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内分泌・代謝

急性間欠性ポルフィリン症(Acute intermittent porphyria)

ポルフィリン症とは ・ヘム代謝系に関わる8つの酵素のいずれかの活性低下により、ポルフィリン体あるいはその前駆体が蓄積することによって発症する遺伝性の代謝疾患 ・現在9つの病型に分けられる。 ・これらのうち光線過敏など皮膚の症状を主に生じるも...
人間ドック・健診

A/G比(アルブミン/グロブリン比)

A/G比(アルブミン/グロブリン比)とは? 基準値:1.32〜2.23(日本臨床検査標準協議会より) ・A/G比(アルブミン/グロブリン比)は、アルブミンとグロブリンの割合を示した数値 (「グロブリン量=総タンパクーアルブミン」にて算出) ...
脳神経系

微小脳出血(cerebral microbleeding)、無症候性微小脳出血

疾患概念 ・高齢、高血圧、糖尿病、大脳白質病変、脳卒中の既往、抗血栓薬内服があると出現頻度が高まる ・脳出血の極めて強い危険因子であり、また脳梗塞の危険因子でもある ・大脳基底核の微小脳出血は年齢、血圧と、皮質や皮質下の微小脳出血はアミロイ...
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診察・検査

偽性血小板減少症

概念 ・末梢血血算の容器に入っている抗凝固薬のEDTA(ethylenediaminetetraacetic acid:エチレンジアミン四酢酸)存在下で血小板凝集が起こり、自動計数による血小板数測定が低値になるエラーのこと 対策 ・新鮮血塗...
人間ドック・健診

好中球減少症

参照:発熱性好中球減少症(febrile neutropenia: FN) 白血球減少症、好中球減少症の定義 白血球減少症 4000/μL以下 好中球減少症 1500/μL以下 ※好中球数=WBCカウント×(stab+seg) ※1000以...
精神科

抗不安薬(非専門医が使用可能な薬)

抗不安薬の原則 ・「効果の強いもの」「半減期が短いもの」ほど依存を形成しやすい (特にデパス®) ・非専門医は原則として頓用処方とする ・非専門医が使用可能な抗不安薬: アルプラゾラム(ソラナックス、コンスタン):中間型 ロラゼパム(ワイパ...
スポーツドクター

日本スポーツ協会公認スポーツドクター

養成講習会:スポーツドクター 参照サイト: 公認スポーツ指導者Q&A 公認スポーツ指導者Q&A 日本スポーツ協会公認スポーツドクター スポーツドクター資格を取得するにはどのようにしたら良いですか? 日本スポーツ協会で開催する養成講習会(基礎...
総合診療・家庭医療

新型コロナウイルス予防接種(予診時の注意点、副反応への対応)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き 新型コロナウイルス感染症(COVID-19) 診療の手引き・第 9.0 版 5類移行以降のワクチン接種 ・高齢者、基礎疾患を有する方(小児も含む)、医療従事者等に令和5年5月8日か...
DM

低血糖

低血糖時:70㎎/dL以下 ・低血糖患者の約3%で片麻痺が出ることがあり、脳卒中と誤診しないこと! (麻痺がある場合もまずは血糖測定!) ・低血糖は脳卒中と区別のできない神経学的巣症状を引き起こすことがあり、 高濃度ブドウ糖液の投与により劇...
診察・検査

「手足の発疹」の鑑別疾患

※「手足の発疹」を来す疾患は限られている 鑑別疾患 ・梅毒 ・感染心内膜炎 ・手足口病 ・リケッチア感染症 ・毒素性ショック症候群 ・掌蹠膿疱症 ・川崎病 ・薬疹
人間ドック・健診

「やせ型」体型の脂質異常症

脂質異常症は太っている人ばかりに多いとは限らない ・日本では、高コレステロールの人の割合が、やせ・標準・肥満の人の間で差がなくなってきているという報告がある ・特に50歳以上の女性では、やせていながら高コレステロールである人の割合が、昭和5...
救急

切らない指輪の外し方

① 指輪の「ナンバ歩き法」 指は指背側(伸側)に骨があり、指腹側(屈側)に軟部組織が多い ↓ 指輪を指腹側から持ち上げ、その状態で指輪を「ナンバ歩き」の様に左右にずらしながらはずす ↓ 指背の皮膚がたるんでつかえた場合は、たるみを指輪の近位...
内分泌・代謝

脂質の種類(飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、オメガ脂肪酸、EPA、DHA)とその違い

脂肪(脂質)とは? ・生体成分のうち、水に溶けない物質を「脂肪」という。体内では水分の次に多く含まれている。 ・脂肪は「科学的には脂質と呼ばれる」が、意味合いは同じである。 ・脂肪(脂質)は「油脂」「脂肪酸」「グリセリン」「コレステロール」...
血液

プロテインC、プロテインS欠乏症

プロテインCとプロテインS プロテインC ・プロテインCは、生理的に不可欠な血液凝固制御物質である(“C”の名称は、精製過程のイオン交換クロマトグラフィーにおける“分画C”に由来する)。 ・プロテインCは活性化し、活性化プロテインCとして作...
内分泌・代謝

副甲状腺機能亢進症

高カルシウム血症の鑑別診断 ・原発性副甲状腺機能亢進症 ・悪性腫瘍(肺癌、頭頸部癌、腎細胞癌、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫、成人T細胞白血病(南西地方)) ・サルコイドーシス、結核 (肉芽腫のマクロファージ系細胞からのビタミンD過剰産生による...
診察・検査

認知症の早期発見、初診時検査(治療可能な認知症)

認知症診療の原則 ・アルツハイマー型認知症は、他の認知症の原因となる疾患の鑑別をして、どの疾患でもない場合に診断されることを認識しておくこと(除外診断である) 認知症スクリーニング:Mini-Cog Mini-Cog ・「3語の即時再生」「...
脳神経系

前頭側頭葉変性症

前頭側頭型変性症の3つの病型 ① 前頭側頭型認知症 特徴 ・比較的若年(50~60歳代) ・比較的早い認知症悪化経過 ・異常行動が目立つ 症状 ・感情の麻痺(人に共感できない) ・脱抑制(犯罪行為を簡単に繰り返す、易怒性) ・常同行動(同じ...
脳神経系

Lewy小体型認知症(レビー小体型認知症)(dementia with Lewy bodies; DLB)

疾患 ・αシヌクレインの神経細胞内への異常蓄積を主病変とし、レビー小体と呼ばれる封入体を形成、疾患の進行とともにレビー小体の分布も広がる ・中枢神経系以外に心臓や末梢交感神経節、消化管などの内臓自律神経系にも広がる ・Lewy小体型認知症は...
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