脳神経系

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救急

ブロムワレリル尿素による中毒(ブロム中毒)

概念・「ブロムワレリル尿素」を含む市販頭痛薬の過量内服もしくは依存により,急性ないし慢性中毒が生じます.・「ブロモバレリル尿素」は一部の市販の鎮痛薬に含まれています.非常に依存が生じやすいので避けたほうが安全です.米国などではすでに医薬品と...
診察・検査

MRI 撮影条件の特徴

参考サイト:T1,T2での組織の写り方・水:黒/白・脂肪:白/白・皮質骨:黒/黒・靱帯:黒/黒・下垂体後葉:白/撮影法DWI(diffusion- weighted image:拡散強調画像)・水分子の不規則な運動(ブラウン運動)を画像化し...
循環器

ヘパリン(未分画、低分子の違い、疾患別投与法)

ヘパリン(未分画、低分子の違い、疾患別投与法)
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脳神経系

抗NMDA受容体抗体脳炎

疾患概要・「抗N-methyl-D-aspartate(NMDA)受容体脳炎」は、グルタミン酸受容体の一つであるNMDA受容体のGluN1サブユニットに対する抗体を介して発症する自己免疫介在性脳炎。・2007年にDalmauらにより若年成人...
脳神経系

Alzheimer(アルツハイマー)型認知症(症状、薬物療法)

症状・近時記憶障害で発症することが多い・進行に伴い、見当識障害や遂行機能障害、視空間認知障害が加わる・アパシーやうつ症状などの精神症状・病識の低下・振り返り徴候(head turning 徴候)問診の際など医師からの質問に対し、自信がないた...
脳神経系

多発性硬化症

疾患・中枢神経組織の脱髄性炎症疾患・ミエリンに対する自己免疫機序が原因・20~30代の若年女性に多い。・空間的時間的多発性が特徴。症状・視力、視野障害(初発症状として最多)・眼球運動障害・めまい・構音障害・筋力低下・感覚障害・小脳失調・膀胱...
救急

失神:失神三羽烏(心原性、起立性、神経調節性)、入院適応判断

3つの鑑別疾患群(失神三羽烏 by Dr.林)① 心原生(心血管性)失神② 起立性失神(出血、貧血、脱水)③ 神経調節性(反射性)失神(Neurally mediated syncope)(④として、薬剤性失神:薬剤性QT延長)失神の定義と...
脳神経系

前庭神経炎

疾患・原因は不明だが、主にウイルス感染(単純ヘルペス(HSV-1)が多い)や虚血によって前庭神経が障害されることによって起こるとされる説が有力・めまいの発現の数日前に上気道感染症、あるいは感冒に罹患していることがある。前駆症状として上気道炎...
診察・検査

くも膜下出血(警告出血、オタワSAHルール、MRI所見、初期対応など)

2次性頭痛のred flag sign・頭痛の1~5%は2次性頭痛『Dr.林のSNOOPY』S:・systemic symptoms/signs:全身症状(発熱、倦怠感、筋痛、体重減少)・systemic disease:全身性疾患(悪性腫...
救急

意識障害への初期対応(レベル評価、初期対応(Do Dont)、診察)

レベル評価1)Japan Coma Scale(JCS)・日本で主に使用される意識障害の深度(意識レベル)分類。※「JCS 100」のように表現するのが正式。「Ⅲ-300」とするのは開発者らの論文からも間違いである。Ⅰ.覚醒している(1桁の...
脳神経系

延髄外側症候群(Wallenberg症候群)

原因・椎骨動脈、後下小脳動脈(PICA)の閉塞・椎骨動脈、脳底動脈の解離診断の注意点・椎骨動脈解離が原因の場合、若年者にも発症することがある・MRI検査では急性期に病変が検出できないことが多い・否定できない場合、歩いて帰宅できない場合は「入...
脳神経系

ギラン・バレー症候群(Guillain-Barre Syndrome,;GBS)

疾患・明らかな原因は不明・上気道、腸管に由来する感染症、外科的処置、ワクチン接種などに伴って起こる自己免疫性の多発根神経炎。・約60%の症例で血清中に末梢神経細胞膜表面の構成成分である糖脂質(ガングリオシド)に対する抗体(抗ガングリオシド抗...
人間ドック・健診

採血(手技と合併症)

採血による末梢神経障害・採血時または採血後に採血部位の近くに存在する神経の支配領域に疼痛、感覚異常、運動機能異常などの神経損傷による症状が出現するもの。・症状は数日の経過で消失する痛みやしびれから、数年に渡り持続する痛みやしびれ・運動障害ま...
脳神経系

糖尿病性神経障害(糖尿病性ニューロパチー)

特徴・糖尿病患者の30~40%に発症・神経線維の変性、脱落は軸索の長さに依存するため、両下肢遠位(足趾、足底)から発症し、その後かなり進行した後に両手に発症する。・左右対称性(靴下・手袋型)・感覚障害優位(↔運動神経障害優位、筋萎縮では慢性...
脳神経系

手根管症候群

疾患・絞扼性神経障害の中で最多・40歳以上で多い・男女比:1:2(女性に多い)・両側性が多い・原因の特定できない特発性と、原因のある2次性に分類される・多くは特発性で、中年女性に多いが、特に両側性では2次性を考える・危険因子:女性、手の酷使...
循環器

心房細動(CHADS₂ score、治療など)

疾患有病率・加齢とともに増加し、80歳以上では男性約4%、女性約2%発症の危険因子・年齢・高血圧・弁膜症・心筋梗塞・うっ血性心不全・肥満・メタボリックシンドローム・飲酒増悪因子の管理・高血圧・糖尿病・禁煙・アルコール摂取制限・減量・睡眠時無...
脳神経系

アミロイドーシス(全身性、限局性)

アミロイドーシスとは・アミロイドーシス(amyloidosis)とは線維状蛋白であるアミロイドが心臓、腎臓、肝臓、脾臓、副腎、消化管(舌を含む)、末梢神経、皮膚、リンパ節、血管、滑膜、筋などの全身各組織に沈着する症候群である。・特定の臓器に...
脳神経系

対光反射

対光反射の起こる機序・対光反射の反射経路は、まず網膜に光が当たり、その刺激が視神経、視交叉を通して、エディンガー・ウェストファル核を経由し、動眼神経を介して、瞳孔括約筋に至り、瞳孔を縮瞳させる。
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