルベオーシス)・血管新生緑内障は,糖尿病網膜症,網膜中心静脈閉塞症,内頚動脈閉塞症などの眼内虚血に起因して発症する難治性緑内障である。・「糖尿病性網膜症の終末像」といわれる・血管新生緑内障で...
消化器

ダンピング症候群(dumping syndrome)

疾患・ダンピング症候群(dumping syndrome)は、胃切除後、摂取した食物が急速に小腸に流入するために起こる症状。・食事中や直後(30分程度)にみられる「早期ダンピング症候群」と、食後2~3時間たってみられる「後期(晩期)ダンピン...
人間ドック・健診

肺がん検診

・肺がん検診が推奨されるのは「40歳以上の健常者」で、「毎年定期的に」検診を受診することが推奨される・肺がん検診として推奨できる検査方法は「胸部X線」と「喀痰細胞診」を組み合わせた方法のみである・喀痰細胞診は「50歳以上、喫煙指数(1日の喫...
手技

皮下輸液(皮下点滴)の方法

皮下輸液の点滴部位・胸部・腹部針・24Gプラスチック製静脈留置針皮下輸液の量と速度・原則1 mL/分以内の速度(~60mⅬ/時、500mLのボトルで8時間程度)とする・1 mL/分の投与が可能であれば1日1,000 mL程度の補液も可能で(...
呼吸器

間質性肺炎

原因の有無による大まかな分類1)原因のないもの特発性間質性肺炎・原因が特定できない間質性肺炎の総称・特発性肺線維症(idiopathic pulmonary fibrosis:IPF)など・50歳以降の男性喫煙者に多い・乾性咳嗽が特徴的・肺...
呼吸器

喀血・血痰

定義・いずれも気道由来の出血を指す・英語ではhemoptysisで区別しない・一般に「喀血」は血液を喀出するもの、「血痰」は喀痰に血液成分を混じるものをいう・消化管由来の出血と判断が難しい場合がある。原因疾患・「気管支拡張症」「非結核性抗酸...
総合診療・家庭医療

血管内リンパ腫(Intravascular lymphoma;IVL)、血管内悪性リンパ腫

疾患・節外性の非ホジキンリンパ腫の一種。・リンパ腫細胞が血管の管腔内で発育する疾患。通常はリンパ節腫脹や腫瘤形成を認めない・大細胞型のB細胞リンパ腫細胞が起源。・毛細血管内腔にリンパ腫細胞が浸潤、増殖する。大血管を侵襲することは通常なし。・...
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