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痙攣(診察、検査、治療)

① まずはバイタルサインのチェック・まずは脈拍を触知し、意識以外のバイタルサインが概ね安定していれば「止めてよい痙攣」と考える。血圧測定↓・「急性症候性発作」や「症候性てんかん」では、通常血圧は上昇(頭部CT!)・血圧が低い、あるは脈が触れ...
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尿管結石

尿管結石の成分・シュウ酸カルシウム(最多)・リン酸カルシウム・尿酸・シスチン・薬剤(1~2%:抗菌薬、利尿薬、ビタミンD製剤など)検査尿潜血検査感度84%(偽陰性16%)、特異度48%(偽陽性が52%)・偽陰性が16%で、尿潜血陰性でも除外...
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熱中症

参考サイト・ガイドライン職場における熱中症予防情報(厚生労働省)環境省熱中症予防対策サイト職場における熱中症予防基本対策要綱の策定について熱中症診療ガイドライン2024(日本救急医学会)職場における熱中症対策の強化(令和7年6月1日施行)労...
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肋骨骨折(エコー)

基本方針・骨折の有無よりも合併症の有無(血気胸や肺挫傷など)が治療方針に影響するため、多発肋骨骨折や合併症の疑いがある場合は躊躇なくCTを施行すべきである。肋骨骨折のエコー胸部X線単独での肋骨骨折の感度は50%・リニアプローブ使用・骨皮質の...
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小児発熱診察(注意すべき3疾患)

小児バイタルサイン正常値+2SDを超える場合には異常と考える発熱以外の症状がみられない場合は?発熱以外の随伴症状が乏しい小児疾患突発性発疹副鼻腔炎髄膜炎心筋炎骨髄炎関節炎川崎病生後3か月未満児は注意!・発熱以外にあまり症状がみられないことが...
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壊死性軟部組織感染症(necrotizing soft tissue infection:NSTI)、壊死性筋膜炎

疾患・皮膚から筋肉までの軟部組織の壊死性感染症全般を指す。・表層の筋膜を主座とする事が多いため「壊死性筋膜炎」とも呼ばれるが、実際は皮膚から筋肉までの軟部組織の壊死性感染症全般を指す。• それらを包括的に理解し、正しく共通のマネジメントを行...
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気管支喘息(成人)の診断、長期管理薬

参考文献喘息予防・管理ガイドライン2024 一般社団法人日本アレルギー学会学術委員会 (著), JGL2024WG (著)気管支喘息の定義・概念「喘息予防・管理ガイドライン」では、気管支喘息の定義を次のように示している。①自然にあるいは治療...
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胸部・腹部大動脈解離、大動脈瘤(一般医による診断、緊急処置)

大動脈解離ガイドライン2020 年改訂版 大動脈瘤・大動脈解離診療ガイドライン(日本循環器学会 / 日本心臓血管外科学会 / 日本胸部外科学会 / 日本血管外科学会合同ガイドライン)大動脈径の「正常値」と「瘤」の判断基準・正常値:胸部大動脈...
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咽頭痛、咽頭炎の診察(5 killer sore throat(致死的咽頭痛)を含む)

診察の手順・本当に咽頭痛か?→「嚥下時痛」を伴えば、狭義の「咽頭痛」と診断できる→そうでない場合は、鑑別診断の方向性が異なってくる・突然発症:心筋梗塞や大動脈解離も考慮・甲状腺に圧痛があれば、亜急性甲状腺炎・若い女性では高安病の初期症状など...
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一酸化炭素中毒

一酸化炭素中毒とは一酸化炭素中毒(CO中毒)(職場の安全サイト)一酸化炭素中毒とは一酸化炭素中毒とは:一酸化炭素は不完全燃焼状態で炭素化合物が燃焼する際に発生し、無色・無臭で、その存在が感知しにくい気体ですが、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気...
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アナフィラキシー(ショック): 診断基準と救急対応

「日本アレルギー学会 アナフィラキシーガイドライン2022」日本アレルギー学会 アナフィラキシーガイドライン2022アナフィラキシーの定義と診断基準(アナフィラキシーガイドラインより)定義・アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複...
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脈圧

脈圧・脈圧とは「収縮期血圧と拡張期血圧の差」のことを指し,「1回心拍出量を反映」しています。・「脈圧の低下」は心拍出量の低下を示唆する。・脈圧×脈拍で心拍出量になるため,一般に脈圧が狭い場合(=低拍出状態)では,頻脈となって心拍出量を保とう...
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末梢循環不全兆候(CRT、mottling)

重症循環不全(敗血症など)を示唆する早期の指標として重要→敗血症の診療ではかならず皮膚を診ること!1.capillary refill time(CRT):毛細血管再充満時間・心臓より高い位置で評価・5~10秒爪床を圧迫・正常:小児、成人男...
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ショック(診断基準、理学所見)

ショック(日本救急医学会)ショック(日本救急医学会)定義生体に対する侵襲あるいは侵襲に対する生体反応の結果,重要臓器の血流が維持できなくなり,細胞の代謝障害や臓器障害が起こり,生命の危機にいたる急性の症候群。収縮期血圧90mmHg以下の低下...
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インスリン点滴内混注指示

基本原則・ブドウ糖10gにつき、速効型インスリン1単位混注※ その後の血糖値の推移を測定し、適宜調整する。点滴種類別投与例・ソリタT3(ソルデム3号):ブドウ糖 21.5g/500mL(4.3%w/v)→インスリン2単位混注から開始・ソリタ...
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呼吸困難に対する救急対応

まずは年齢、病歴、既往から鑑別(肺、心臓、気道、脳)若年者:気道遺物、喘息重積、気胸、過換気、貧血中高年:心不全、COPD、肺炎、肺血栓塞栓症、心筋梗塞、がん緊急!ショックを伴う場合・「サルも聴診器」で対応「さ(酸素)」「る(ルート確保)」...
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可逆性脳血管攣縮症候群(reversible cerebral vasoconstriction syndrome:RCVS)

疾患・原因不明の可逆性の多発脳動脈の攣縮により、数日~数週間にわたる再発性の雷鳴頭痛、痙攣、神経学的症状を伴う疾患。・クモ膜下出血でない雷鳴頭痛のうち40%を占める・多くは3か月以内に自然軽快し予後良好である・脳梗塞、SAH、脳内出血を合併...
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気管支喘息急性増悪時の治療(成人)

ガイドライン喘息予防・管理ガイドライン2024監修:一般社団法人日本アレルギー学会喘息予防管理ガイドライン2024WG喘息増悪(発作)の強度判定・患者来院時、病歴聴取とその臨床症状、バイタルサイン(血圧、心拍数、呼吸数、SpO2)から喘息増...
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