診察・検査 CcrとeGFRの違い、計算式 CcrとGFRの違い・eGFR(mL/min/1.73 ㎡)が標準体形に補正してある意義・1.73m²とは、標準的な体型(170cm、63kg)における体表面積。・小柄な体格の方は体格なりの小さな GFR で十分なのに、体表面積補正をすると... 2019.09.09 2023.02.03 腎臓診察・検査
診察・検査 肺の聴診(呼吸音と副雑音) 肺音とは(呼吸音と副雑音)・聴診器で聴取する肺音は、正常で聞かれる「(正常)呼吸音」と、正常では聴こえない「副雑音」に2つに分類される。・副雑音のうち、肺内に由来する肺性副雑音を「ラ音」ともいうことがある。呼吸音・正常で聴かれる生理的な音。... 2019.04.15 2023.01.24 呼吸器診察・検査
診察・検査 重症度の低い胸痛(Precordial catch , Bornholm disease) Precordial catch・小児の胸痛の8~9割を占める・健康な若年者(6~12歳)・鋭く、激しく、限局(指1~2本で示せる範囲内)した前胸部痛が突然起こる・持続は30秒~3分程度・放散痛はない・誘因なく、安静時に起こる・深呼吸で増悪... 2020.07.18 2022.12.04 小児科診察・検査
診察・検査 自律神経心電図検査(R-R間隔検査) 検査概要・自律神経の機能の異常を調べる検査。特に糖尿病患者に多くみられる自律神経の機能障害の程度を検査するために多く用いられる。自律神経と心拍数変動・心拍は普通規則正しいが、健康者でもゆらぎがあり、このゆらぎを「心拍数変動」という。・心拍数... 2022.12.01 診察・検査
診察・検査 特発性縦隔気腫 疾患・若年男性に多い(7:3)・誘発因子:運動、咳嗽、喘息発作、嘔吐などの胸腔内圧が上がる状況で発症しやすい・しかし誘発因子を認めない例も1/3で認められる症状・胸痛・呼吸苦・皮下気腫・嚥下痛・微熱Hamman徴候・縦隔気腫で聞かれる(その... 2022.07.13 2022.11.19 呼吸器診察・検査
総合診療・家庭医療 性交渉歴の聴取(5P) 性交渉歴を聴取すべき状況※ 性感染症の事前確率が高い状況では聴取する必要がある・性感染症で起こり得る症状に「長引く」「難治性の」「原因不明の」枕詞がつく場合・海外渡航歴がある患者(渡航者の約20%が行きずりの性交渉を経験し、そのうち約50%... 2019.04.28 2022.10.29 感染総合診療・家庭医療診察・検査
診察・検査 難聴の検査について(Weber試験、Rinne試験) 難聴の分類難聴は、「伝音難聴」「感音難聴」「混合難聴」の3つに大きく分けられる。伝音難聴・音が伝わっていく過程の伝音機構の障害が原因の難聴。外耳、中耳に問題がある。・音の感覚機構そのものには障害がなく、聞こえのゆがみなどはおこらないため、病... 2019.01.28 2022.10.20 耳鼻科診察・検査
診察・検査 脳神経の覚え方 「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う副舌」第I脳神経 嗅神経 (知 )嗅覚第II脳神経 視神経 (知) 視覚第III脳神経 動眼神経 (運、副) 眼球運動(外眼筋・瞳孔括約筋・毛様体筋)第IV脳神経 滑車神経 (運) 眼球運動(上斜筋... 2019.12.02 2022.10.12 脳神経系診察・検査
診察・検査 グラム染色(Gram染色)の基本 Geckler分類※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察することGeckler分類・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場合には「Geckler分類の... 2020.09.15 2022.10.03 感染診察・検査
診察・検査 脾腫の診察(触診、Traube三角、Castell法) 触診・最も特異度が高い・患者右側に立ち、左手を左肋骨下部にあて、その上の皮膚を肋骨下縁に向かって引っ張り、皮膚に余裕を持たせる。次いで右手の指先を肋骨弓下に沈めるして触診する・右側臥位にすると分かりやすくなるTraubeの三角Traubeの... 2022.03.09 2022.09.14 診察・検査
診察・検査 嘔気・嘔吐の鑑別 ※ 嘔気嘔吐に合併する随伴症状から系統的に鑑別を行うとよい。+頭痛( ± 意識障害)・クモ膜下出血(嘔吐が主訴の場合もある)・脳血管障害(嘔吐の頻度は、くも膜下>脳出血>脳梗塞)嘔吐があると死亡率が高い・髄膜炎(頭痛>嘔吐>発熱)、項部硬直... 2019.11.28 2022.08.18 消化器診察・検査
総合診療・家庭医療 プレショックの徴候「あれ、ショックだぜ」ーシステム1(直観的思考) ■あ:あくび(眠くないのに、というのが大事)■れ:冷汗(特に前胸部)血圧低下→交感神経亢進→皮膚血流低下による皮膚温低下+発汗→冷や汗■しょ:消化器症状(嘔気嘔吐、下痢など)■く:草色の顔(赤、黄、緑の3原色から赤(血)を引くと緑になる)■... 2020.10.23 2022.07.07 総合診療・家庭医療診察・検査
診察・検査 ESR 100mm/h 以上の疾患→「VSTIMPO」(By Dr.仲田) ESR 100mm/h 以上の疾患(赤沈、血沈の異常高値)は意外に限られ、「VSTIMPO」 と覚える。ESR 100mm/h 以上の疾患・Vasculitis(GCA)・Subacute thyroiditis・Tuberculosis・... 2019.11.13 2022.07.06 診察・検査
診察・検査 振戦 振戦の定義相補的に機能する拮抗筋同士の律動的かつ振動性の不随意運動。典型的には手,頭部,顔面,声帯,体幹,または下肢に生じる。診断は臨床的に行う。治療法は原因と病型によって異なるが,具体的には誘因の回避(生理的振戦),プロプラノロールまたは... 2021.11.27 2021.12.08 脳神経系診察・検査
診察・検査 共同偏視の向き 共同偏視の向き① テント上の麻痺性病変では病側② テント上の刺激性病変では健側③ 橋の障害ではテント上と逆パターン(健側)medicina(メディチーナ) 2019年 増刊号 特集 一人でも慌てない! 「こんなときどうする?」の処方箋85 2021.12.07 脳神経系診察・検査
診察・検査 簡易嚥下機能評価 反復唾液嚥下テスト(Repetitive saliva swallowing test:RSST)・口腔内を湿らせた後、空嚥下を30秒間繰り返し、「2回以下」を陽性(→嚥下障害あり)改訂水飲みテスト・氷水3ml(原法では30ml)嚥下させ、... 2019.09.21 2021.11.09 脳神経系診察・検査
診察・検査 構音障害の見つけ方 ※ 構音障害の有無の確認は、「小脳・脳幹障害」の検索に重要音の種類口唇(Ⅶ:顔面神経)・パ行・バ行・マ行軟口蓋(Ⅹ:迷走神経)・カ行舌音(Ⅻ:舌下神経)・サ行・タ行・ダ行・ラ行・ナ行分類弛緩性構音障害・下位運動ニューロン障害や筋の障害で生じ... 2021.08.07 2021.10.27 脳神経系診察・検査