診察・検査

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総合診療・家庭医療

性交渉歴の聴取(5P)

性交渉歴を聴取すべき状況 ※ 性感染症の事前確率が高い状況では聴取する必要がある ・性感染症で起こり得る症状に「長引く」「難治性の」「原因不明の」枕詞がつく場合 ・海外渡航歴がある患者(渡航者の約20%が行きずりの性交渉を経験し、そのうち約...
診察・検査

難聴の検査について(Weber試験、Rinne試験)

難聴の分類 難聴は、「伝音難聴」「感音難聴」「混合難聴」の3つに大きく分けられる。 伝音難聴 ・音が伝わっていく過程の伝音機構の障害が原因の難聴。外耳、中耳に問題がある。 ・音の感覚機構そのものには障害がなく、聞こえのゆがみなどはおこらない...
診察・検査

脳神経の覚え方

「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う副舌」 第I脳神経 嗅神経 (知 )嗅覚 第II脳神経 視神経 (知) 視覚 第III脳神経 動眼神経 (運、副) 眼球運動(外眼筋・瞳孔括約筋・毛様体筋) 第IV脳神経 滑車神経 (運) 眼球運動...
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診察・検査

グラム染色(Gram染色)の基本

Geckler分類 ※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察すること Geckler分類 ・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。 ・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場合には「Geckle...
診察・検査

起立性失神、前失神の鑑別起立試験(Schellong test、簡易tilt試験)

Schellong test ・仰臥位で5分間安静 ・「仰臥位時」「起立直後」「1分後」「3分後」に血圧測定 ・基本は立位だが、不可能な場合は座位(端座位で下肢を下した状態)でも可。 ↓ 【判定】 ・収縮期血圧が20㎜Hg以上の低下 ・収縮...
診察・検査

脾腫の診察(触診、Traube三角、Castell法)

触診 ・最も特異度が高い ・患者右側に立ち、左手を左肋骨下部にあて、その上の皮膚を肋骨下縁に向かって引っ張り、皮膚に余裕を持たせる。次いで右手の指先を肋骨弓下に沈めるして触診する ・右側臥位にすると分かりやすくなる Traubeの三角 Tr...
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嘔気・嘔吐の鑑別

※ 嘔気嘔吐に合併する随伴症状から系統的に鑑別を行うとよい。 +頭痛( ± 意識障害) ・クモ膜下出血(嘔吐が主訴の場合もある) ・脳血管障害(嘔吐の頻度は、くも膜下>脳出血>脳梗塞) 嘔吐があると死亡率が高い ・髄膜炎(頭痛>嘔吐>発熱)...
総合診療・家庭医療

プレショックの徴候「あれ、ショックだぜ」ーシステム1(直観的思考)

■あ:あくび(眠くないのに、というのが大事) ■れ:冷汗(特に前胸部) 血圧低下→交感神経亢進→皮膚血流低下による皮膚温低下+発汗→冷や汗 ■しょ:消化器症状(嘔気嘔吐、下痢など) ■く:草色の顔(赤、黄、緑の3原色から赤(血)を引くと緑に...
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ESR 100mm/h 以上の疾患→「VSTIMPO」(By Dr.仲田)

ESR 100mm/h 以上の疾患(赤沈、血沈の異常高値)は意外に限られ、「VSTIMPO」 と覚える。 ESR 100mm/h 以上の疾患 ・Vasculitis(GCA) ・Subacute thyroiditis ・Tuberculo...
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振戦

振戦の定義 相補的に機能する拮抗筋同士の律動的かつ振動性の不随意運動。典型的には手,頭部,顔面,声帯,体幹,または下肢に生じる。 診断は臨床的に行う。 治療法は原因と病型によって異なるが,具体的には誘因の回避(生理的振戦),プロプラノロール...
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共同偏視の向き

共同偏視の向き ① テント上の麻痺性病変では病側 ② テント上の刺激性病変では健側 ③ 橋の障害ではテント上と逆パターン(健側) medicina(メディチーナ) 2019年 増刊号 特集 一人でも慌てない! 「こんなときどうする?」の処方...
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簡易嚥下機能評価

反復唾液嚥下テスト(Repetitive saliva swallowing test:RSST) ・口腔内を湿らせた後、空嚥下を30秒間繰り返し、「2回以下」を陽性(→嚥下障害あり) 改訂水飲みテスト ・氷水3ml(原法では30ml)嚥下...
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構音障害の見つけ方

※ 構音障害の有無の確認は、「小脳・脳幹障害」の検索に重要 音の種類 口唇(Ⅶ:顔面神経) ・パ行 ・バ行 ・マ行 軟口蓋(Ⅹ:迷走神経) ・カ行 舌音(Ⅻ:舌下神経) ・サ行 ・タ行 ・ダ行 ・ラ行 ・ナ行 分類 弛緩性構音障害 ・下位運...
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肛門鏡

診察・検査

Bence-Jones蛋白(BJP:ベンスジョーンズ蛋白)

・尿中に出現した免疫グロブリン軽鎖(κまたはλ鎖) ・分子量が小さいため尿中に排泄される。しかし試験紙法では検出できない。
診察・検査

意識障害、昏睡状態でも確認できる神経所見

昏睡状態であっても、下記の所見は取ること。 1.眼 ・瞳孔径 ・対光反射 ・眼位 ・前庭眼球反射(人形の眼現象)→Wernicke脳症 ・睫毛反射 2.髄膜刺激徴候 ・項部硬直(nuchal rigidity) 3.筋力 ・四肢筋緊張 ・自...
診察・検査

トランスアミナーゼ(AST、ALT)

正常値 ・ほぼAST=ALT ALTはASTより肝特異性が高い ・ALTは肝臓の細胞質内に最も豊富に存在するため、軽度の肝障害で肝細胞膜の透過性が高まっただけでも血中に簡単に逸脱する ・ASTは主にミトコンドリア内に存在し、肝臓以外にも心筋...
診察・検査

Coombs試験

赤血球表面に結合しうる抗赤血球抗体の有無を調べる試験。 溶血が疑われる場合(網状赤血球増加、間接ビリルビン高値、LDHの上昇、ハプトグロビンの低下)時に、まずはじめに行う。 直接クームス試験 赤血球表面に結合している抗体あるいは補体を検出す...
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