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DM治療薬(内服、インスリン)

糖尿病治療の原則

・新たに経口血糖降下薬を投与する場合は、単独では低血糖や体重増加を生じない薬剤から選び、少量から始める必要がある。
・禁忌でなければ、まずは「メトホルミン」から開始する(500㎎ 分2)

メトホルミンの禁忌

腎不全(eGFR<30mL/min)

肝硬変

呼吸不全

心不全

感染症

アルコール依存症

・やせ型(BMI<25)、メトホルミンが禁忌の場合、または80歳以上の高齢者では「DPP-4阻害薬」から開始する。
やせ型糖尿病:
インスリン分泌不足により、ブドウ糖をエネルギーとして十分活用できず、
すでにある脂肪やタンパク質をエネルギーとして使ってしまい
「ちゃんと食事を摂っているのに糖尿病で痩せる」という現象が起こる。
・薬剤の追加や変更は、通常同一薬剤で2~3か月間みてから行う
・血糖降下薬を原則3剤併用してもHbA1cが8.0%以上の時は専門医にコンサルトする

 

血糖降下薬

メトホルミン

・グルカゴンシグナル抑制、肝臓でのAMPK活性化による肝放出抑制
・空腹時血糖のみならず、食後血糖低下作用もある
・問題となる副作用は、主に消化器症(腹痛、下痢、悪心など)
・副作用予防のため、1日500㎎分2(朝夕)から開始して、漸増していく
・消化器症状がない場合は、1日1500㎎まで増量すると十分な血糖下降作用が発揮される
・腎機能障害時には中止、減量が必要
 eGFR<30:中止、30~45:半量に減量(750~1000㎎まで)、45<:投与可

 

DPP4阻害薬

・肝での糖新生の抑制効果もあり

・肥満を伴わない

薬剤

トラゼンタ(リナグリプチン)

胆汁排泄型
肝、腎機能障害どちらでも投与量を調整することなく処方可能

(腎機能障害時でのfirst choice)

・テネリア(テネリグリプチン)
腎排泄型
腎機能障害合併例でも投与量を調整することなく処方可能

GLP-1受容体作動薬

・DPP-4阻害薬より血糖下降効果強力
・トルリシティ―®(デュルグラチド):週1回製剤

 

SGLT2阻害薬

・インスリン作用とは無関係に、尿糖の再吸収を抑制し、糖を尿中に排泄させて血糖値を下げる薬

肥満型の2型糖尿病に対して、メトホルミン、インクレチン関連薬(DPP-4阻害薬、GLP-1受容体作動薬)の後に併用する3番手の薬

・腎機能障害をきたす可能性があり、投与開始4週間後にeGFRを測定する。

 

食後高血糖治療薬

食後高血糖を見抜く方法:ビッグミールの後に尿糖をチェックし、陽性なら食後高血糖の存在が示唆される

まずはビッグミールの後、1日1回から(夕食直前)

・やせ型→グリニド薬1日1回から併用開始(レパグリニド(シュアポスト®))

・肥満型→α-GI(セイブルは軟便になり、ベイスンは便秘になりやすい特徴があり、使い分ける)

 

インスリン

インスリンデグルデグ(トレシーバ®)

・持効型

・1日1~2回

・ライゾデグ®(混合型)に含まれる持効型

 

インスリンデテミル(レベミル®)

・持効型

・1日1~2回

 

インスリングラルギン(ランタス®)

・24時間に渡りほぼ一定の濃度(1日1回投与)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャートでわかる 糖尿病治療薬処方のトリセツ: 未来を護るベストチョイス!

 

 

 

 

 

 

 

 

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新潟の総合診療医、家庭医療専門医・Dr.がわそのBlog

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