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悪性リンパ腫

3徴

『発熱』『盗汗(とうかん:寝汗)』『体重減少』を3徴とする

 

リンパ節腫大
・悪性リンパ腫の最も一般的な症状はリンパ節の腫大。
・ホジキンリンパ腫では、頸部のリンパ節が腫れやすく、非ホジキンリンパ腫では、腋の下や足の付根のリンパ節が腫れやすいということが知られている。
・さらに、腫大したリンパ節を圧迫しても痛みを感じないということも特徴。
貧血
・造血を司る骨髄の機能が抑制されてしまうため、貧血などの症状もあらわれます。
リンパ節腫大による臓器圧迫症状
・血管や神経の圧迫による浮腫、しびれ、呼吸不全など、腫瘤形成による血管、気管、神経などへの圧迫症状。

 

消化器症状

・消化管から発生した悪性リンパ腫の場合、腹痛、吐き気、血便など

 

皮膚症状

・掻痒、発赤

 

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『A症状』と『B症状』

悪性リンパ腫の病期(Ⅰ期、Ⅱ期、Ⅲ期、Ⅳ期の4つ)は以下の全身症状の有無によって、
A(症状なし)または
B(症状あり)
のいずれかに分類される。
以下の症状の一つでもあれば、病期に「B」を付ける
①発熱:38℃より高い理由不明の発熱
②寝汗:寝具(掛け布団、シーツなど)を変えなければならないほどのずぶ濡れになる汗
③体重減少:診断前の6カ月以内に通常体重の10%を超す原因不明の体重減少
日本血液学会編「造血器腫瘍診療ガイドライン 2013年版」

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