脳神経系

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救急

痙攣(診察、検査、治療)

① まずはバイタルサインのチェック・まずは脈拍を触知し、意識以外のバイタルサインが概ね安定していれば「止めてよい痙攣」と考える。血圧測定↓・「急性症候性発作」や「症候性てんかん」では、通常血圧は上昇(頭部CT!)・血圧が低い、あるは脈が触れ...
脳神経系

熱性けいれん(熱性痙攣)

特徴(定義)熱性けいれん診療ガイドライン2015( 日本小児神経学会)「主に生後6~60か月までの乳幼児に起こる、通常は38℃以上の発熱に伴う発作性疾患(けいれん性、非けいれん性を含む)で、髄膜炎などの中枢神経感染症、代謝異常、その他の明ら...
診察・検査

認知症の早期発見、初診時検査(治療可能な認知症)

認知症診療の原則・アルツハイマー型認知症は、他の認知症の原因となる疾患の鑑別をして、どの疾患でもない場合に診断されることを認識しておくこと(除外診断である)認知症スクリーニング:Mini-CogMini-Cog・「3語の即時再生」「時計描画...
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脳神経系

発作性運動誘発性ジスキネジア

特徴・発作性運動誘発性ジスキネジア(Paroxysmal Kinesigenic Dyskinesia)は,座った状態から立ち上がったり,驚愕したり,運動の速度が変化したりなどの突然の動作によって引き起こされる,片側性あるいは両側性の不随運...
脳神経系

てんかん(epilepsy):抗てんかん発作薬(anti-seizure medication:ASM)、高齢者への処方など

「てんかん」の定義・大脳の神経細胞の過剰な電気活動により、反復して発作を起こす慢性の脳疾患。・明らかな原因がるものを「症候性てんかん」といい、原因のないものを「特発性てんかん」という。・「てんかん(epilepsy)」によって引き起こされた...
脳神経系

髄膜炎(身体所見、髄液検査、腰椎穿刺の適応判断、初期治療)

髄膜炎の3徴:「意識障害」「発熱」「頚部硬直」「意識障害」「発熱」「頚部硬直」・上記のうち少なくとも1つ認めるのは99%→ 3徴を全て認めなければ髄膜炎を除外できる可能性は高い髄膜刺激症状1.項部硬直(nuchal rigidity)・仰臥...
救急

可逆性脳血管攣縮症候群(reversible cerebral vasoconstriction syndrome:RCVS)

疾患・原因不明の可逆性の多発脳動脈の攣縮により、数日~数週間にわたる再発性の雷鳴頭痛、痙攣、神経学的症状を伴う疾患。・クモ膜下出血でない雷鳴頭痛のうち40%を占める・多くは3か月以内に自然軽快し予後良好である・脳梗塞、SAH、脳内出血を合併...
総合診療・家庭医療

可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)

可逆性後頭葉白質脳症(Posterior reversible encephalopathy syndrome;PRES)・意識障害,痙攣,頭痛,視力障害などを主症状とする症候群の 1 つ。血液脳関門の破綻を契機とした脳浮腫が誘因であると考...
脳神経系

鎮痛薬

急性腹症診療ガイドライン原因によらず、診断前の早期鎮痛薬使用を推奨NSAIDs・セレコキシブ(100mg)1回1錠 1日2回・ロコアテープ1日1~2枚 疼痛部の関節に貼付(1日最大2枚まで)アセトアミノフェンカロナール®(内服)・1回300...
救急

片頭痛(診断、治療、予防)

特徴・若年発症(10~30代)・女性に多い・発作の誘因:月経、ストレス、睡眠不足、チョコレート(チラミン)、チーズ(ヒスタミン)、赤ワイン(ヒスタミン)など・月経との関連が多い(女性の片頭痛の25%が月経関連)・嘔気、嘔吐を伴う・持続時間は...
総合診療・家庭医療

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛:medication overuse headache:MOH)

薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、medication overuse headache:MOH)・薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛、MOH)とは、鎮痛薬を頻繁に摂取することで発生する頭痛である。・典型的には、片頭痛や緊張型頭痛...
脳神経系

パーキンソン病(症状、治療)

疾患・中脳黒質緻密質のドパミン神経細胞内にレビー小体が形成され、神経細胞が脱落変性する・神経細胞に過剰に発現した「αシヌクレイン」が凝集・蓄積し、神経変性や細胞死を引き起こすことで発症する・ドパミン放出が障害されるが、後シナプスのドパミン受...
脳神経系

クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt‐Jakob disease, CJD)

疾患・クロイツフェルト・ヤコブ病(Creutzfeldt‐Jakob disease, CJD)は100万人に一人の割合で弧発性または家族性に生じ、脳組織の海綿(スポンジ)状変性を特徴とする疾患である。・CJD は1920 年代初頭、ドイツ...
救急

ブロムワレリル尿素による中毒(ブロム中毒)

概念・「ブロムワレリル尿素」を含む市販頭痛薬の過量内服もしくは依存により,急性ないし慢性中毒が生じます.・「ブロモバレリル尿素」は一部の市販の鎮痛薬に含まれています.非常に依存が生じやすいので避けたほうが安全です.米国などではすでに医薬品と...
診察・検査

MRI 撮影条件の特徴

参考サイト:T1,T2での組織の写り方・水:黒/白・脂肪:白/白・皮質骨:黒/黒・靱帯:黒/黒・下垂体後葉:白/撮影法DWI(diffusion- weighted image:拡散強調画像)・水分子の不規則な運動(ブラウン運動)を画像化し...
救急

急性期脳梗塞(NIHSS、rt-PA治療の適応、血栓回収療法、または適応外の場合)

脳梗塞rt-PA適正使用講習e-learning脳梗塞rt-PA適正使用e-Learningシステム・通年5月と11月に日本脳卒中学会のホームページより受講可能NIHSS(National Institute of Health Strok...
循環器

ヘパリン(未分画、低分子の違い、疾患別投与法)

ヘパリン(未分画、低分子の違い、疾患別投与法)
脳神経系

抗NMDA受容体抗体脳炎

疾患概要・「抗N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体脳炎」は、グルタミン酸受容体の一つであるNMDA受容体のGluN1サブユニットに対する抗体を介して発症する自己免疫介在性脳炎。・2007年にDalmauらにより若年成人...
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