診察・検査 脳神経の覚え方 「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う副舌」 第I脳神経 嗅神経 (知 )嗅覚 第II脳神経 視神経 (知) 視覚 第III脳神経 動眼神経 (運、副) 眼球運動(外眼筋・瞳孔括約筋・毛様体筋) 第IV脳神経 滑車神... 2019.12.02 2022.10.12 診察・検査脳神経系
診察・検査 グラム染色(Gram染色)の基本 Geckler分類 ※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察すること Geckler分類 ・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。 ・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場... 2020.09.15 2022.10.03 診察・検査感染
診察・検査 起立性失神、前失神の鑑別起立試験(Schellong test、簡易tilt試験) Schellong test ・仰臥位で5分間安静 ・「仰臥位時」「起立直後」「1分後」「3分後」に血圧測定 ・基本は立位だが、不可能な場合は座位(端座位で下肢を下した状態)でも可。 ↓ 【判定】 ・収縮期血圧が20... 2019.06.01 2022.09.30 診察・検査循環器
診察・検査 脾腫の診察(触診、Traube三角、Castell法) 触診 ・最も特異度が高い ・患者右側に立ち、左手を左肋骨下部にあて、その上の皮膚を肋骨下縁に向かって引っ張り、皮膚に余裕を持たせる。次いで右手の指先を肋骨弓下に沈めるして触診する ・右側臥位にすると分かりやすくなる ... 2022.03.09 2022.09.14 診察・検査
診察・検査 嘔気・嘔吐の鑑別 ※ 嘔気嘔吐に合併する随伴症状から系統的に鑑別を行うとよい。 +頭痛( ± 意識障害) ・クモ膜下出血(嘔吐が主訴の場合もある) ・脳血管障害(嘔吐の頻度は、くも膜下>脳出血>脳梗塞) 嘔吐があると死亡率が高い ... 2019.11.28 2022.08.18 診察・検査消化器
診察・検査 プレショックの徴候「あれ、ショックだぜ」ーシステム1(直観的思考) ■あ:あくび(眠くないのに、というのが大事) ■れ:冷汗(特に前胸部) 血圧低下→交感神経亢進→皮膚血流低下による皮膚温低下+発汗→冷や汗 ■しょ:消化器症状(嘔気嘔吐、下痢など) ■く:草色の顔(赤、黄、緑の3原色から赤(... 2020.10.23 2022.07.07 診察・検査総合診療・家庭医療
診察・検査 ESR 100mm/h 以上の疾患→「VSTIMPO」(By Dr.仲田) ESR 100mm/h 以上の疾患(赤沈、血沈の異常高値)は意外に限られ、「VSTIMPO」 と覚える。 ESR 100mm/h 以上の疾患 ・Vasculitis(GCA) ・Subacute thyroid... 2019.11.13 2022.07.06 診察・検査
診察・検査 振戦 振戦の定義 相補的に機能する拮抗筋同士の律動的かつ振動性の不随意運動。典型的には手,頭部,顔面,声帯,体幹,または下肢に生じる。 診断は臨床的に行う。 治療法は原因と病型によって異なるが,具体的には誘因の回避(生理的振戦),プ... 2021.11.27 2021.12.08 診察・検査脳神経系
診察・検査 共同偏視の向き 共同偏視の向き ① テント上の麻痺性病変では病側 ② テント上の刺激性病変では健側 ③ 橋の障害ではテント上と逆パターン(健側) medicina(メディチーナ) 2019年 増刊号 特集 一人でも慌... 2021.12.07 診察・検査脳神経系
診察・検査 簡易嚥下機能評価 反復唾液嚥下テスト(Repetitive saliva swallowing test:RSST) ・口腔内を湿らせた後、空嚥下を30秒間繰り返し、「2回以下」を陽性(→嚥下障害あり) 改訂水飲みテスト ・氷水3ml(原法では... 2019.09.21 2021.11.09 診察・検査脳神経系
診察・検査 構音障害の見つけ方 ※ 構音障害の有無の確認は、「小脳・脳幹障害」の検索に重要 音の種類 口唇(Ⅶ:顔面神経) ・パ行 ・バ行 ・マ行 軟口蓋(Ⅹ:迷走神経) ・カ行 舌音(Ⅻ:舌下神経) ・サ... 2021.08.07 2021.10.27 診察・検査脳神経系
診察・検査 Bence-Jones蛋白(BJP:ベンスジョーンズ蛋白) ・尿中に出現した免疫グロブリン軽鎖(κまたはλ鎖) ・分子量が小さいため尿中に排泄される。しかし試験紙法では検出できない。 2021.07.26 2021.10.05 診察・検査血液
診察・検査 意識障害、昏睡状態でも確認できる神経所見 昏睡状態であっても、下記の所見は取ること。 1.眼 ・瞳孔径 ・対光反射 ・眼位 ・前庭眼球反射(人形の眼現象)→Wernicke脳症 ・睫毛反射 2.髄膜刺激徴候 ・項部硬直(nuchal rigidity) 3... 2020.10.24 2021.09.23 診察・検査脳神経系
診察・検査 トランスアミナーゼ(AST、ALT) 正常値 ・ほぼAST=ALT ALTはASTより肝特異性が高い ・ALTは肝臓の細胞質内に最も豊富に存在するため、軽度の肝障害で肝細胞膜の透過性が高まっただけでも血中に簡単に逸脱する ・ASTは主にミトコンドリア内に存在... 2021.09.21 診察・検査消化器
診察・検査 Coombs試験 赤血球表面に結合しうる抗赤血球抗体の有無を調べる試験。 溶血が疑われる場合(網状赤血球増加、間接ビリルビン高値、LDHの上昇、ハプトグロビンの低下)時に、まずはじめに行う。 直接クームス試験 赤血球表面に結合している抗体あるいは補... 2019.03.01 2021.09.19 診察・検査血液
診察・検査 異常な呼吸(ビオ―呼吸(失調性呼吸)、チェーンストークス呼吸、奇異呼吸、陥没呼吸) ビオー呼吸(Biot's respiration) ・失調性呼吸とも呼ばれ、呼吸リズム(呼吸数)、換気量および無呼吸時間がすべて不規則に混在する異常呼吸である。 ・チェーンストークス呼吸と同様に無呼吸と頻呼吸の反復であるが、異なる点... 2019.11.26 2021.09.07 診察・検査呼吸器
診察・検査 Horner症候群(ホルネル症候群) 疾患 ・交感神経遠心路の障害によって生じる「中等度縮瞳」「眼瞼下垂(眼裂狭小)」「眼球陥凹(眼球後退)」を三大徴候とする症候群。 ・眼の徴候以外では「顔面の発汗低下と紅潮」を特徴とする。 機序 ・交感神経遠心路には3つの... 2021.01.21 2021.08.24 診察・検査脳神経系