リハビリテーション 生理的コスト指数(physiological cost index:PCI) 定義・生理的コスト指数(Physiological Cost Index : PCI)とは、一定時間歩行した時のエネルギー効率を間接的に測定する指標であり、歩行速度、安静時および歩行時の心拍数より算出される。・日常生活に準じた状態で身体活動... 2021.10.06 2022.10.18 リハビリテーション
感染 化膿性脊椎炎(椎間板炎、椎体炎) 脊椎炎? 椎間板炎? 椎体炎?・「整形外科学用語集」(日本整形外科学会編)に「椎間板炎」「椎体炎」なる用語はない。「化膿性脊椎炎(pyogenic spondylitis)」は用語集にある。(→脊椎の感染症が「椎体前辺縁の終末動脈で増殖」→... 2019.09.04 2022.10.18 感染整形外科・外傷
感染 カテーテル関連血流感染症(CRBSI) 検査血液培養・末梢静脈からの血培は必須。可能ならばカテーテル抜去し、先端培養も提出。・カテーテルハブ由来と末梢静脈からの2か所から採取診断基準以下のどれか一つを満たす場合、CRBSIと診断① 1セット以上の皮膚から採取した血液培養とカテーテ... 2022.10.17 感染
消化器 肝膿瘍 疾患・「不明熱」の原因となることがある・原因微生物は「細菌性」と「アメーバ性」に大きく分かれる・特に感染初期で膿瘍形成が不完全な段階や微小な膿瘍の段階では単純CTでは見落としてしまう可能性があり、造影CTや腹部エコーを行わなければ診断にたど... 2022.10.15 感染消化器
脳神経系 MLF症候群 疾患・橋のPPRF(paramedian pontine reticular formation:傍正中橋網様体)と中脳の動眼神経を結ぶ神経線維束(内側縦束:medial longitudinal fasciculus:MLF)が障害される... 2022.10.12 脳神経系
診察・検査 脳神経の覚え方 「嗅いで見る動く車の三の外、顔耳のどに迷う副舌」第I脳神経 嗅神経 (知 )嗅覚第II脳神経 視神経 (知) 視覚第III脳神経 動眼神経 (運、副) 眼球運動(外眼筋・瞳孔括約筋・毛様体筋)第IV脳神経 滑車神経 (運) 眼球運動(上斜筋... 2019.12.02 2022.10.12 脳神経系診察・検査
救急 複視 複視のアプローチまずは「片眼性」か「両眼性」かを鑑別片眼性複視・単眼毎の疾患や屈折異常(乱視など)、眼科疾患であることが多い両眼性複視・斜視がある時に存在する複視・眼科疾患でないことが多い斜視の分類① 内斜視・片眼が内側に寄っている状態・外... 2022.10.12 救急脳神経系
総合診療・家庭医療 パーキンソンの法則 イギリスの歴史学者・政治学者であるシリル・ノースコート・パーキンソンが、著書「パーキンソンの法則:進歩の追求」で提唱した法則。イギリスの行政組織を研究する中で導き出したという。第1、第2の二つの法則がある。第1法則:仕事の量は、完成のために... 2022.09.09 2022.10.10 総合診療・家庭医療
総合診療・家庭医療 メラビアンの法則(人は見た目が9割) 人間が人の印象を決める要素は以下の割合・視覚情報:55%・聴覚情報:38%・言語情報:7%つまり、人の印象を決めるのは言語情報以外が約9割を占める(「人は見た目(+声の印象」が9割」)Silent Messages: Implicit Co... 2022.09.09 2022.10.10 総合診療・家庭医療
呼吸器 誤嚥性肺臓炎(誤嚥性肺炎との違い) 誤嚥性肺臓炎(aspiration pneumonitis、Mendelson症候群)・明らかな誤嚥のエピソード後の呼吸器症状の場合に疑う(↔「誤嚥性肺炎」は不顕性誤嚥が原因で、通常明らかな誤嚥のエピソードはない)・細菌の関与はなく、胃酸や... 2022.09.14 2022.10.03 呼吸器感染
診察・検査 グラム染色(Gram染色)の基本 Geckler分類※ 「Geckler分類4群以上」の検体で観察することGeckler分類・グラム染色を行い、それを診断のための材料にするには質の良い検体採取が必須である。・特に喀痰の質は重要で、肺炎を評価する場合には「Geckler分類の... 2020.09.15 2022.10.03 感染診察・検査
感染 急性副鼻腔炎、鼻副鼻腔炎の治療 症状・発熱(ないこともある)・くしゃみ、鼻汁、鼻閉・頭痛、頬部痛、顔面圧迫感・頭を下げると頭痛が悪化・経過は良好で、86%は発症から7~15日以内に抗菌薬を投与せずとも改善するウイルス性、細菌性の鑑別・多くはウイルス性・症状が2峰性に悪化す... 2020.11.13 2022.10.01 感染耳鼻科
総合診療・家庭医療 乳幼児健診、運動発達 乳幼児健康診査の頻度・母子保健法に基づいて、公費で乳児健診として「1歳6か月健診」と「3歳児健診」の2回(多くの市町村では3回)行われている。成長評価(すべての年齢で実施)・「平均値から±2以上の逸脱」や「成長率の急な変化」があれば原因検索... 2021.04.18 2022.09.19 小児科総合診療・家庭医療
救急 子宮外妊娠 妊娠可能性の問診「最終の正常月経開始日」とそれ以降の「性交渉歴」「避妊方法」を確認するTriad: 腹痛、無月経、不正性器出血・(卵管破裂を伴う場合)突然の、嘔気・嘔吐、発汗を伴う激しい痛みで発症することが多い。・腹痛がないこともある(4%... 2019.04.19 2022.09.19 救急産婦人科
皮膚科 メラノーマ(悪性黒色腫) 疾患・メラノサイト(色素細胞)より生じる悪性腫瘍・皮膚癌の中では「基底細胞癌」「有棘細胞癌」についで3番目に多い・本邦では、手足に生じる末端黒子型が多い(全体の40%) BRAF遺伝子変異・悪性黒色腫患者の中には、遺伝子変異の発現がみられる... 2020.03.21 2022.09.17 皮膚科
診察・検査 脾腫の診察(触診、Traube三角、Castell法) 触診・最も特異度が高い・患者右側に立ち、左手を左肋骨下部にあて、その上の皮膚を肋骨下縁に向かって引っ張り、皮膚に余裕を持たせる。次いで右手の指先を肋骨弓下に沈めるして触診する・右側臥位にすると分かりやすくなるTraubeの三角Traubeの... 2022.03.09 2022.09.14 診察・検査
皮膚科 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(staphylococcal scalded skin syndrome;SSSS) 疾患・黄色ブドウ球菌が産生する外毒素の一つである表皮剥離毒素(exfoliative toxin:ET)によって、表皮が侵され、火傷のように剥けてしまう疾患。・ETは表皮細胞間接着因子である「デスモグレイン1」を特異的に切断するため、表皮上... 2022.09.13 小児科皮膚科
皮膚科 色素失調症 概念・定義・色素失調症は、皮膚、髪、歯、爪、目、中枢神経に症状が現れる疾患である。・脱毛、歯牙欠損、歯牙形態異常、爪の栄養障害を呈する。・網膜の血管新生が一部の罹患者に見られ、 網膜剥離を起こしやすい。・神経における所見では精神発達遅滞、知... 2022.09.09 皮膚科