DM

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内分泌・代謝

糖尿病緊急症(高血糖緊急症、正常血糖ケトアシドーシス)

高血糖による緊急症(糖尿病の救急):DKAとHHS ※基本的にはICU管理 ・糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis;DKA) ・高浸透圧高血糖症候群(hyperosmolar hyperglycemic st...
DM

DM治療薬(内服、注射、インスリン)

糖尿病治療の原則 1)糖尿病の病態 ・2型糖尿病の病態は「インスリン分泌能低下」と「インスリン感受性低下(インスリン抵抗性増大)」の両者が個々の患者に種々の程度で加わり、その結果、インスリン作用不足が起こることである。 ・その結果慢性の高血...
内分泌・代謝

1型糖尿病(成因、亜分類、治療)

1型糖尿病の成因、特徴 ・原因は不明だが、主として自己免疫やウイルス感染を基礎にした膵β細胞の破壊により、インスリン欠乏状態が生じて発症する。 ・病因に自己免疫が関わっていることが多いが、特発性もある ・小児期に急性発症することが多い ・発...
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DM

妊娠糖尿病(gestational diabetes mellitus:GDM)

概念 ・「妊娠中に初めて発見、または発症した糖尿病に至っていない糖代謝異常」で、妊娠中の明らかな糖尿病および糖尿病合併妊娠は含めない。 ・胎盤から産生される種々のインスリン拮抗ホルモンにより、インスリン抵抗状態になることが原因。 ・産後、イ...
内分泌・代謝

老年症候群、認知機能障害を伴った糖尿病患者に対する治療(内服薬選択、インスリンのステップダウン)

老年症候群患者に対する糖尿病治療 ・認知機能の確認(DASC-8やHDS-Rでの評価) ・服薬回数は1日1~2回に留める ・可能な限りインスリン治療は避ける ・どうしてもインスリンが不可欠な場合は、1日1回の基礎インスリン補充療法を選択する...
DM

糖尿病網膜症

疾患 ・糖尿病コントロール不良例の発症5~10年で起こることが多い ・糖尿病網膜症存在下では、急激な血糖改善はかえって網膜症の進行を推し進めてしまう。 そのため「緩やかな血糖コントロール(HbA1cで月0.5~1%程度)」が網膜症の病勢コン...
脳神経系

糖尿病性神経障害(糖尿病性ニューロパチー)

特徴 ・糖尿病患者の30~40%に発症 ・神経線維の変性、脱落は軸索の長さに依存するため、両下肢遠位(足趾、足底)から発症し、その後かなり進行した後に両手に発症する。 ・左右対称性(靴下・手袋型) ・感覚障害優位(↔運動神経障害優位、筋萎縮...
DM

低血糖

低血糖時:70㎎/dL以下 ・低血糖患者の約3%で片麻痺が出ることがあり、脳卒中と誤診しないこと! (麻痺がある場合もまずは血糖測定!) ・低血糖は脳卒中と区別のできない神経学的巣症状を引き起こすことがあり、 高濃度ブドウ糖液の投与により劇...
DM

糖尿病の診断基準

血糖値の診断基準 1)正常型 ・早朝空腹時血糖値が110㎎/dL未満を「正常型」という ・100~109㎎/dLも正常域ではあるが、糖尿病への移行の可能性もあり、「正常高値」とする (→B判定) ・99㎎/dL未満は「基準値内」 (→A判定...
DM

糖尿病に合併する眼科的病変

糖尿病網膜症 参照:糖尿病網膜症 血管新生緑内障(虹彩ルベオーシス) ・血管新生緑内障は,糖尿病網膜症,網膜中心静脈閉塞症,内頚動脈閉塞症などの眼内虚血に起因して発症する難治性緑内障である。 ・「糖尿病性網膜症の終末像」といわれる ・血管新...
DM

血糖コントロール目標(65歳未満、65歳以上)

1) 65歳未満 参照:糖尿病治療ガイド2020-2021 ・合併症予防の観点からHbA1cの目標値を『7.0%未満』とする。 ・対応する血糖値としては、『空腹時血糖値130㎎/dL未満』『食後2時間血糖値180㎎/dL未満』をおおよその目...
内分泌・代謝

DM生活指導(食事、飲酒、運動療法)

食事指導 1.減量への動機づけ ・20歳時の体重からの体重増加を確認。 ・体脂肪モデル(3㎏)を用いて減量への動機づけ 参照(このサイトより引用): 重量、色、触感など人間の体脂肪に準じたモデルを目の当たりにすることによって、過度の体脂肪蓄...
内分泌・代謝

インスリン自己免疫症候群

疾患 ・インスリン自己免疫症候群は自発性低血糖症のひとつ ・「インスリン注射歴がないにもかかわらずインスリン自己抗体により重症の低血糖発作を引き起こす ・サプリメントのαリポ酸をはじめとしたSH基をもつ薬剤(カプトプリルやチアマゾールなど)...
内分泌・代謝

DM検査(初診時の検査や薬物開始適応)

初診時に確認すべきこと ・血糖値 ・体重とその推移(特に急激な体重減少の有無) ・尿ケトン体の有無(高血糖があり、尿ケトン体が陽性の場合は早急にインスリン治療が必要) ・早期眼科受診(網膜症チェック) 初診時検査項目 ・空腹時血糖 ・空腹時...
診察・検査

75gOGTT (75g経口ブドウ糖負荷試験)

適応 <強く推奨される場合> ・空腹時血糖が110~125㎎/dLのもの(正常:110㎎/dL未満) ・随時血糖が140~199㎎/dLのもの ・HbA1cが6.0~6.4%のもの(ただし明らかな糖尿病の症状が存在するものを除く) <行うこ...
DM

「糖尿病に合併した高血圧症」の薬剤選択

糖尿病に合併した高血圧症の降圧目標 (参照:「高血圧治療ガイドライン2019」) 『(診察室血圧):130/80㎜Hg未満』 ・第一選択薬:ACE阻害薬、ARB、Ca拮抗薬、少量サイアザイド系利尿薬 ・「微量アルブミン尿」や「尿蛋白」を有す...
救急

インスリン点滴内混注指示(経験則)

基本原則 ・ブドウ糖5~10gにつき、速効型インスリン1単位混注 ※ その後の血糖値の推移を測定し、適宜調整する。 点滴種類別投与例 ・ソリタT3(ソルデム3号):ブドウ糖 21.5g/500mL(4.3%w/v) →インスリン2~4単位混...
内分泌・代謝

DM sick day(シックデイ)の指導

シックデイルール ・スープやミネラルを含んだ1000ml以上の水分(みそ汁、スープ等)を摂取する ・食欲がなくても、口当たりがよく消化の良いものを、摂取しやすい形で、1日100g以上の「炭水化物」「糖質」を摂取する(お粥、ジュース、アイスク...
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