Dr.Gawaso,M.D.,Ph.D.

スポンサーリンク
緩和治療

体表に露出した皮膚腫瘍(皮膚がん、乳癌など)への対応

腫瘍による皮膚の潰瘍性病変・進行した皮膚がん、または体表に露出した皮膚がん以外のがん(乳がん、頭頸部がんなど)は、広範囲の潰瘍性病変を生じ、増大した腫瘍や皮膚潰瘍からの出血・浸出液や悪臭などを生じ、患者さんやご家族のQOL(生活の質)を著し...
心電図

Brugada症候群(ブルガダ症候群)

疾患・器質的心疾患を認めないにも関わらず、主として若年~中年男性が心室細動を引き起こして突然死する疾患・40歳前後(典型例は22~64歳)を中心とした男性に多い(男性は女性の9倍)・詳しい機序は不明だが、右室流出路( right ventr...
心電図

脚ブロック

脚ブロックとは・脚ブロック(bundle branch block)は、心臓の刺激伝導系においてヒス束よりも遠位で伝導障害が生じた状態である。・なお、心房性期外収縮に伴って脚ブロックが生じることがあり「変行伝導」と称されるが、病的意義は少な...
スポンサーリンク
総合診療・家庭医療

高齢者、認知症患者の頻尿(原因、対策、治療薬)

『フレイル高齢者・認知機能低下高齢者の下部尿路機能障害に対する診療ガイドライン2021』『フレイル高齢者・認知機能低下高齢者の下部尿路機能障害に対する診療ガイドライン2021』日本サルコペニア・フレイル学会、国立長寿医療研究センター(編集)...
産業医・労働衛生コンサルタント

産業医学関連の雑誌

産業保健21情報誌「産業保健21」 JOHAS(労働者健康安全機構)・無料(ホームページからPDFダウンロード)・年4回発行・質の高い記事も多く、産業保健職には必読の雑誌月刊誌「安全と健康」月刊誌「安全と健康」・中央労働災害防止協会 刊・B...
心電図

poor R progression(PRWP)

定義V3におけるR波高<0.3mV(3.0mm)で、かつ、R波高がV2≦V3の状態をいう意義・R波は心室筋の早期脱分極を反映する。・V1~4誘導は左室前壁中隔を、V5~6誘導は左室下壁~側壁を反映する・R波の増高不良は心室起電力の低下であり...
産業医・労働衛生コンサルタント

作業面の照度

【労働安全衛生規則】第604条 事業者は、労働者を常時就業させる場所の作業面の照度を、次の表の上欄に掲げる作業の区分に応じて、同表の下欄に掲げる基準に適合させなければならない。ただし、感光材料を取り扱う作業場、坑内の作業場その他特殊な作業を...
総合診療・家庭医療

蕁麻疹

定義、病態生理・真皮の一過性(個疹の寿命が24時間以内)、限局性浮腫・皮膚の血管や血管の周囲には、肥満細胞(好塩基性の細胞)が散在しており、この肥満細胞の中にヒスタミンが多数含まれている。何らかの原因で、肥満細胞がヒスタミンを分泌する。それ...
皮膚科

重症薬疹(AGEP, SJS/TEN, DRESS/DISH)

重症薬疹のサイン・皮疹に加え、「発熱」「倦怠感」「粘膜疹」を合併する場合は重症薬疹の可能性を考える3大薬疹1)AGEP(acute generalized exanthemotous pustulosis)急性汎発性発疹性膿胞症2)SJS(...
消化器

過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome:IBS)

特徴・検査を行っても炎症や潰瘍といった器質的疾患が認められないにもかかわらず、下痢や便秘、腹痛とそれに関係する便通異常が慢性的または再発性に持続する機能性消化管疾患。・20 - 40歳代に多く、ストレスの多い先進国に多い病気であり、神経症、...
呼吸器

ネブライザー吸入メニュー

例1)ベネトリン吸入液 0.5% 0.3~0.5mLビソルボン吸入液 0.2% 2mL生食 5~8mLネブライザー吸入 1日3回例2)ブロムヘキシン(ビソルボン®)吸入液 2mL生殖3mLネブライザー吸入 1日3回
循環器

硝酸薬(種類、適応)

作用・末梢静脈拡張による前負荷の軽減(主な作用)・末梢動脈拡張による後負荷軽減(第2の作用)・冠血流増加による虚血の緩和(期待する作用)適応・心不全(急性、慢性のいずれも)・虚血性心疾患・高血圧の急性治療種類1)ニトログリセリン・ニトロペン...
総合診療・家庭医療

フレイル、ロコモ、サルコペニア、老年症候群、高齢者肥満

老年症候群・加齢に伴い高齢者に多くみられる、医師の診察や介護・看護を必要とする症状・徴候の総称のこと・「フレイル」、「サルコペニア」は老年症候群の一つである。フレイル・「フレイル」とは、日本老年医学会が2014年に提唱した概念で、英語で「老...
産業医・労働衛生コンサルタント

上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準について

上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準について上肢作業に基づく疾病の業務上外の認定基準について「上肢等に負担のかかる作業」とは、次のいずれかに該当する上肢等を過度に使用する必要のある作業をいう。(1)上肢の反復動作の多い作業(2)上肢を上...
救急

発熱と高体温症の違い

発熱と高体温症の違い・体温中枢で調節された体温上昇が発熱であるのに対し、気温の過度の上昇や鬱熱(服の着せ過ぎ、布団の掛け過ぎ、過剰な暖房)、脱水などにより、体温中枢とは関わりなく体温が上昇してしまう状態を高体温症とう。 この重症型が熱射病で...
総合診療・家庭医療

「不明熱」に対する初期対応

不明熱の定義(1991年基準)・体温38.3℃以上が複数回確認されている・3週間以上継続している・3回以上の外来か、3日以上の入院で原因が不明推奨される初期対応・検査1)初期対応・まずは薬剤熱の除外から2) 詳細な病歴聴取全身状態:・高熱・...
救急

セロトニン症候群

疾患・セロトニン作動性薬剤の過剰(SSRI、SNRIなど)によりセロトニンが増え、自律神経系、筋骨格系、中枢神経系に異常を来す急性疾患・薬剤投与または増量してから多くは24時間以内の急性発症する(↔悪性症候群は数日~数週の経過)セロトニンと...
総合診療・家庭医療

不眠、睡眠障害(問診、検査、睡眠衛生指導、薬物療法、出口戦略)

不眠症のタイプ(DSM-3、ICSD-3)① 入眠困難② 中途覚醒/睡眠維持困難③ 早朝覚醒不眠に関する問診1.不眠の種類「寝付きはいいですか?」「途中で目が醒めますか?」「朝早く目が醒めて、その後眠れないことはありますか?」「朝起きた時に...
スポンサーリンク