総合診療・家庭医療 しぶり腹の鑑別疾患 診察の原則 「しぶり腹(うんちしたい症候群)」を認識した時点で、骨盤腔内の大腸に接した炎症や出血性病態、消化管の悪性腫瘍を常に念頭に置き、直聴診を怠らないこと。 鑑別疾患 ・腹部大動脈瘤切迫破裂 ・急性虫垂炎 ・大腸憩室炎 ・感染性大腸炎 ... 2024.11.25 総合診療・家庭医療診察・検査消化器
総合診療・家庭医療 便秘(生活指導、下剤の種類と使い分け) ガイドライン 便通異常症診療ガイドライン2023―慢性便秘症 監修・著編者 日本消化管学会 ※ まずは薬剤性便秘の除外 便秘を惹起しうる薬剤 ・鎮痛薬:NSAIDs、麻薬 ・抗コリン薬:鎮痙薬、抗うつ薬、抗精神病薬、抗パーキンソン病 ・降圧... 2021.02.01 2024.11.25 総合診療・家庭医療消化器
人間ドック・健診 騒音作業(健康診断、作業環境測定、聴覚保護具、ガイドライン) 可聴域、日常会話での周波数域 ・可聴域(健康成人が感知できる周波数の最小値と最大値)は一般に20~20,000Hzといわれている。 ・日常会話での周波数域は250 ~4,000 ㎐ 程度である。 騒音・振動の単位「dB(デシベル)」について... 2022.08.02 2024.11.22 人間ドック・健診産業医・労働衛生コンサルタント
膠原病 抗リン脂質抗体症候群 抗リン脂質抗体症候群とは ・抗リン脂質抗体(aPL)には「抗カルジオリピン抗体」「ループスアンチコアグラント」「ワッセルマン反応(STS)偽陽性」などが含まれる。 ・これらの抗体を有し、臨床的に動・静脈の血栓症、血小板減少症、習慣流産・死産... 2023.10.05 2024.11.21 膠原病
労働衛生一般 「量‐影響関係」と「量‐反応関係 量‐影響関係 ・「量-影響関係」とは、個体レベルでの用量(ばく露量)と影響の間の関係である。 (個人的影響、影響を受けやすい人) ・ある固体に対してある有害物質をばく露させると、閾値のある物質では、無毒性量以下の曝露では毒性は発現せず、この... 2024.02.28 2024.11.21 労働衛生一般
救急 日本紅斑熱 疾患 ・ダニ(マダニ)媒介によるリケッチア感染症(※ツツガムシ病もリケッチア感染症) ・紅斑熱群リケッチアの一種 Rickettsia japonica を起因病原体とし、野山に入りマダニに刺咬されることにより感染する。 ・媒介ダニは、キチ... 2023.04.19 2024.11.21 救急感染
感染 ツツガムシ病 ツツガムシ病はOrientia tsutsugamushi を起因菌とするリケッチア症であり、ダニの一種ツツガムシによって媒介される。患者は、汚染地域の草むらなどで、有毒ダニの幼虫に吸着され感染する。発生 はダニの幼虫の活動時期と密接に関係... 2024.11.21 感染
救急 「発熱+皮疹(fever and rush)」の鑑別診断(不明熱診察) 参考サイト: 症状から考えるべき感染症(日本感染症学会) 「発熱+皮疹」時の7つのキラー疾患 ”SMARTTT” 最低限、これだけは見逃すな! SMARTTT S: sepsis(敗血症) M:meningococcemia(髄膜炎) A:... 2020.06.26 2024.11.21 救急皮膚科
総合診療・家庭医療 皮疹の分類、記載法 大きさ ・皮疹が単発ないし2~3個程度のときは面倒がらずに物差しを当てて数字で記載するのがよい ・異なった大きさの皮疹がたくさんある場合には,「小豆大から大豆大までの」「2 ~10 mmの」などと表現する. 炎症性疾患の場合: なじみのある... 2024.05.24 2024.11.21 総合診療・家庭医療皮膚科
産業医・労働衛生コンサルタント 振動障害防止対策、振動障害予防対策指針 振動障害とは 振動障害の予防のために ※ 厚生労働省職場のあんぜんサイト「振動障害」(安全衛生キーワード) ・「振動障害」は、チェーンソー、グラインダー、刈払機などの振動工具の使用により発生する手指等の末梢循環障害、末梢神経障害及び運動器(... 2024.01.31 2024.11.20 産業医・労働衛生コンサルタント
産業医・労働衛生コンサルタント GHS(化学品の分類および表示に関する世界調和システム :Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals) 化学品の分類および表示に関する世界調和システム (Globally Harmonized System of Classification and Labeling of Chemicals:GHS) GHS:化学品の分類および表示に関する... 2024.05.10 2024.11.19 産業医・労働衛生コンサルタント
総合診療・家庭医療 栄養管理、経管栄養、経腸栄養 栄養の評価法 栄養に関する代表的な身体計測 ・身長、体重(BMI) ・腹囲 ・上腕三頭筋皮下脂肪厚(TSF) ・上腕周囲長(AC) ・上腕筋周囲長 ・上腕筋面積 BMI ・BMI<18.5で低体重、BMI≧25.0で肥満と診断 ・「12か月... 2021.04.23 2024.11.19 総合診療・家庭医療消化器
救急 ブロムワレリル尿素による中毒(ブロム中毒) 概念 ・「ブロムワレリル尿素」を含む市販頭痛薬の過量内服もしくは依存により,急性ないし慢性中毒が生じます. ・「ブロモバレリル尿素」は一部の市販の鎮痛薬に含まれています.非常に依存が生じやすいので避けたほうが安全です.米国などではすでに医薬... 2024.11.19 救急総合診療・家庭医療脳神経系
労働衛生一般 粉じん障害防止規則 じん肺の原因 ・じん肺の大部分は職業性の無機粉じんばく露が原因 ・石炭、遊離珪酸、炭素、珪酸化合物、酸化鉄、アルミニウム、ベリリウムなど 吸入される粒子状物質の粒径と気道内到達部位 1 吸引性粉じん(inhalable:インハラブル)(10... 2024.03.05 2024.11.18 労働衛生一般
産業医・労働衛生コンサルタント 安全委員会、衛生委員会、安全衛生委員会 労働安全衛生法第18条 ・「事業者は、政令で定める規模の事業場ごとに、次の事項(後述)を調査審議させ、 事業者に対し意見を述べさせるため、衛生委員会を設けなければならない。」 ・常時50人以上の労働者を使用する事業場には、衛生委員会の... 2022.09.05 2024.11.15 産業医・労働衛生コンサルタント
産業医・労働衛生コンサルタント 高年齢労働者の安全と健康確保 参考サイト 高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン(エイジフレンドリーガイドライン) (令和2年3月16日基安発0316第1号) 高年齢労働者の安全と健康確保のためのガイドライン (エイジフレンドリーガイドライン) 第1 趣旨 本... 2024.11.12 2024.11.15 産業医・労働衛生コンサルタント
労働衛生一般 「フレイル」「 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)」「サルコペニア」との相違点 高年齢労働者に発生する休業4日以上の労働災害の特徴 ・災害の 発生率(千人率)では、若年層と高年齢労働者で高くなる傾向がみられる。 ・60 歳以上の男女別の労働災害発生率(死傷年千人率)を 30 代と比較すると、男性は約2倍、女性は約5倍と... 2024.08.19 2024.11.15 労働衛生一般
産業医・労働衛生コンサルタント 特定化学物質障害予防規則(特定化学物質、特別管理物質) 特定化学物質 ・「特定化学物質」とは、労働者に健康障害を発生させる(可能性が高い)物質として、労働安全衛生法の「特定化学物質等障害予防規則」で定められた化学物質をいう。 ・特定化学物質は有害性のレベルに応じて「第一類」「第二類」「第三類」に... 2024.05.02 2024.11.14 産業医・労働衛生コンサルタント