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診察・検査

難聴の検査について(Weber試験、Rinne試験)

難聴の分類 難聴は、「伝音難聴」「感音難聴」「混合難聴」の3つに大きく分けられる。 伝音難聴 ・音が伝わっていく過程の伝音機構の障害が原因の難聴。外耳、中耳に問題がある。 ・音の感覚機構そのものには障害がなく、聞こえのゆがみなどはおこらない...
総合診療・家庭医療

男の肌ケア

顔のケア 洗顔 ・37~38℃のぬるま湯で。温度が高すぎると必要な皮脂まで洗い流れてしまう。 ・手の平でゴシゴシ洗いはたるみ、皺の原因。示指、中指、環指3本の指腹で優しく洗う ・ボディー用洗剤で顔は洗わないこと。洗浄力が強く、必要な皮脂まで...
リハビリテーション

生理的コスト指数(physiological cost index:PCI)

定義 ・生理的コスト指数(Physiological Cost Index : PCI)とは、一定時間歩行した時のエネルギー効率を間接的に測定する指標であり、歩行速度、安静時および歩行時の心拍数より算出される。 ・日常生活に準じた状態で身体...
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感染

化膿性脊椎炎(椎間板炎、椎体炎)

脊椎炎? 椎間板炎? 椎体炎? ・「整形外科学用語集」(日本整形外科学会編)に「椎間板炎」「椎体炎」なる用語はない。 「化膿性脊椎炎(pyogenic spondylitis)」は用語集にある。 (→脊椎の感染症が「椎体前辺縁の終末動脈で増...
感染

カテーテル関連血流感染症(CRBSI)

検査 血液培養 ・末梢静脈からの血培は必須。可能ならばカテーテル抜去し、先端培養も提出。 ・カテーテルハブ由来と末梢静脈からの2か所から採取 診断基準 以下のどれか一つを満たす場合、CRBSIと診断 ① 1セット以上の皮膚から採取した血液培...
消化器

肝膿瘍

疾患 ・「不明熱」の原因となることがある ・原因微生物は「細菌性」と「アメーバ性」に大きく分かれる ・特に感染初期で膿瘍形成が不完全な段階や微小な膿瘍の段階では単純CTでは見落としてしまう可能性があり、造影CTや腹部エコーを行わなければ診断...
脳神経系

MLF症候群

疾患 ・橋のPPRF(paramedian pontine reticular formation:傍正中橋網様体)と中脳の動眼神経を結ぶ神経線維束(内側縦束:medial longitudinal fasciculus:MLF)が障害され...
診察・検査

脳神経の覚え方

「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う副舌」 第I脳神経 嗅神経 (知 )嗅覚 第II脳神経 視神経 (知) 視覚 第III脳神経 動眼神経 (運、副) 眼球運動(外眼筋・瞳孔括約筋・毛様体筋) 第IV脳神経 滑車神経 (運) 眼球運動...
救急

複視

複視のアプローチ まずは「片眼性」か「両眼性」かを鑑別 片眼性複視 ・単眼毎の疾患や屈折異常(乱視など)、眼科疾患であることが多い 両眼性複視 ・斜視がある時に存在する複視 ・眼科疾患でないことが多い 斜視の分類 ① 内斜視 ・片眼が内側に...
総合診療・家庭医療

パーキンソンの法則

イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが、著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」で提唱した法則。イギリスの行政組織を研究する中で導き出したという。 第1、第2の二つの法則がある。 第1法則:仕事の量は、完成のた...
総合診療・家庭医療

メラビアンの法則(人は見た目が9割)

人間が人の印象を決める要素は以下の割合 ・視覚情報:55% ・聴覚情報:38% ・言語情報:7% つまり、人の印象を決めるのは言語情報以外が約9割を占める (「人は見た目(+声の印象」が9割」) Silent Messages: Impli...
呼吸器

誤嚥性肺臓炎(誤嚥性肺炎との違い)

誤嚥性肺臓炎(aspiration pneumonitis、Mendelson症候群) ・明らかな誤嚥のエピソード後の呼吸器症状の場合に疑う (↔「誤嚥性肺炎」は不顕性誤嚥が原因で、通常明らかな誤嚥のエピソードはない) ・細菌の関与はなく、...
診察・検査

グラム染色(Gram染色)の基本

Geckler分類 ※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察すること Geckler分類 ・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。 ・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場合には「Geckle...
感染

急性副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎の治療

症状 ・発熱(ないこともある) ・くしゃみ、鼻汁、鼻閉 ・頭痛、頬部痛、顔面圧迫感 ・頭を下げると頭痛が悪化 ・経過は良好で、86%は発症から7~15日以内に抗菌薬を投与せずとも改善する ウイルス性、細菌性の鑑別 ・多くはウイルス性 ・症状...
総合診療・家庭医療

乳幼児健診、運動発達

乳幼児健康診査の頻度 ・母子保健法に基づいて、公費で乳児健診として「1歳6か月健診」と「3歳児健診」の2回(多くの市町村では3回)行われている。 成長評価(すべての年齢で実施) ・「平均値から±2以上の逸脱」や「成長率の急な変化」があれば原...
救急

子宮外妊娠

妊娠可能性の問診 「最終の正常月経開始日」とそれ以降の「性交渉歴」「避妊方法」を確認する Triad: 腹痛、無月経、不正性器出血 ・(卵管破裂を伴う場合)突然の、嘔気・嘔吐、発汗を伴う激しい痛みで発症することが多い。 ・腹痛がないこともあ...
皮膚科

メラノーマ(悪性黒色腫)

疾患 ・メラノサイト(色素細胞)より生じる悪性腫瘍 ・皮膚癌の中では「基底細胞癌」「有棘細胞癌」についで3番目に多い ・本邦では、手足に生じる末端黒子型が多い(全体の40%)  BRAF遺伝子変異 ・悪性黒色腫患者の中には、遺伝子変異の発現...
脳神経系

パーキンソン病(症状、治療)

疾患 ・中脳黒質緻密質のドパミン神経細胞内にレビー小体が形成され、神経細胞が脱落変性する ・神経細胞に過剰に発現した「αシヌクレイン」が凝集・蓄積し、神経変性や細胞死を引き起こすことで発症する ・ドパミン放出が障害されるが、後シナプスのドパ...
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