救急 片頭痛(診断、治療、予防) 特徴 ・若年発症(10~30代) ・女性に多い ・発作の誘因: 月経、ストレス、睡眠不足、チョコレート(チラミン)、チーズ(ヒスタミン)、赤ワイン(ヒスタミン)など ・月経との関連が多い(女性の片頭痛の25%が月経関連) ・嘔気、嘔吐を伴う... 2019.04.02 2025.02.19 救急脳神経系
救急 アセトアミノフェン(発熱時と疼痛時) 発熱時 カロナール®(内服) ・1回300~1000㎎、最大1日4000㎎ ・頓用時は4~6時間あける ・肝機能障害があればには避ける ・腎機能低下時に用量調整の必要なし ・抗炎症作用なし アセリオ®(点滴) ・1回300~500㎎、15分... 2024.05.22 2025.02.18 救急総合診療・家庭医療
救急 痙攣(診察、検査、治療) ① まずはバイタルサインのチェック ・まずは脈拍を触知し、意識以外のバイタルサインが概ね安定していれば「止めてよい痙攣」と考える。 ・「急性症候性発作」や「症候性てんかん」では、通常血圧は上昇(頭部CT!) ・血圧が低い場合はVFなどの循環... 2019.02.22 2025.02.16 救急脳神経系
救急 虫垂炎 症状 ・虫垂炎の症状出現順位は必ず『腹痛→嘔吐の順』(感度100%、特異度64%) (Abdominal Pain→Emesis(嘔吐))なので、AP(P)Eと記憶する) ・腹痛の後の食欲低下 ・心窩部、臍周囲部痛から右下腹部への移動(感度... 2019.03.12 2025.02.12 救急消化器
救急 胸部・腹部大動脈解離、大動脈瘤(一般医による診断、緊急処置) 1)胸部大動脈解離 ・胸部大動脈正常径:30㎜(腹部は20㎜) ・直径が正常径の1.5倍(胸部では45㎜、腹部では30㎜)を超えた場合に「瘤」と称する 診断の目安(強く疑う所見) ・裂けるような痛み ・痛みの移動(血管に沿って) ・胸部X線... 2019.01.28 2025.02.09 救急エコー循環器
救急 熱中症、WBGT(暑さ指数) 参考サイト・ガイドライン 職場における熱中症予防情報(厚生労働省) 環境省熱中症予防対策サイト 職場における熱中症予防基本対策要綱の策定について 熱中症診療ガイドライン2024(日本救急医学会) 熱中症(heat-related illne... 2022.02.23 2025.02.02 救急産業医・労働衛生コンサルタント
救急 カフェイン中毒 中毒量 1g 致死量 5~10g カフェインを含む飲料、薬剤 ・モンスター:160mg/本 ・レッドブル:80mg/本 ・コーヒー:80mg/杯 ・市販のカフェイン製剤:1錠100mg 症状 ・低カリウム血症 ・QT延長 カフェイン中毒の治... 2025.02.02 救急総合診療・家庭医療
救急 敗血症の定義(2016年改訂)、初期対応 敗血症の定義の改訂(2016年) ・敗血症の定義は2016年2月、ヨーロッパと米国の集中治療学会の合同委員会により改訂変更され、診断基準も新しいものになった。 ・従来まで「感染による全身性炎症反応症候群(Systemic Inflammat... 2019.02.04 2025.02.02 救急感染
救急 末梢循環不全兆候 重症循環不全(敗血症など)を示唆する早期の指標として重要 →敗血症の診療ではかならず皮膚を診ること! 1.capillary refill time(CRT):毛細血管再充満時間 ・心臓より高い位置で評価 ・正常2秒以内 2.mottlin... 2019.07.07 2025.02.02 救急診察・検査
救急 アナフィラキシー(ショック): 診断基準と救急対応 ガイドライン 日本アレルギー学会 アナフィラキシーガイドライン2022 アナフィラキシーの定義と診断基準(アナフィラキシーガイドラインより) 定義 ・アナフィラキシーとは、アレルゲン等の侵入により、複数臓器に全身性アレルギー症状が惹起され、... 2019.11.20 2025.02.02 救急
救急 壊死性軟部組織感染症(necrotizing soft tissue infection:NSTI)、壊死性筋膜炎 疾患 ・皮膚から筋肉までの軟部組織の壊死性感染症全般を指す。 ・表層の筋膜を主座とする事が多いため「壊死性筋膜炎」とも呼ばれるが、実際は皮膚から筋肉までの軟部組織の壊死性感染症全般を指す。 • それらを包括的に理解し、正しく共通のマネジメン... 2025.02.02 救急総合診療・家庭医療整形外科・外傷皮膚科
救急 一酸化炭素中毒 一酸化炭素中毒とは 一酸化炭素中毒(CO中毒)(職場の安全サイト) 一酸化炭素中毒とは 一酸化炭素は不完全燃焼状態で炭素化合物が燃焼する際に発生し、無色・無臭で、その存在が感知しにくい気体ですが、空気とほぼ同じ重さ(比重(空気を1としたとき... 2020.08.05 2025.01.29 救急産業医・労働衛生コンサルタント呼吸器
救急 急性腹症(怖い腹痛、外科医コール適応基準、造影CT撮影基準) 『急性腹症』の定義 急性腹症は、発症1週間以内の急性発症で手術などの迅速な対応が必要な腹部(胸部なども含む)疾患である。 激痛を来す「こわい腹痛」 1.血管が「詰まる」、「破れる」 (これらは激痛を来すのに腹膜刺激症状が出ないことがある) ... 2019.04.27 2024.12.21 救急消化器
救急 出血性ショックの輸液、輸血 ルート確保 ・20G以上の穿刺針で、2か所で確保する 細胞外液補液 ・Shock Indexから想定される体液喪失量を1時間で補液する Shock Indexと推測される体液喪失量 0.5(正常) 1.0(軽症):1.0L(23%)の体液喪... 2024.12.12 救急
救急 BPPV(典型的眼振、中枢性眩暈の除外) まずは「中枢性めまい」の除外から! 「めまいの4D」の確認を! 構音障害(dysarthria) 嚥下障害(dysphagia) 複視(diplopia) 感覚障害(dysesthesia) ・その他: 「頭痛」 「体幹失調」(歩けない眩暈... 2019.04.10 2024.12.09 救急耳鼻科
救急 蛇(マムシ)咬症 参照:マムシ咬傷高松赤十字病院 神野泰輔医師) マムシの特徴 ・三角形の頭、銭形の文様 ・典型的には二つの歯牙痕(約1cmの間隔) 参照: マムシの毒の作用 出血作用、腫脹作用 壊死作用 血小板凝集作用 血小板凝集阻止作用 トロンビン様作用... 2019.12.18 2024.12.05 救急整形外科・外傷
救急 日本紅斑熱 疾患 ・ダニ(マダニ)媒介によるリケッチア感染症(※ツツガムシ病もリケッチア感染症) ・紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonica を起因病原体とし、野山に入りマダニに刺咬されることにより感染する。 ・媒介ダニは、キチ... 2023.04.19 2024.11.21 救急感染
救急 「発熱+皮疹(fever and rush)」の鑑別診断(不明熱診察) 参考サイト: 症状から考えるべき感染症(日本感染症学会) 「発熱+皮疹」時の7つのキラー疾患 ”SMARTTT” 最低限、これだけは見逃すな! SMARTTT S: sepsis(敗血症) M:meningococcemia(髄膜炎) A:... 2020.06.26 2024.11.21 救急皮膚科