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人間ドック・健診

騒音作業(健康診断、作業環境測定、聴覚保護具、ガイドライン)

可聴域、日常会話での周波数域 ・可聴域(健康成人が感知できる周波数の最小値と最大値)は一般に20~20,000Hzといわれている。 ・日常会話での周波数域は250 ~4,000 ㎐ 程度である。 騒音・振動の単位「dB(デシベル)」について...
産業医・労働衛生コンサルタント

インジウム・スズ酸化物:ITO

インジウム・スズ酸化物 用途 ・酸化インジウム(In2O3)に数%の酸化スズ(SnO2)を添加した化合物のこと。英文名は,Indium Tin Oxide(ITO)。 ・テレビ、パソコン、スマートフォン等に用いる液晶の透明電極の原料。 ・可...
整形外科・外傷

創傷処置

止血 1)直接圧迫 ・活動性出血の場合、出血点の直接圧迫を開始したら、10~15分間は動かさず圧迫を続ける (何度も止血を確認すると結局止血に時間を要してしまうことになる) ・「カルトスタット®」や「ソーブサン®」などのアルギン酸塩の止血剤...
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救急

痙攣(診察、検査、治療)

① まずはバイタルサインのチェック ・まずは脈拍を触知し、意識以外のバイタルサインが概ね安定していれば「止めてよい痙攣」と考える。 ・「急性症候性発作」や「症候性てんかん」では、通常血圧は上昇(頭部CT!) ・血圧が低い場合はVFなどの循環...
感染

破傷風(予防、治療)

破傷風 ・C.tetani感染症(嫌気性菌)を病原体とする人獣共通感染症の一つ。 ・病原菌が産生する神経毒による急性中毒である。 ・集団感染によるアウトブレイクは起きない。 ・日本では感染症法施行規則で5類感染症全数把握疾患に定められており...
内分泌・代謝

糖尿病緊急症(高血糖緊急症、正常血糖ケトアシドーシス)

高血糖による緊急症(糖尿病の救急):DKAとHHS ※基本的にはICU管理 ・糖尿病性ケトアシドーシス(diabetic ketoacidosis;DKA) ・高浸透圧高血糖症候群(hyperosmolar hyperglycemic st...
健康管理

化学物質の有害性

無毒性量(NOAEL)と最小毒性量(LOAEL) ・「無毒性量(NOAEL:No Observed Adverse Effect Level)」と「最小毒性量(LOAEL:: Lowest Observed Adverse Effect L...
産業医・労働衛生コンサルタント

労働災害(労働災害が起きた際の事業者の責任)

労災統計 ・労働災害による死亡者数は、平成27年(2015年)以降は年々減少傾向にあり、毎年1,000人を下回っている(2022年:774人) ・なお、2017年から2020年(令和2年)までは、死亡災害は毎年減少していたが、その前後、20...
産業医・労働衛生コンサルタント

防護係数

防護係数 ・「防護係数」とは、保護具によって得られる防護効果を表す係数で、環境中の有害物質濃度と吸気中の有害物質濃度を測定し下記の式で算出されます PFr=C Cout / CCin PFr:防護係数、CCout:マスクの面体等の外側の有害...
産業医・労働衛生コンサルタント

呼吸用保護具

呼吸用保護具とは ・呼吸用保護具とは、粉じん、ヒューム、ガスなどの有害物質を吸入しないようにするために、口と鼻、または頭部全体を覆うように設計された保護具である。 ・大きく「ろ過式」と「給気式」の2 種類に分類される 分類 ろ過式: ・ろ過...
産業医・労働衛生コンサルタント

リスクアセスメント(危険有害性、ハザードとリスク、リスク低減措置の実施順位)

ハザードとリスク 5 危険性・有害性から労働災害へ ハザード(危険性又は有害性) ハザードとは「危険性・有害性」そのもののことをいう。 危険性:引火や爆発、腐食などを引き起こすおそれのこと 爆発・火災・漏洩による中毒・薬傷などのうに、比較的...
産業医・労働衛生コンサルタント

作業環境測定士

作業環境測定士 ・作業環境測定士は、職場の有害物質などの測定をおこない、環境改善を図ると同時に労働者の健康を守ることも主な職務とする国家資格です。 ・作業環境測定士には、デザイン、サンプリング、分析(解析を含む)のすべてを行うことができる「...
労働衛生関連法令

機械等に係る規制内容

厚生労働大臣が定める規格(構造規格等)又は安全装置を具備すべき機械等 ・再圧室 ・潜水器 ・エツクス線装置 ・ガンマ線照射装置 ・チエーンソー 内燃機関を内蔵し、かつ排気量が 40 立方センチメートル以上 ・防じんマスク (ろ過材及び面体を...
産業医・労働衛生コンサルタント

作業主任者

作業主任者とは ・作業主任者は、「労働安全衛生法第14条」により、労働災害を防止するための管理を必要とする一定の作業について、その作業の区分に応じて選任が義務付けられているものです。 ・作業主任者は、①作業の直接指揮、②使用する機械等の点検...
皮膚科

抗ヒスタミン薬(種類と使い分け)

「抗アレルギー薬」と「抗ヒスタミン薬」の違い 抗アレルギー薬とは ・アレルギーの初期反応である、細胞からアレルギー物質が出るのを防ぐのを「抗アレルギー作用」という。 ・「抗アレルギー薬」は広義ではアレルギー疾患の治療薬のすべてを含む。しかし...
予防

喫煙、禁煙指導

喫煙について ・喫煙率 16.7%(男性27.1%、女性7.6%) ・比較的若い女性層では、喫煙率が上昇している ・タバコに含まれる発癌物質は約70種類ある pack-years(喫煙指数) ・喫煙の量を示す国際的な指標 ・計算式: pac...
整形外科・外傷

腰椎椎間板ヘルニア、椎間板痛(神経根症状、治療)

好発部位 腰椎前弯が最も強い下位腰椎に多い ・L4/5 ・L5/S 病型 後外側型(80%) →神経根症状(一側の下肢痛) 後正中型(10%) →後縦靭帯の痛み(いわゆる腰痛) 神経根症状 L1-3 ・FNST陽性 L4 ・大腿四頭筋(膝伸...
整形外科・外傷

腰痛症(red flag sign)

腰痛の疫学 ・腰痛の罹患率 有訴率:40~50% 既往歴:70~80% ・急性腰痛の70%は原因不明の非特異的腰痛(3週間以内に自然軽快) ・原因疾患の97%は整形疾患、2%が腹部内蔵疾患、1%が脊椎がんや炎症性関節炎、感染症 分類 1)原...
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