総合診療・家庭医療

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吃逆

参照: 診察 横隔膜周囲の病変の検索を行う 薬剤 クロルプロマジン(コントミン®、ウィンタミン®) ・第1選択 例)クロルプロマジン25~50㎎+生食100mL点滴静注 バクロフェン(リオレサール、ギャバロン) ・中枢性筋弛緩薬 ・5㎎錠 ...
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健診で指摘された肝障害への対応

1) 本当に肝臓がプライマリであるかの判断 ・心疾患(心不全や心筋梗塞)でもAST、LDHが上昇する ・ALPは骨疾患でも上昇(造骨性マーカー:前立腺癌で上昇することがある) ・ベンゾジアゾピン系でγ-GTPが誘導され上昇する ・総ビリルビ...
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2標本t検定と多重比較

2標本t検定 ・2つの独立した母集団があり、それぞれの母集団から抽出した標本の平均に差があるかどうかを検定することを「2標本t検定」といいます。 ・例えば、ある学校で行ったテストの点数が1組と2組とで差があるかどうかの検定や、被験者に対して...
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輸液(補液、点滴)の基礎知識

輸液の分類(晶質液と膠質液) 1)晶質液(crystalloid) ・細胞外液を自由に拡散できる小さな分子からなる電解質液のこと ・蒸留水と電解質、糖、乳酸などを混ぜてつくられた輸液製剤 ・生食、3号液など 2)膠質液(colloid) ・...
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日本の公的医療保険

国民健康保険 ・会社の健康保険など他の医療保険に加入できない方を対象とする医療保険。 ・自営業で会社に雇用されていない個人事業主などが加入しています。 組合けんぽ ・中規模から大手の企業が主に加入している健康保険 協会けんぽ ・「全国健康保...
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慢性下痢

急性と慢性の違い ・軟便(ブリストルスケール5~7)の期間が4週間未満のものを「急性下痢」、4週間以上を「慢性下痢」とする。 (2~4週間を「持続性」ということもある) ・急性下痢の原因は感染によるものが大半を占める ・4週間以上続く場合を...
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胃食道逆流症(GERD)について(非薬物療法を含む)

ガイドライン 胃食道逆流症 (GERD) 診療ガイドライン 2021 の概説 発症の機序 ① 一過性の下部食道括約筋弛緩 ② 腹圧上昇 筋力トレーニング 激しい運動 ③ 下部食道括約筋圧の低下 病型 ・食道粘膜障害を有する「びらん性GERD...
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廃棄物焼却炉

廃棄物焼却炉 安衛法第88条第3項 事業者は、建設業その他政令で定める業種に属する事業の仕事(建設業に属する事業にあつては、前 項の厚生労働省令で定める仕事を除く。)で、厚生労働省令で定めるものを開始しようとするときは、その計画を当該仕事の...
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咳嗽の鑑別、治療

持続期間による咳嗽の区分 急性:3週間未満 ・かぜ症候群(ウイルス性感冒) ・肺炎 ・COVID-19感染症 遷延性:3週間以上~8週間未満 ・感染後咳嗽 慢性:8週間以上 ・咳喘息 ・アトピー喘息 ・GERD ・COPD ・後鼻漏による咳...
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気管切開の管理

複管(二重管)タイプ気管切開チューブ ・気管切開チューブには外筒のみの単管(一重管)タイプと、内筒(インナーカニューレ)のある複管(二重管)タイプがある。 ・内筒を使用することの主な利点は、血液や喀痰などの分泌物により気管切開チューブの内腔...
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NHCAP(nursing and healthcare-associated pneumonia:NHCAP)医療・介護関連肺炎)

NHCAPの定義 下記の4項目のうち、1つでも該当する者をNHCAPとする ①長期療養型病床群もしくは介護施設に入所している(精神科病床も含む) ②90 日以内に病院を退院した. ③介護(PS(performance status)3以上)...
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P値とは(医療統計)

P値とは? ・P値の「P」は「Probability」のP P値の定義: 「差がない」という帰無仮説が正しい時、間違って差が出てしまう確率 ・母集団では差がないのに、抽出されたデータで差が出てしまう「間違いの確率」 ・つまりは「まぐれ当たり...
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TAFRO症候群

疾患 ・ 血小板減少(Thrombocytopenia) ・ 全身性浮腫 / 胸水 / 腹水(Anasarca) ・ 発熱(Fever) ・ 骨髄細網線維化(Reticulin fibrosis) ・ 臓器腫大 / 肝腫大 / 脾腫/リンパ...
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POEMS症候群(Polyneuropathy, Organomegaly, Endocrinopathy,M-Protein, and Skin Changes Syndrome)

参考: 1.概要 ・形質細胞の単クローン性増殖が基礎に存在し、形質細胞が産生する血管内皮増殖因子(VEGF)による血管透過性亢進が引き金となって多彩な臨床症状が出現する稀な疾患(人口10万人あたり0.3人) ・現在、本邦においては「クロウ・...
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高齢者の発熱診察(市中、院内)by Dr.たけし

夜間、休日でも緊急でワークアップする必要があるか、あるいは経過観察でよいかの判断 ※ 敗血症になっていないかを判断すること! qSOFA 「SBP≦100」 「RR≧22」 「GCS<15」(意識変容)のうち2つ以上あれば「敗血症疑い」 +...
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フレイル高齢者の浮腫

「圧痕性浮腫(pitting edema)」と「非圧痕性浮腫(non-pitting edema)」に分類 ① pitting edema(圧痕性浮腫) ・心不全、ネフローゼ症候群、肝硬変、深部静脈血栓症、薬剤性など ・圧痕性浮腫の場合、脛...
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抗菌薬投与期間に関する最近の知見

抗菌薬治療は従来より短期間でよい可能性が示唆 ・院内肺炎:7~8日 ・複雑性尿路感染症/腎盂腎炎:5~7日 ・グラム陰性桿菌による菌血症:7日 ・皮膚軟部組織感染症:5~6日 参考文献: J Hosp Med. 2018 May 1;13(...
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退院支援

参考文献:
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