総合診療・家庭医療 ケアの継続性(continuity of care) 定義 ・「ケアの継続性」とは、患者やその家族との間にケアチームやチーム内のメンバーと継続的な関係を築き、療養場所が外来、入院、自宅、施設などを移動する際にもスムーズに調整される臨床ケアをいう。 継続的なケアを実践するために意識すべき要素 ①... 2023.11.20 総合診療・家庭医療
緩和治療 トータルペイン(全人的苦痛) トータルペイン(全人的苦痛) ①「身体的苦痛」 ・がんそのものやがんの治療によって生じる副作用などの苦痛 ・痛み、吐き気、便秘、全身倦怠感、呼吸困難など ②「精神的苦痛」 ・気持ちが落ち込んでしまったり不安を感じてしまったりといった苦痛 ・... 2023.11.10 2023.11.20 緩和治療
総合診療・家庭医療 アルコール関連問題(単位、適正量、依存の診断) 単位 ・1ドリンク=アルコール10g ・1単位=2ドリンク=アルコール20g 純アルコール量の計算 純アルコール量(g)=「摂取量(mL)」×「度数(%)」/100 × 0.8 ・ビール:5% ・焼酎:25% 節度ある適度な飲酒(健康日本2... 2019.05.13 2023.11.20 総合診療・家庭医療消化器精神科
内分泌・代謝 更年期障害 更年期障害とは (参照:) ・基本的に「除外診断」である 病態 ・閉経前の5年間と閉経後の5年間とを併せた10年間を「更年期」という。 ・「閉経」とは、卵巣の活動性が次第に消失し、ついに月経が永久に停止した状態をいう。 ・45歳以降で、1年... 2021.03.27 2023.11.20 内分泌・代謝産婦人科
小児科 小児の気管支喘息 長期管理の重症度: 長期管理に関しては、治療前の臨床症状に基づく小児気管支喘息の重症度分類によりまず重症度を判定する。 小児気管支喘息の重症度分類 ・間欠型:軽い症状が年に数回生じる程度で、呼吸が苦しくなっても薬で治り、短期間で症状が改善し... 2023.11.09 2023.11.20 小児科
救急 小児発熱診察(注意すべき3疾患) 発熱以外の症状がみられない場合は? 発熱以外の随伴症状が乏しい小児疾患 突発性発疹 副鼻腔炎 髄膜炎 心筋炎 骨髄炎 関節炎 川崎病 生後3か月未満児は注意! ・発熱以外にあまり症状がみられないことがある。 ・生後3か月未満児の発熱では重症... 2019.03.26 2023.11.20 救急小児科
小児科 夜尿症 定義 ・「5歳以上の小児の入眠中の間欠的な尿失禁を夜尿症(nocturnal enuresis)とし、1ヶ月に1回以上の夜尿が3ヶ月以上続くものを指す。この夜尿症の定義では、昼間尿失禁や他の下部尿路症状(lower urinary trac... 2023.11.20 小児科
小児科 突発性発疹 疾患 ・突然の高熱と解熱前後の発疹(ほっしん)が特徴で、特に治療をすることなく改善するウイルス感染症の一つ。 ・乳幼児期、特に6~18か月の間に罹患することが多い。5歳以上はまれである。 ・乳幼児がヒトヘルペスウイルス6、7型の感染による突... 2023.11.09 2023.11.20 小児科
救急 虫垂炎 症状 ・虫垂炎の症状出現順位は必ず『腹痛→嘔吐の順』(感度100%、特異度64%) (Abdominal Pain→Emesis(嘔吐))なので、AP(P)Eと記憶する) ・心窩部、臍周囲部痛から右下腹部への移動(感度 64%、特異度82%... 2019.03.12 2023.11.20 救急消化器
眼科 結膜炎(細菌性、ウイルス性、アレルギー性) 鑑別点 感染性 ・痒みや乳頭増殖を伴うことは少ない ・粘液性、膿性ないし水様性眼脂を呈することが多い。 ・耳前リンパ節腫脹は、ウイルス性かクラミジア性でみられる。正常でもリンパ節を触れることがあるので、正常にはない「圧痛」に注意する。 非感... 2023.11.20 眼科
皮膚科 尋常性痤瘡 ガイドライン 尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023 疾患情報(疫学・病態) ・尋常性痤瘡とは、顔面、胸背部の毛包・脂腺系を場とする脂質代謝異常(内分泌的因子)、角化異常、細菌の増殖が複雑に関与する炎症性疾患である。 ・尋常性痤瘡は「青... 2023.11.08 2023.11.20 皮膚科
耳鼻科 急性中耳炎 ガイドライン 小児急性中耳炎診療ガイドライン 2018年版 急性中耳炎の重症度分類(2018年版) 急性中耳炎の重症度分類 年齢 ≧24か月齢 +0 <24か月齢 +3 耳痛 なし +0 あり +1 持続性の高度疼痛 +2 発熱 <37.5... 2023.11.17 2023.11.20 耳鼻科小児科
診察・検査 貧血の鑑別、検査 貧血の定義 Hb男性13g/dL、女性12g/dL未満 貧血の分類 ・平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球ヘモグロビン量(MCH)、平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)を計算による分類 ・MCV低値、MCH低値、MCHC低値であれば『小球... 2019.04.04 2023.11.19 診察・検査血液
アレルギー IgA血管炎(Henoch-Schönlein紫斑病) 疾患 ・触れることのできる皮膚の紫斑(palpable purpura)がみられ、関節痛や腹痛・下血などの消化管症状、腎障害を合併することがある全身性の小型血管炎。 ・病因は未だ明らかではないが、IgAを含む免疫複合体の関与する全身疾患であ... 2022.08.17 2023.11.17 アレルギー
腎臓 IgA腎症 ガイドライン IgA腎症診療ガイドライン 2020 疾患 ・慢性糸球体腎炎のうち、糸球体メサンギウム細胞と基質の増殖性変化と、メサンギウム領域へのIgAを主体とする沈着物とを認めるものをいう。 ・同義語として「IgA腎炎」などがある。 ・慢... 2023.11.02 2023.11.17 腎臓
脳神経系 重症筋無力症 参照 概要 ・重症筋無力症(MG)は、神経筋接合部のシナプス後膜上の分子に対する臓器特異的自己免疫疾患で、筋力低下を主症状とする。 ・本疾患には胸腺腫や胸腺過形成などの胸腺異常が合併する。自己免疫の標的分子はニコチン性アセチルコリン受容体... 2021.11.10 2023.11.17 脳神経系
血液 リンパ節腫脹(腫大)へのアプローチ 問診、診察 「ALL AGES」 ・Age:年齢 ・Location:腫脹部位 ・Length:腫脹期間 ・Associated signs and symptoms:随伴症状 ・Generalized lymphadenopathy:全身... 2022.01.18 2023.11.17 血液
総合診療・家庭医療 再発性アフタ性口内炎 疾患 ・3-5mmの口内炎が1個から複数できて1-2週間で改善しますが、しばらくするとまた繰り返す疾患 ・口内炎以外には希に陰部潰瘍を合併することもある他の症状はありません。 ・多くが思春期頃に発症し、年齢と共に軽くなることが多いとされる。... 2023.11.17 総合診療・家庭医療消化器