循環器

スポンサーリンク
循環器

頚動脈狭窄、頚動脈エコー

頚動脈エコー検査・高周波リニアプローベを使用・仰臥位、軽度頚部後屈および非観察側へ30°程度回旋IMT(Intima Media Thicknes:内膜中膜複合体厚)正常値:1.0mm以下狭窄率・短軸像による「面積狭窄率」が径狭窄率よりも適...
診察・検査

奇脈

定義・健常人でも血圧は吸気時に低下するが、吸気時の収縮期血圧低下は正常では10mmHg未満である。・これが10mmHg以上となり,小脈(脈圧が小さいこと)となる現象を「奇脈(paradoxical pulse(pulsus paradoxu...
循環器

慢性肺血栓塞栓症、慢性血栓塞栓性肺高血圧症

慢性肺血栓塞栓症・器質化した血栓により肺動脈が閉塞し、肺血流分布及び肺循環動態の異常が6か月以上にわたって固定している病態を「慢性肺血栓塞栓症」という。・中高年女性(男1:女3、平均年齢66±13歳)・また、慢性肺血栓塞栓症において、平均肺...
スポンサーリンク
診察・検査

規則性のある不整(regularly irregular)と絶対的不整(irregularly irregular)

規則的な不整(regularly irregular)それ以外は正常な調律での間欠的な不整(例,期外収縮)、もしくは予測可能な不規則パターン例)一連の心拍間の反復的な関係絶対的不整(irregularly irregular)心拍と心拍の間...
心電図

たこつぼ型心筋症(Takotsubo(ampulla) cardiomyopathy)

概要・急性心筋梗塞に類似した胸痛と心電図変化を有しながら、それに伴う左心室の壁運動異常が一つの冠動脈支配領域を越えて広く存在し、かつ冠動脈には有意狭窄を認めないのが特徴・精神的、身体的ストレスを契機に発症するため、カテコールアミンや自律神経...
救急

起立性低血圧

診断基準(日本循環器学会.:失神の診断・治療ガイドライン(2012年改訂版))立位後3分以内に、① 収縮期血圧が20mmHg以上低下、または、② 収縮期血圧の絶対値が90mmHg未満に低下、あるいは③ 拡張期血圧が10mmHg以上低下がみら...
循環器

感染性心内膜炎

疑う病歴・数か月前に遡っての歯科治療歴・弁膜疾患・先天性心疾患・人工弁・感染性心内膜炎の既往・中心静脈ライン・血液透析症状・発熱(不明熱の鑑別疾患)・新規発症、あるいは増悪する心雑音・心不全症状(弁破壊、腱索断裂による)・体重減少・塞栓症(...
救急

腎梗塞

症状・突発的な持続する側腹部痛、腹部全体痛・痛みが一定(↔尿管結石では疝痛)・しばしば嘔気嘔吐を伴う・時に発熱を認める・尿管結石と誤診されることがある原因・心房細動(20%)腎梗塞患者の50%以上が心房細動を併存している・高位腹部大動脈粥腫...
循環器

動脈血栓と静脈血栓の違い

区別の必要性・同じ血栓症でも動脈血栓症と静脈血栓症では病態が異なり、治療も異なる。そのため両者は区別する必要がある動脈血栓症・血流が速い環境下における血栓症。・血流が速いと、血小板が活性化されやすいという現象がある。・血小板に対する「ずり応...
救急

深部静脈血栓症(所見、スコア)

DVTを疑う所見・限局性浮腫(片側下肢)・急性発症(<72時間)・腫脹>発赤、熱感(腫脹が発赤や熱感より目立つ)(↔蜂窩織炎では発赤や熱感が腫脹より目立つ)・Pratt徴候下肢挙上でも表在静脈が虚脱しない(感度29%、特異度85%)危険因子...
循環器

γ計算のコツ

1.体重は10㎏刻み(細かくても5㎏刻み)2・投与する薬剤を何倍希釈にするかを決める薬剤によって決まっている・ドパミンは1/3倍希釈(3㎎/mL)・ドブタミンは等倍(1㎎/mL)・ニカルジピンも等倍(1㎎/mL)・ノルアドレナリンなら20倍...
心電図

WPW症候群(Wolff-Parkinson-White syndrome)

疾患・早期脱分極症候群の一つ・先天的に心臓の正常な電気の伝導路以外に副伝導路(Kent束)を介する心房と心室の間の伝導が存在するもの。・心電図で「デルタ波」という波形が特徴で、不整脈がなくても診断される事がある・0.1~0.2%の頻度で検出...
心電図

異常Q波の定義

異常Q波の定義:「幅1mm(0.04秒)以上で、深さがR波の1/4以上のQ波」※例外(正常): V1、Ⅲ、aVLで単独に認める場合は正常
救急

不整脈原性右室心筋症(arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy:ARVC)

疾患・不整脈原性右室心筋症(arrhythmogenic right ventricular cardiomyopathy:ARVC)は、病理学的に右室主体の心筋の脂肪浸潤と線維化を認め、右室の拡大と機能低下および右室起源の心室性不整脈を特...
救急

心室性期外収縮、心室頻拍の治療

心室頻拍(VT)の定義心室性期外収縮が3連発以上で、心拍数が100/分以上となる状態症状が不安定→電気ショック単形性:同期下カルディオバージョン:100J不規則、多形性:非同期電気ショック150J薬物治療プロカインアミド・20㎎/分で開始。...
心電図

肥大型心筋症(hypertrophic cardiomyopathy:HCM)

疾患・約500人に1人の割合で認めるcommon diseaseである・心筋構成蛋白であるサルコメアなどの遺伝子変異によって発症する・約60%に家族歴がある・突然死や心不全、若年発症の心房細動など心血管イベントを生じる。・心エコーで著明な左...
心電図

左室肥大、右室肥大の心電図所見

左室肥大(LVH)の心電図所見・「左室肥大」とは、「左室高電位」所見のみでなく、加えて「QRS時間延長」かつ「ST-T変化」を伴う場合をいう。左室高電位の定義(Sokolow-Lyon基準)『SV1+V5~6のうち最も高いR波の合計≧35m...
エコー

経胸壁心エコー評価

1.LVEF(左室駆出率)・Teicholtz法(ティーショルズ法):簡易法・modified Simpson法:より正確・HFpEF(≧50%)、HFrEF(<40%)、HFmrEF(40%以上、50%未満)に分類2.壁運動範囲・びまん性...
スポンサーリンク